ケンコーマヨネーズ株式会社の最新の決算書が公開されました。食用油や鶏卵の高騰に苦しみながらも、販売拡大と構造改革に取り組んだ結果、売上高と利益が増加したことがわかりました。今後も健康志向の高まりを捉えたメニュー開発や環境への取り組みを強化し、持続的な成長を目指していきます。
企業情報
企業名: ケンコーマヨネーズ株式会社
証券コード: 29150
決算期: 3月期
ケンコーマヨネーズ株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?
ケンコーマヨネーズ株式会社の決算期は3月期で、第3四半期は12月31日が決算日となります。2024年2月14日に今期第3四半期の決算報告書が提出されました。
主な事業
ケンコーマヨネーズ株式会社は、マヨネーズやドレッシング、サラダ、タマゴ製品などの調味料や加工食品の製造・販売を行っています。外食産業や量販店への卸売を中心とした事業展開をしており、近年はBtoC向けの小容量商品にも注力しています。また、総菜関連事業や海外事業、ショップ事業なども手がけています。
今期の業績と利益率は?
ケンコーマヨネーズ株式会社の当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高が67,103百万円と前年同期比7.2%の増収となりました。利益面では、連結営業利益が2,326百万円、連結経常利益が2,426百万円と大幅に増益しています。原材料価格高騰の影響を受けつつも、価格改定の実施や生産効率向上などにより収益性も改善されています。
売上・利益の推移
ケンコーマヨネーズ株式会社の売上高は、前年同期比7.2%増の67,103百万円となりました。利益面では、連結営業利益が432.8%増の2,326百万円、連結経常利益が421.5%増の2,426百万円と大幅に改善しています。主力のマヨネーズ類やサラダ・惣菜の販売が好調に推移したことに加え、価格改定の効果も寄与しました。
四半期連結貸借対照表について
ケンコーマヨネーズ株式会社の当第3四半期連結会計期間末の総資産は、前期末比9.7%増の68,259百万円となりました。流動資産では、売掛金が4,313百万円、現金及び預金が1,750百万円それぞれ増加しています。負債は16.7%増の29,694百万円で、買掛金が3,724百万円、電子記録債務が322百万円増加しました。純資産は4.8%増の38,564百万円となっています。
資産の部
当第3四半期連結会計期間末の資産合計は68,259百万円で、前期末比6,030百万円の増加となりました。流動資産は36,641百万円で、主な増加要因は売掛金の増加4,313百万円、現金及び預金の増加1,750百万円です。固定資産は31,618百万円となっています。
負債の部
当第3四半期連結会計期間末の負債合計は29,694百万円で、前期末比4,259百万円の増加となりました。流動負債は22,831百万円で、主な増加要因は買掛金の増加3,724百万円、電子記録債務の増加322百万円です。固定負債は6,863百万円となっています。
純資産の部
当第3四半期連結会計期間末の純資産合計は38,564百万円で、前期末比1,770百万円の増加となりました。自己資本比率は56.5%で、財務基盤は良好です。
ROAとROE
ケンコーマヨネーズ株式会社のROA(総資産利益率)は2.4%、ROE(自己資本利益率)は4.3%となっています。前期と比べROAは0.6ポイント、ROEは1.2ポイントそれぞれ改善しました。売上高と利益の増加により資産効率が高まり、収益性が向上しています。今後も効率的な経営に努め、さらなる向上が期待されます。
キャッシュフロー
ケンコーマヨネーズ株式会社の当第3四半期連結累計期間のキャッシュ・フローは、営業活動によるキャッシュ・フローが2,567百万円の収入となりました。投資活動によるキャッシュ・フローは1,167百万円の支出、財務活動によるキャッシュ・フローは649百万円の支出でした。現金及び現金同等物の期末残高は13,669百万円と、前期末比1,750百万円増加しています。
配当の支払額
ケンコーマヨネーズ株式会社は、年2回の配当を実施しており、当第3四半期連結累計期間では1株当たり19円の配当を支払いました。前期と比べ1円増配となっています。今後も株主還元に努めていく方針で、安定した配当を継続する計画です。
今後の展望
ケンコーマヨネーズ株式会社は、中期経営計画「KENKO Transformation Plan」の最終年度に入っています。環境対策やヘルシー商品の開発など、サステナビリティ経営を強化し、販売拡大と収益改善に取り組んでいきます。2024年3月期の通期業績予想は、売上高87,490百万円、営業利益2,800百万円と上方修正されています。今後も事業基盤の強化と持続的な成長を目指していきます。
編集部のまとめ
ケンコーマヨネーズ株式会社は、原材料価格高騰の中で商品の価格改定や生産性向上に取り組み、売上高と利益が大幅に増加したことがわかりました。環境対策やヘルスケア分野への取り組みを強化し、中長期的な成長を目指しています。株主還元も充実しており、今後の更なる発展が期待されます。
ケンコーマヨネーズ株式会社の決算日や配当についてまとめました。
ケンコーマヨネーズ株式会社の決算期は3月期で、第3四半期の決算日は12月31日となっています。年2回の配当を実施しており、当第3四半期累計期間の1株当たり配当金は19円でした。今後も株主還元を重視し、安定配当の継続を目指しています。