ケイアイスター不動産株式会社の2023年12月期第3四半期決算が発表されました！同社は高品質で低価格な戸建て住宅販売を行う不動産会社で、第3四半期も順調に業績を伸ばしています。前年同期比で売上高が23.4%増加し、利益も健全な水準を維持しているのが特徴的ですね。今後も住宅需要の強さに支えられて、業績拡大が期待できそうです。
企業情報
企業名: ケイアイスター不動産株式会社
証券コード: 34650
決算期: 3月期
ケイアイスター不動産株式会社の決算日・決算時期(スケジュール）は？
ケイアイスター不動産株式会社の決算日は3月31日で、通常の3月期会社となっています。第3四半期決算は12月31日時点の数値が発表されます。
主な事業
ケイアイスター不動産株式会社は、中高所得者層を中心に、高品質でデザイン性の高い戸建て住宅の販売を主力事業としています。また、注文住宅の建築、不動産賃貸、不動産仲介なども手掛けており、事業領域を広げています。首都圏を中心に事業を展開し、着実に市場シェアを拡大しています。
今期の業績と利益率は？
第3四半期の売上高は前年同期比で23.4%増の1,976億2千万円と好調でした。しかし利益面では、建築コストの上昇などが影響し、営業利益は前年同期比で46.3%減となる78億8千5百万円に留まりました。一方、経常利益は70億2千3百万円と、前年同期比で50.5%減となりました。
売上・利益の推移
ケイアイスター不動産株式会社は、長年の住宅販売実績と安定したシェアにより、収益も順調に拡大してきました。2022年度には売上高が2,418億円と過去最高を更新しました。一方で、コスト上昇の影響から利益率は少し低下傾向にあるものの、全体としてはまずまずの業績推移と言えるでしょう。
四半期連結貸借対照表について
直近の2023年12月期第3四半期末の四半期連結貸借対照表では、総資産が2,456億円と前期末より大幅に増加しています。これは主に販売用不動産などの棚卸資産が543億円増加したことによるものです。負債は1,845億円と、借入金の増加により前期末から415億円増加しています。一方、純資産は610億円と、利益の積み上げにより前期末から45億円増加しました。
資産の部
資産の増加は主に、販売用不動産が95,506百万円、仕掛販売用不動産が90,889百万円と、合計で186,395百万円となり、前期末から543億円も増加したことが大きな要因です。これは土地仕入れや建築が順調に進んでいることを示しています。
負債の部
負債は、短期借入金が101,565百万円、1年内返済予定の長期借入金が17,581百万円、長期借入金が31,038百万円となり、合計で150,185百万円と、前期末から423億円も増加しています。これは、土地仕入資金の調達などが主な要因です。
純資産の部
純資産は615億円となり、前期末から45億円増加しました。これは利益剰余金の増加によるものです。自己資本比率は21.3%と、少し低下傾向にあるものの、健全な水準を維持しています。
ROAとROE
ケイアイスター不動産株式会社のROAは直近3年平均で約4%前後で、比較的安定した水準にあります。一方でROEは10%前後で推移しており、自己資本の効率的な運用ができていることがわかります。最近はコスト上昇の影響もありROAが若干低下傾向にありますが、借入金の増加で財務レバレッジが高まり、ROEは高めの水準を維持しています。
キャッシュフロー
当第3四半期連結累計期間のキャッシュ・フローは、棚卸資産の増加により営業キャッシュ・フローがマイナスとなっています。一方で、資金調達によりフリー・キャッシュ・フローはプラスとなりました。今後の事業拡大に向けて、適切な資金調達とキャッシュ管理を行っているといえそうです。
配当の支払額
ケイアイスター不動産は、安定的な配当を実施しています。2023年3月期には年間配当金が230円と、前期から10円増配となりました。また、直近の2023年12月期の中間配当金も1株当たり118円と、前期より増額されています。業績拡大を背景に、株主還元も強化される傾向にあります。
今後の展望
ケイアイスター不動産は、高成長が続く首都圏の住宅市場で、新規エリアへの進出や買収などM&Aを活用したシェア拡大に注力しています。また、「高品質だけど低価格なデザイン住宅」を提供することで、高い顧客満足度を維持しながら、収益力の向上にも取り組んでいます。今後も順調な業績推移が期待できそうです。
編集部のまとめ
ケイアイスター不動産株式会社は、高品質な戸建て住宅の開発・販売を行う企業で、業界でも高い評価を得ています。第3四半期の決算では、売上高が大幅に増加しましたが、利益率は少し低下しました。しかし、土地仕入れや建築の進捗が順調で、今後の事業拡大が期待できます。さらに、株主還元も強化されており、株主にとっても魅力的な銘柄といえるでしょう。
ケイアイスター不動産株式会社の決算日や配当についてまとめました。
ケイアイスター不動産株式会社の決算日は3月31日で、第3四半期決算は12月31日時点の数値が発表されます。直近では、2023年3月期の年間配当金が1株当たり230円、2023年12月期の中間配当が118円となり、業績拡大に伴う株主還元の強化が特徴的ですね。今後も同社の業績と株主還元に期待が高まっています。
