株式会社コシダカホールディングスの最新の決算報告書が公開されました
この企業は、カラオケ事業と不動産管理事業を主力とする会社で、業績好調が続いています。
決算期は毎年8月31日で、この時期に年度末の決算を行っています。
カラオケ事業では、国内・海外で積極的な出店を進めており、当期は国内632店舗、海外21店舗まで増加しました。
売上高は前年同期比で16.9%増加し、営業利益、経常利益、純利益も大幅に増加しました。
企業情報
企業名: 株式会社コシダカホールディングス
証券コード: 21570
決算期: 8月31日
株式会社コシダカホールディングスの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社コシダカホールディングスの決算日は8月31日です。
毎年8月に第4四半期の決算を行い、11月下旬に決算発表をしています。
この時期は冬季商戦前の最需要期にあたるため、この時期の業績が1年の大きな目安になります。
主な事業
株式会社コシダカホールディングスは、カラオケ事業と不動産管理事業を主要な事業としています。
カラオケ事業では、国内外でカラオケ店「カラオケまねきねこ」の出店を積極的に行っています。
不動産管理事業では、自社保有の商業施設の賃貸管理などを行っています。
近年はカラオケ以外のエンターテインメントの提供や新たな収益モデルの開発にも力を入れています。
今期の業績と利益率は?
当期の売上高は131億82百万円と前年同期比で16.9%増と好調でした。
営業利益は5億73百万円と7.3%増、経常利益は10億21百万円と90.5%増、
親会社株主に帰属する四半期純利益は7億87百万円と大幅な増益となりました。
利益率も改善傾向にあり、営業利益率は4.3%、経常利益率は7.7%と高水準となっています。
売上・利益の推移
売上高は過去3年連続で増加しており、
営業利益、経常利益、純利益も直近3期で大幅に増加する好調な推移となっています。
特にカラオケ事業の好調な業績が全社の業績を牽引しています。
不動産管理事業も堅調に推移しており、全体としてバランスの取れた収益構造となっています。
四半期連結貸借対照表について
当期末の総資産は545億43百万円と前期末比で4.3%減少しました。
流動資産は82億43百万円と大きく減少しましたが、
固定資産は463億円と3.7%増加しており、設備投資が順調に進んでいることがわかります。
資産の部
流動資産は主に現金及び預金の44億44百万円の減少により大きく減少しました。
一方、固定資産は建物及び構築物の9億93百万円増加などで全体として増加しています。
積極的な設備投資が行われていることがうかがえます。
負債の部
流動負債は27億36百万円減少し、固定負債は1億円増加しました。
流動負債の減少は未払法人税等の19億43百万円減少が主な要因です。
固定負債の増加は資産除去債務の2億6百万円増加によるものです。
純資産の部
純資産は255億66百万円と前期末比で0.7%増加しました。
利益剰余金が2億16百万円増加したことが主な要因です。
自己資本比率も前期末の44.5%から46.9%に上昇しており、財務体質が改善されています。
ROAとROE
ROA(総資産経常利益率)は1.9%と前年同期比で0.8ポイント改善しました。
ROE(自己資本当期純利益率)も3.1%と前年同期比で1.2ポイント向上しています。
これは主に経常利益や当期純利益の大幅な増加によるものです。
収益力の向上と資産の効率的な活用が進んでいると評価できます。
キャッシュフロー
営業活動によるキャッシュ・フローは2億57百万円の収入となりました。
一方、投資活動によるキャッシュ・フローは12億1百万円の支出、
財務活動によるキャッシュ・フローは35億円の支出となりました。
全体としては44億44百万円の減少となっています。
配当の支払額
当期の1株当たり配当金は7円と前期の4円から大幅に増額されました。
株主還元の強化により、配当性向は79.8%となっています。
今後も継続的な増配が期待されます。
今後の展望
今後もカラオケ事業の国内外での出店拡大と
既存店の機能向上による収益力アップが見込まれています。
また、中期経営ビジョンの「エンタメをインフラに」実現に向けて、
カラオケ以外のエンターテインメントの提供やDXの推進など、
新たな収益機会の獲得にも注力していく計画です。
編集部のまとめ
株式会社コシダカホールディングスは、カラオケ事業の好調な業績を背景に、
売上・利益ともに大幅な増加を果たしています。
設備投資に積極的に取り組み、収益性と財務体質の両面で
着実な改善が進んでいるのが特徴です。
また、新たな事業展開にも意欲的であり、今後の成長が期待されます。
株式会社コシダカホールディングスの決算日や配当についてまとめました。
株式会社コシダカホールディングスの決算日は毎年8月31日で、
この時期に第4四半期決算を行っています。
配当金は1株当たり7円と大幅に増額され、配当性向も79.8%と高水準となっています。
今後も業績の拡大に伴い、株主還元の強化が期待されます。