こんにちは!株式会社地域新聞社(証券コード:21640)の四半期決算報告書をご紹介します。地域に密着した情報発信を行う企業の今期の業績は順調に推移しており、今後の更なる成長が期待されています。各数値の詳細をご説明します。
企業情報
企業名: 株式会社地域新聞社
証券コード: 21640
決算期: 9月
株式会社地域新聞社の決算日・決算時期(スケジュール)は?
当社の決算日は8月31日となっています。
上場企業のため、四半期ごとに業績を発表しており、2023年9月1日から11月30日までの第1四半期決算が今回の報告内容となります。
主な事業
当社の主な事業は地域密着型の広告事業です。
地域に密着したちいき新聞の発行や折込チラシの配布、そして各自治体の地域情報の発行受託などを手掛けています。
これらの事業を通じて、地域住民の皆さまに有益な情報を提供し、地域の活性化に貢献しています。
今期の業績と利益率は?
当第1四半期の売上高は754,459千円と前年同期比で+3.8%の増収となりました。
また、経常利益は11,847千円と前年同期の経常損失から大幅に改善しています。
この結果、当第1四半期の利益率(経常利益率)は1.6%となりました。
売上・利益の推移
当社の直近の業績推移をみると、売上高は前期に比べて増加しており、利益についても黒字化に転じています。
特に折込チラシ配布事業の需要が高い状況が続いており、この事業が当社の業績を牽引しています。
一方、新聞等発行事業では受注単価の向上に努めつつ、新規媒体の発行などにも取り組んでいます。
四半期連結貸借対照表について
当社は非連結決算となっているため、四半期財務諸表は単体ベースで作成されています。
資産の部
当第1四半期末の総資産は1,143,885千円となり、前期末に比べて+34,697千円の増加となりました。
これは主に売掛金が増加したことによるものです。
負債の部
当第1四半期末の負債合計は980,146千円となり、前期末に比べて+25,211千円の増加です。
流動負債が増加し、固定負債が減少した結果となっています。
純資産の部
当第1四半期末の純資産合計は163,739千円となり、前期末に比べて+9,487千円の増加です。
これは主に四半期純利益の計上によるものです。
ROAとROE
当第1四半期末のROA(総資産利益率)は1.0%、ROE(自己資本利益率)は5.8%となっています。
前期に比べてROAは上昇、ROEは低下していますが、これは利益率の改善と自己資本が増加したことによるものです。
キャッシュフロー
当社のキャッシュ・フローにつきましては、営業活動によるキャッシュ・フローが安定的に確保されています。
一方で、投資活動によるキャッシュ・フローがマイナスとなっているのは、新規事業への投資などを行っているためです。
財務活動によるキャッシュ・フローは借入金の返済などにより、全体としてはキャッシュ・ポジションが減少傾向にあります。
配当の支払額
当社は今期も無配となっています。
現在は内部留保の確保に注力しており、中長期的な事業拡大に向けた投資に充てる方針です。
今後の展望
当社は地域に密着した情報発信を行う企業として、地域密着型メディアの事業展開に注力していきます。
折込チラシ配布事業の強化や新規媒体の発行などにより、売上の伸長と利益率の向上を目指しています。
また、経営基盤の強化にも取り組み、より持続可能な企業への変革を進めていく方針です。
編集部のまとめ
株式会社地域新聞社は、地域に密着した情報発信を行う企業として、着実に業績を伸ばしています。
特に、折込チラシ配布事業の好調が当社の強みとなっており、今後も地域密着型メディアの事業展開により、更なる成長が期待できます。
一方で、無配の状況が続いていることから、株主還元strategies をどのように進めていくかが課題となりそうです。
株式会社地域新聞社の決算日や配当についてまとめました。
株式会社地域新聞社の決算日は8月31日で、四半期ごとに業績報告を行っています。
今回の第1四半期決算では、売上高が3.8%増加し、経常利益も大幅に改善しました。
一方で、現在は配当を行っておらず、内部留保の確保に注力していますが、今後の株主還元策が注目されます。