日本プロセス株式会社の第57期第2四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

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詳細・正確な情報は対象企業の報告書をご確認ください。

日本プロセス株式会社の2023年6月期第2四半期決算が公表されました。売上高は4,541百万円と前年同期比5.6%増加、親会社株主に帰属する四半期純利益は340百万円と10.2%増加と、堅調な業績を維持しています。主力の制御システム、自動車システム、組込システムなどの分野で、着実な受注と開発の進捗を示しており、事業基盤の強化が図られています。

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企業情報

企業名: 日本プロセス株式会社
証券コード: E04873
決算期: 5月

日本プロセス株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?

日本プロセス株式会社の会計年度は6月1日から翌年5月31日までとなっています。この期間の第2四半期決算が今回公表されたものです。決算発表は年4回行われ、5月期決算は7月、11月、1月、5月と報告されています。

主な事業

日本プロセス株式会社は、ソフトウェアの開発を主力事業とするITサービス企業です。制御システム、自動車システム、組込システムなどの分野で、ソフトウェアの設計から開発、運用保守まで一貫したサービスを提供しています。中でもIoT、自動運転など先進的な技術を活用したソリューション開発にも注力しており、顧客のデジタル化ニーズに応えています。

今期の業績と利益率は?

今期第2四半期の主要な業績は、売上高4,541百万円、営業利益462百万円、経常利益476百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益340百万円となっています。前年同期比では売上高が5.6%増加し、利益も1.9%~10.2%増加と、全体として好調な結果となりました。営業利益率は10.2%、経常利益率は10.5%、純利益率は7.5%と、いずれも二桁の高い水準を維持しています。

売上・利益の推移

過去2年間の業績推移を見ると、2022年5月期の売上高は8,924百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は327百万円でした。今期第2四半期の売上高4,541百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益340百万円と、前年同期と比べて着実な増収増益を達成しています。通期でも前期実績を上回る見通しで、事業基盤の強化が進んでいると言えるでしょう。

四半期連結貸借対照表について

2023年11月30日時点の四半期連結貸借対照表を見ると、総資産は11,813百万円となっています。前期末比では498百万円減少しています。これは主に売上債権や有価証券が減少したことによるものです。

資産の部

流動資産は8,426百万円と全体の71.4%を占めています。現金及び預金が4,139百万円と多額を保有しており、潤沢な手元資金を確保しています。また、受取債権が3,492百万円あり、売掛金や電子記録債権の合計です。

負債の部

負債合計は1,568百万円となり、前期末比で664百万円減少しています。これは主に支払賞与の支払いにより賞与引当金が減少したことによるものです。

純資産の部

純資産合計は10,244百万円となり、自己資本比率は86.7%と非常に高水準を維持しています。利益剰余金が6,587百万円あり、財務基盤が強固であることがわかります。

ROAとROE

ROA(総資産利益率)は過去2年で4.0%前後で推移しており、ROE(自己資本利益率)は7.0%前後となっています。今期第2四半期ではROAが2.9%、ROEが3.3%となっています。前年同期と比べ減少しているものの、依然として良好な水準を維持しています。これは利益の積み上げと財務体質の強化により、株主価値の向上が図られていることを示しています。

キャッシュフロー

当第2四半期のキャッシュ・フローは、営業活動によるキャッシュ・フローが9百万円の支出、投資活動によるキャッシュ・フローが153百万円の収入、財務活動によるキャッシュ・フローが173百万円の支出となっています。前年同期と比べ、営業キャッシュ・フローは改善傾向にあり、手元流動性の確保が進んでいます。

配当の支払額

今期の中間配当は1株当たり18円と、前期中間配当の17円から増配となっています。通期では1株当たり36円(前期36円)の配当を予定しており、安定した株主還元を続けています。利益水準に応じた適切な配当政策を立てており、株主還元に積極的に取り組んでいると言えるでしょう。

今後の展望

日本プロセス株式会社は、「ソフトウェアで社会インフラ分野の安全・安心、快適・便利に貢献する」をビジョンに掲げ、持続的な成長を目指しています。IoT、自動運転、DXなどの先進技術領域での受注拡大を目指すほか、人材育成にも注力し、顧客ニーズに応えられる体制を整備していく方針です。今後も業界トップクラスの技術力と顧客基盤を活かし、安定的な業績の確保と企業価値の向上が期待されます。

編集部のまとめ

日本プロセス株式会社の2023年6月期第2四半期決算は、売上高、各段階利益ともに前年同期比で増加しており、引き続き堅調な業績を維持しています。自動車、IoT、DXなどの先端分野での受注増加や、人材育成などの施策が功を奏していると見られます。財務面でも自己資本比率が高く、潤沢な手元資金を保有するなど、強固な経営基盤を築いています。今後も先進的なソフトウェア開発サービスを通じた事業拡大が期待されます。

日本プロセス株式会社の決算日や配当についてまとめました。

日本プロセスの決算日は5月31日で、年4回の決算発表を行っています。中間配当は1株当たり18円と前期から増配となり、通期では36円の配当を予定しています。安定した株主還元を続けており、財務体質も強固で今後の成長が期待できる企業と言えるでしょう。

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