菊水化学工業株式会社の第67期第3四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

四半期報告書
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菊水化学工業株式会社の2023年12月期第3四半期決算報告が発表されました。売上高は172億円と前年同期比0.2%増と堅調に推移しています。利益面でも営業利益が4億円、経常利益が5億円と、健全な財務状況を維持しています。インフラメンテナンス需要に積極的に対応し、環境に配慮した製品の開発・販売にも注力しており、今後の業績にも期待が高まります。

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企業情報

企業名: 菊水化学工業株式会社
証券コード: E00912
決算期: 3月期

菊水化学工業株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?

菊水化学工業の決算日は3月31日です。第3四半期決算は12月31日となります。決算発表は翌年2月中旬頃に行われます。

主な事業

菊水化学工業は建築用塗料、仕上塗材、下塗材・下地調整塗材などの製造・販売を主な事業としています。建物・インフラの長寿命化に向けた「環境対策」「耐久性向上」「省エネ」など、社会課題解決に貢献する製品を展開しています。また塗装工事の施工管理にも力を入れており、安全性や品質の向上に取り組んでいます。

今期の業績と利益率は?

当期の売上高は172億円と前年同期比0.2%増加しました。利益面では経常利益が5億円と前年同期比で88百万円の減益となりましたが、依然として高い収益性を維持しています。菊水化学は環境配慮型製品の開発や安全施工管理にも注力しており、持続可能な成長を目指しています。

売上・利益の推移

菊水化学の直近3年間の業績推移を見ると、売上高は224億円から172億円と減少傾向にありますが、経常利益は4.8億円から5.3億円と安定して推移しています。量的な拡大よりも収益性の維持に注力しつつ、環境対応型製品の開発や工事施工管理の強化に取り組んでいます。

四半期連結貸借対照表について

菊水化学の四半期連結貸借対照表を確認すると、資産合計は176億円となっています。現金預金や売掛金などの流動資産が114億円と資産の過半を占めています。一方、負債合計は81億円で、有利子負債は約6割減少しており、財務健全性が高まっています。

資産の部

資産の部では、現金預金が42億円、受取手形・売掛金が39億円となっています。また、有形固定資産が34億円と製造設備への投資も行っています。総資産は前期末比6.6億円増加しており、着実な事業拡大が伺えます。

負債の部

負債の部では、支払手形・買掛金が35億円と前期末比8億円増加しています。一方で、有利子負債は前期末比4億円減少し、6億円まで削減されています。財務基盤の強化が進んでいます。

純資産の部

純資産の部は94億円となっています。自己資本比率は前期末の53.5%から53.1%と良好な水準を維持しています。利益剰余金が55億円と着実に蓄積されており、株主還元など財務面での柔軟性が高まっています。

ROAとROE

菊水化学のROA(総資産利益率)は3.0%、ROE(自己資本利益率)は3.4%となっています。前期と比べてROAは0.3ポイント、ROEは0.5ポイント低下しましたが、依然として高い収益性を維持しています。持続可能な成長に向けて、収益力の向上に加え、資産の効率化にも取り組んでいくことが課題となります。

キャッシュフロー

菊水化学のキャッシュフローを見ると、営業CF6.0億円、投資CF△1.7億円、財務CF△3.7億円となっています。営業活動からの黒字キャッシュフローを着実に創出しつつ、設備投資や借入金返済などにも積極的に取り組んでいます。手元流動性を確保しながら、事業投資と株主還元のバランスを取っています。

配当の支払額

菊水化学の配当金は、直近3年間で年間16円を維持しています。第3四半期決算時点での配当性向は約27%となっており、着実な株主還元を実施しています。今後も収益力の向上に合わせて、配当の継続と増額を検討していくと期待されます。

今後の展望

菊水化学は、建物や構造物の長寿命化に向けた製品開発と、環境配慮や安全施工管理体制の強化に取り組んでいきます。インフラメンテナンス需要の取り込みや、省エネ・CO2削減製品の拡販など、社会的課題解決への貢献を通じた持続可能な成長を目指しています。今後の業績にも期待が高まります。

編集部のまとめ

菊水化学工業は、建築用塗料や仕上塗材の製造・販売を主軸として、建物のリノベーション需要やインフラメンテナンス市場に注力しています。当期も売上高は172億円と堅調に推移し、経常利益5億円と高い収益性を維持しています。強固な財務基盤に支えられ、社会的課題解決に向けた製品開発と安全品質管理の充実にも取り組んでおり、今後の成長が期待できる企業です。

菊水化学工業株式会社の決算日や配当についてまとめました。

菊水化学工業の決算日は3月31日で、第3四半期決算は12月31日に行われます。また、同社の配当金は年間16円を維持しており、配当性向は約27%となっています。安定した業績と経営基盤を背景に、今後も株主還元の充実が期待されます。

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