DeltaーFly Pharma株式会社の最新の決算報告をご紹介します。がん治療薬の研究開発に注力する同社は、第3四半期まで着実に事業を進めています。
企業情報
企業名: DeltaーFly Pharma株式会社
証券コード: 45980
決算期: 2023年3月期
DeltaーFly Pharma株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?
DeltaーFly Pharma株式会社の決算期は3月期です。決算日は3月31日で、四半期決算は6月、9月、12月に発表されます。
主な事業
DeltaーFly Pharma株式会社は、主にがん治療薬の研究開発を手がけています。「モジュール創薬」と呼ばれる独自の創薬プロセスを活用し、6つのパイプラインを展開しています。高齢化によるがん患者の増加や、新薬の高額化などの課題に対して経済的で安心できる治療法の提供を目指しています。
今期の業績と利益率は?
当第3四半期累計期間の業績は、事業収益がなく、営業損失は949百万円となりました。経常損失は971百万円、四半期純損失は972百万円と、赤字決算となりました。これは、開発パイプラインの臨床試験の進展に伴う研究開発費の増加が主因です。
売上・利益の推移
DeltaーFly Pharma株式会社は創業以来、事業収益がなく、営業損失、経常損失、四半期純損失を計上し続けています。これは、研究開発段階にあるため、まだ収益が出ていないためです。しかし、パイプラインの臨床開発を確実に進めており、今後の成果に期待が高まっています。
四半期連結貸借対照表について
DeltaーFly Pharma株式会社の当第3四半期会計期間末の財政状態は以下の通りです。
資産の部
当第3四半期会計期間末の資産合計は1,780百万円となり、前事業年度末と比較して873百万円増加しました。これは主に、現金及び預金の増加によるものです。
負債の部
当第3四半期会計期間末の負債合計は91百万円となり、前事業年度末と比較して24百万円減少しました。これは主に、未払金の減少によるものです。
純資産の部
当第3四半期会計期間末の純資産合計は1,689百万円となり、前事業年度末と比較して897百万円増加しました。これは主に、第三者割当による新株式発行や新株予約権の権利行使により、資本金及び資本剰余金が増加したことによるものです。
ROAとROE
DeltaーFly Pharma株式会社は研究開発段階にあるため、ROAやROEは低水準に推移しています。しかし、パイプラインの臨床開発が進み、今後の成果が期待されることから、収益性の向上が見込まれます。
キャッシュフロー
DeltaーFly Pharma株式会社は、研究開発投資に伴う営業キャッシュフローの減少が続いています。一方で、新株発行による財務キャッシュフローの増加により、当第3四半期会計期間末の現金及び預金は1,727百万円と、前事業年度末から883百万円増加しています。
配当の支払額
DeltaーFly Pharma株式会社は、現在のところ配当の実施予定はありません。研究開発段階にあり、今後の成果を待つ必要があるため、当面は内部留保に注力する方針です。
今後の展望
DeltaーFly Pharma株式会社は、抗がん剤候補化合物の臨床試験を着実に進めています。特に、米国での第3相試験が進む「DFP-10917」の成果が期待されます。今後も、経済的で安心できるがん治療薬の実現に向けて、研究開発に全力で取り組んでいく方針です。
編集部のまとめ
DeltaーFly Pharma株式会社は、がん治療薬の研究開発に注力している企業です。当第3四半期は赤字決算となりましたが、6つのパイプラインを着実に進めており、今後の成果に期待が高まっています。今後の収益性の向上と、経済的で安心できるがん治療薬の実現に注目していきましょう。
DeltaーFly Pharma株式会社の決算日や配当についてまとめました。
DeltaーFly Pharma株式会社の決算期は3月期で、決算日は3月31日です。四半期決算は6月、9月、12月に発表されます。また、同社は現在のところ配当の実施予定はなく、内部留保に注力する方針です。今後の成果に期待が高まっています。