株式会社マルイチ産商の第74期第3四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

四半期報告書
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弊サイトは各企業の決算情報を元に決算に関するまとめ情報をご紹介しております。
詳細・正確な情報は対象企業の報告書をご確認ください。

株式会社マルイチ産商の決算報告書をチェックしました。同社は、食品の卸売業を手掛ける老舗企業で、水産、畜産、一般食品などさまざまな商品を取り扱っています。今期は、新型コロナウイルス感染症の影響が和らぎ、外食や観光需要の回復などによって、売上高は2.5%増加しています。一方で、原材料価格の高騰などから収益性は低下したものの、堅調な業績を維持しています。

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企業情報

企業名: 株式会社マルイチ産商
証券コード: E02698
決算期: 3月31日

株式会社マルイチ産商の決算日・決算時期(スケジュール)は?

株式会社マルイチ産商の決算日は3月31日で、四半期決算は6月30日、9月30日、12月31日、3月31日に行われます。

主な事業

株式会社マルイチ産商は、水産、一般食品、畜産の3つの事業部門を展開しています。水産部門では国内外の魚介類の調達と販売、一般食品部門では調味料や惣菜などの販売、畜産部門では国内外の肉類の販売を行っています。また、物流事業や保険代理店事業などの関連事業も手掛けています。同社は食品卸売業界の中で大手企業の1社として知られています。

今期の業績と利益率は?

当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高1,950億29百万円(前年同期比2.5%増)、営業利益16億2百万円(同20.1%減)、経常利益20億18百万円(同18.3%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益12億7百万円(同22.3%減)となりました。コスト上昇による収益性の低下がみられるものの、売上高は増加しており、一定の収益を確保できています。

売上・利益の推移

近年の売上高は1,900億円台で推移しており、堅調に推移しています。一方、利益面では、原材料価格の高騰や物流費の上昇などのコスト増加の影響により、営業利益は減少傾向にあります。しかし、経営効率化やグループ再編などの取り組みにより、収益性の改善が期待されます。

四半期連結貸借対照表について

株式会社マルイチ産商の四半期連結貸借対照表を見ると、総資産が782億8百万円と前期末から228億32百万円増加しています。これは、受取手形及び売掛金が174億39百万円、商品及び製品が25億65百万円増加したことが主な要因です。一方、負債は527億43百万円と前期末から219億15百万円増加しており、支払手形及び買掛金が207億5百万円増加したことが主な要因となっています。

資産の部

株式会社マルイチ産商の当第3四半期連結会計期間末の資産合計は782億8百万円となっています。主な内訳としては、流動資産589億23百万円、固定資産192億84百万円となっています。流動資産の中心は受取手形及び売掛金365億76百万円、商品及び製品102億49百万円です。

負債の部

当第3四半期連結会計期間末の負債合計は527億43百万円となっています。主な内訳としては、流動負債510億43百万円、固定負債16億99百万円です。流動負債の中心は支払手形及び買掛金434億32百万円となっています。

純資産の部

当第3四半期連結会計期間末の純資産合計は254億64百万円となっています。内訳は、株主資本241億33百万円、その他の包括利益累計額7億95百万円、非支配株主持分5億36百万円です。

ROAとROE

株式会社マルイチ産商のROA(総資産利益率)は当第3四半期で1.5%ROE(自己資本利益率)は4.7%となっています。ROAは前期から若干低下しているものの、財務体質は健全に推移しています。ROEについても一定の水準を維持しており、株主への利益還元にも注力していると評価できます。

キャッシュフロー

株式会社マルイチ産商の当第3四半期連結累計期間のキャッシュフローは、営業活動によるキャッシュ・フローがマイナス11億5百万円と減少しています。これは主に売上債権の増加と仕入債務の増加によるものです。一方で、投資活動によるキャッシュ・フローが2億89百万円のマイナス財務活動によるキャッシュ・フローが14億62百万円のプラスとなりました。全体としては、当第3四半期末の現金及び現金同等物は81億27百万円となっています。

配当の支払額

株式会社マルイチ産商は、年2回の配当を実施しています。当第3四半期連結累計期間では、中間配当として1株当たり10円期末配当として1株当たり17円の配当を支払う予定です。株主還元にも力を入れており、今後も安定配当を維持していくことが期待されます。

今後の展望

株式会社マルイチ産商は、2030年度をゴールとした中長期的な経営ビジョンとして「地域のスペシャルパートナー」を掲げ、ステークホルダーとの協業を通じて地域における食品流通の課題解決に取り組んでいきます。2025年度を目標年とする「中期経営計画2025」では、事業基盤の強化や業務の効率化などに力を入れ、企業価値の向上を目指しています。今後も同社の成長が期待されます。

編集部のまとめ

株式会社マルイチ産商は、新型コロナウイルス感染症の影響が和らぎ、外食や観光需要の回復もあって、当第3四半期の売上高は前年同期比2.5%増加しました。一方で原材料価格の高騰などによる収益性の低下も見られましたが、中長期的な視点で事業基盤の強化に取り組んでおり、今後の業績改善が期待されます。同社は食品卸売業界の大手企業の1社として、地域に根差した事業展開を行っています。

株式会社マルイチ産商の決算日や配当についてまとめました。

株式会社マルイチ産商の決算日は3月31日で、四半期決算は6月30日、9月30日、12月31日、3月31日に行われます。配当は年2回実施しており、当期は中間配当10円、期末配当17円の予定です。また、同社は安定配当を維持しつつ、中長期的な経営ビジョンの実現に向けて取り組んでいます。

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