スギホールディングス株式会社の第42期第3四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

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スギホールディングス株式会社の2023年11月期第3四半期決算が発表されました。コロナ禍からの回復に加え、物価上昇に伴う需要の変化など、同社を取り巻く環境は複雑化していますが、売上高、営業利益、純利益ともに順調に増加しました。今期の業績について、ポイントを分かりやすく振り返っていきましょう。

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企業情報

企業名: スギホールディングス株式会社
証券コード: 76490
決算期: 2月末日

スギホールディングス株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?

スギホールディングスは2月末日決算の企業です。第3四半期の決算発表は2024年1月11日に行われました。通期の業績発表は2023年4月中旬を予定しています。

主な事業

スギホールディングスは、ドラッグストア事業を中心に展開しています。調剤薬局の出店拡大や、物販店舗の改装による競争力強化に取り組んでいます。また、在宅医療分野への進出など、新しい事業領域にも注力しています。今後の成長に向けて、事業基盤の拡大と収益性の向上に力を入れています。

今期の業績と利益率は?

当第3四半期の業績は好調で、売上高は5,511億32百万円(前年同期比+11.1%)、営業利益は258億94百万円(同+18.2%)、経常利益は270億46百万円(同+20.8%)と、いずれも2ケタ成長を達成しました。営業利益率は4.7%、経常利益率は4.9%と、高い水準を維持しています。調剤領域の伸長と物販店舗の改装効果が寄与したものと見られます。

売上・利益の推移

スギホールディングスは、2021年2月期以降、売上高、営業利益、経常利益、当期純利益のいずれも着実に増加傾向にあります。特に2022年2月期以降は、新型コロナウイルス感染症の影響から回復し、大幅な増益基調となっています。今後も、ドラッグストア事業の好調な伸びを背景に、収益性の向上が期待されます。

四半期連結貸借対照表について

直近の2023年11月30日時点の四半期連結貸借対照表を見ると、総資産は3,844億68百万円と、前期末比で325億72百万円増加しています。流動資産は2,006億38百万円、固定資産は1,838億30百万円で、全体としてバランスのとれた資産構成となっています。

資産の部

流動資産では、現金及び預金が495億90百万円、売掛金が447億87百万円、商品が830億50百万円と、営業活動に必要な資金が潤沢に確保されています。固定資産では、有形固定資産が1,038億54百万円、投資有価証券が151億40百万円と、着実な設備投資と財務基盤の強化が進んでいます。

負債の部

負債合計は1,567億77百万円で、前期末比で214億20百万円増加しました。買掛金が947億66百万円、退職給付に係る負債が89億11百万円など、運転資金と長期的な債務が主な構成です。

純資産の部

純資産は2,276億91百万円と、前期末比で111億52百万円増加しました。利益剰余金の積み上がりにより自己資本が順調に拡大しており、自己資本比率は59.2%と健全な財務体質を維持しています。

ROAとROE

スギホールディングスの収益性を示す指標として、ROA(総資産利益率)とROE(自己資本利益率)に注目しましょう。近年ともに着実に上昇傾向にあり、2023年2月期にはROAが5.5%、ROEが8.9%と、高い水準を維持しています。ドラッグストア事業の収益性の高さと、財務基盤の強化が寄与した結果と言えます。

キャッシュフロー

営業活動によるキャッシュ・フローは概ね良好で、設備投資などの投資活動によるキャッシュ・アウトフローを賄えるだけの水準を確保しています。また、財務活動ではグループの資金効率化に取り組んでおり、適切な配当政策と自己株式の取得を行っています。キャッシュ・フローの健全性は同社の財務基盤の強さを示す指標と言えます。

配当の支払額

スギホールディングスは、2023年度の年間配当金を1株当たり80円(前期比10円増)と、増配を実施しました。配当性向は29.3%となっており、株主還元に積極的に取り組んでいる様子が伺えます。今後も収益拡大に合わせて、着実な増配が期待できそうです。

今後の展望

同社は、ドラッグストア事業における出店拡大と既存店舗の競争力強化を軸に、医療・介護分野への事業拡大など、多角化にも注力しています。特に、在宅医療サービスなどの新規事業は将来のグロース・ドライバーとなる可能性が高く、収益力の更なる向上が期待されます。また、ESG経営にも積極的に取り組み、企業価値の最大化を目指しています。

編集部のまとめ

スギホールディングスは、ドラッグストア事業をコアビジネスとしつつ、調剤薬局や在宅医療などの分野にも進出し、事業領域の拡大を図っています。新型コロナ禍からの回復基調にあり、増収増益を続けています。財務体質も健全で、配当政策も株主還元重視の姿勢が窺えます。今後も、ESG経営の推進などを通じて、持続的な成長と企業価値の向上が期待できる銘柄だと言えるでしょう。

スギホールディングス株式会社の決算日や配当についてまとめました。

スギホールディングスは、2月末日が決算日の企業です。2023年度の年間配当金は1株当たり80円と、前期比10円増の増配となりました。収益基盤の強化や財務体質の健全化に伴い、株主還元にも注力しているのが特徴的です。同社の業績と企業姿勢から、今後も注目に値する存在であると言えるでしょう。

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