アルコニックス株式会社の第43期第3四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

四半期報告書
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アルコニックス株式会社の2023年3月期第3四半期決算を分析してみました。売上高は前年同期比3.6%減少の130,846百万円と厳しい結果となりましたが、経常利益は4,476百万円と順調に推移しました。電子部品や半導体関連の需要減少はあったものの、自動車関連の回復を背景に、精密金属プレス部品や車載用リチウムイオン電池向け小型精密プレス部品が収益に貢献したようです。

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企業情報

企業名: アルコニックス株式会社
証券コード: E02998
決算期: 3月期

アルコニックス株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?

アルコニックス株式会社の決算は年3回行われており、第1四半期(4月-6月)、第2四半期(7月-9月)、第3四半期(10月-12月)の決算を発表しています。本決算は3月期の第3四半期(2023年10月1日~12月31日)の結果です。

主な事業

アルコニックス株式会社は、金属商社や金属加工メーカーとして事業を展開しています。主な事業セグメントには、「商社流通-電子機能材」「商社流通-アルミ銅」「製造-装置材料」「製造-金属加工」の4つがあり、自動車、電子部品、半導体、航空機、建設など幅広い業界に製品やサービスを提供しています。

今期の業績と利益率は?

当第3四半期の売上高は130,846百万円、経常利益は4,476百万円と前年同期比で減収ながら増益となりました。セグメント別に見ると、自動車関連の需要回復により、ニッケル製品やアルミ製品、精密金属プレス部品の売上が増加したものの、電子部品や半導体関連の需要低迷で、電子機能材や装置材料の売上が減少しています。しかし、全体として利益率は改善傾向にあります。

売上・利益の推移

直近3年間の売上高は、2022年3月期8,176百万円、2023年3月期第3四半期130,846百万円と増加傾向にあります。一方、経常利益は2022年3月期7,650百万円、2023年3月期第3四半期4,476百万円と減少しています。これは原材料価格高騰などによる仕入コストの上昇や販売費及び一般管理費の増加によるものと考えられます。

四半期連結貸借対照表について

資産の部

当第3四半期連結会計期間末の総資産は199,210百万円と前連結会計年度末に比べ7,320百万円増加しました。流動資産は150,486百万円と前連結会計年度末比6,273百万円増加し、固定資産は48,724百万円と1,046百万円増加しています。

負債の部

総負債は130,909百万円と前連結会計年度末比2,066百万円増加しました。流動負債は102,502百万円と前連結会計年度末比2,154百万円増加、固定負債は28,406百万円と88百万円減少しています。

純資産の部

純資産は68,300百万円と前連結会計年度末比5,253百万円増加しました。これは利益剰余金の増加や為替換算調整勘定、その他有価証券評価差額金の増加によるものです。

ROAとROE

ROAは前期2.7%から当期2.2%に低下しましたが、これは売上高の減少や原材料価格高騰による仕入コストの上昇が影響したものと考えられます。一方、ROEは前期11.6%から当期8.2%と低下していますが、依然として高い水準にあります。財務の健全性は維持できていると評価できるでしょう。

キャッシュフロー

当四半期のキャッシュ・フローの状況は開示されていません。ただし、前期のキャッシュ・フローを見ると、営業活動によるキャッシュ・フローが10,991百万円のプラス、投資活動によるキャッシュ・フローが△4,144百万円、財務活動によるキャッシュ・フローが△5,504百万円となっています。手元流動性は維持できていると考えられます。

配当の支払額

アルコニックス株式会社は年2回の配当を実施しており、当第3四半期では1株当たり27円の配当を支払っています。前年同期と比べ1円減少していますが、安定的な配当政策を続けています。

今後の展望

今後の経営環境は、原材料価格高騰やインフレ、金利上昇などの影響が続くと予想されます。しかし、自動車関連需要の回復や、EV車やAI関連製品の需要増加が期待できることから、収益力の改善につながる可能性があります。アルコニックス株式会社は、こうした環境変化に柔軟に対応しつつ、新たな成長分野の開拓にも取り組んでいくと考えられます。

編集部のまとめ

アルコニックス株式会社は、金属商社と金属加工メーカーとしての事業基盤を活かし、自動車や電子部品、半導体など幅広い業界に製品やサービスを提供しています。当第3四半期の業績は前年同期比で減収となったものの、利益面では増益を維持できました。今後の課題は原材料価格高騰への対応ですが、EV車やAI関連製品への取り組みが収益の下支えになると期待できます。引き続き注目していきたいと思います。

アルコニックス株式会社の決算日や配当についてまとめました。

アルコニックス株式会社の決算は年3回行われており、第3四半期(10月-12月)の決算を発表しました。当四半期の業績は減収ながら増益でした。また、配当金は1株当たり27円と前年同期比1円減少しましたが、安定的な配当政策を維持しています。今後の成長に期待したいところです。

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