ニプロ株式会社の第71期第3四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

四半期報告書
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詳細・正確な情報は対象企業の報告書をご確認ください。

ニプロ株式会社の2023年12月期第3四半期の決算報告が発表されました。堅調な業績と安定した収益基盤により、株主還元の強化にも取り組んでいます。医療・医薬品業界のリーディングカンパニーとして、世界各地で医療インフラの整備や医療の質の向上に尽力していることが伺えます。

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企業情報

企業名: ニプロ株式会社
証券コード: E02688
決算期: 2024年3月期

ニプロ株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?

ニプロ株式会社の決算日は3月31日です。決算時期は、第1四半期(4月~6月)、第2四半期(7月~9月)、第3四半期(10月~12月)、通期(4月~翌3月)と、年4回の決算発表を行っています。

主な事業

ニプロ株式会社は、医療機器、医薬品、ファーマパッケージングなどを主な事業としています。特に、透析関連製品やホスピタル関連製品、注射剤などの医療機器分野で強みを発揮しています。また、製薬会社への受託製造やファーマパッケージング製品の提供など、幅広い事業展開を行っています。

今期の業績と利益率は?

当第3四半期の連結業績は、売上高4,391億35百万円(前年同期比8.1%増)、営業利益223億62百万円(同69.7%増)、経常利益200億10百万円(同45.3%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益126億29百万円(同81.4%増)と、全ての利益項目で大幅な増益となりました。原材料・エネルギー価格高騰の影響を受けつつも、販売価格への転嫁やコスト削減により、高い収益性を維持できています。

売上・利益の推移

ニプロ株式会社は、医療関連事業や医薬関連事業の好調さを背景に、売上高、営業利益、経常利益、当期純利益のいずれも前年同期比で増加しています。特に、透析関連製品やアンチエイジング薬「エソメプラゾール」の好調な販売に加え、為替の影響もあり、業績は堅調に推移しています。

四半期連結貸借対照表について

ニプロ株式会社の2023年12月末の総資産は1兆1,118億99百万円となり、前期末比845億円の増加となりました。流動資産が増加したほか、固定資産も増加しています。

資産の部

現金及び預金が79,425百万円と前期末比10,253百万円減少しましたが、受取手形及び売掛金が182,453百万円と前期末比22,181百万円増加するなど、流動資産は全体として増加しています。また、有形固定資産の建物及び構築物(純額)が177,069百万円と前期末比36,923百万円の増加となりました。

負債の部

負債合計は8,312億70百万円と前期末比460億45百万円増加しました。短期借入金が増加した一方で、長期借入金は減少しています。

純資産の部

純資産合計は2,806億28百万円で、前期末比384億54百万円増加しました。株主資本は95億6百万円の増加、その他の包括利益累計額は275億67百万円の増加となりました。この結果、自己資本比率は21.9%となっています。

ROAとROE

ニプロ株式会社のROA(総資産利益率)は前期の2.1%から2.2%に上昇しています。また、ROE(自己資本利益率)も前期の8.5%から11.4%に改善しました。これは、業績の好調さと財務体質の強化により、株主価値が向上していることを示しています。

キャッシュフロー

ニプロ株式会社の営業活動によるキャッシュ・フローは好調で、第3四半期累計で447億円の増加となりました。一方で、設備投資などの投資活動によるキャッシュ・フローは297億円の減少となっています。これらの結果、現金及び現金同等物は前期末比82億円減少しましたが、引き続き健全な財務体質を維持しています。

配当の支払額

ニプロ株式会社は、株主還元の強化にも力を入れています。第2四半期末では1株当たり10円、期末配当は1株当たり8.5円を実施する予定で、年間で18.5円の配当を支払う見込みです。この配当水準は前期より増加しており、業績の好調さに応じて積極的な株主還元を行っています。

今後の展望

ニプロ株式会社は、医療現場のニーズに迅速に対応するため、生産体制の強化や新製品開発、M&Aなどに注力しています。特に透析関連製品の供給力増強や、成長が期待される中国・インドなどの新興国市場での事業展開を加速させるなど、中長期的な成長に向けた取り組みを推進しています。引き続き、世界の医療の質向上に貢献できる企業として、高い成長と収益性を維持していくことが期待されます。

編集部のまとめ

ニプロ株式会社は、医療機器やファーマパッケージング、医薬品の分野で強みを発揮する企業です。当第3四半期の業績は、売上高、各利益項目で増加を果たし、ROAやROEも向上するなど、堅調な経営成績を示しています。また、株主還元の強化にも取り組むなど、企業価値の向上に努めています。今後も、中長期的な成長戦略を着実に実行し、医療分野での存在感を高めていくことが期待されます。

ニプロ株式会社の決算日や配当についてまとめました。

ニプロ株式会社の決算日は3月31日で、年4回(第1四半期、第2四半期、第3四半期、通期)の決算発表を行っています。また、当期の年間配当は1株当たり18.5円を予定しており、株主還元の強化に取り組んでいることがわかりました。業績の好調さに加え、財務体質の強化にも注力する同社は、今後も注目の企業といえるでしょう。

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