- 飯野海運(証券コード9119)の株主優待は、保有株式数と継続保有期間に応じて「株主優待ポイント」がもらえる制度
- 権利確定日は毎年3月末日で、500株以上の保有が優待の対象条件
- ポイントは専用カタログから食品や日用品などの商品と交換でき、社会貢献活動への寄付を選ぶこともできる
- 500株・1,000株それぞれの保有者を対象に、オリジナル手ぬぐいやマグカップが当たる抽選優待も用意されている
- 2026年度はイイノホール休館の影響で、優待内容の一部が例年と異なる点に注意
飯野海運とはどんな会社か
飯野海運は、原油タンカーや石油製品タンカー、ドライバルク船(石炭・鉄鉱石などを運ぶ船)を中心に事業を展開する、国内でも歴史の長い海運会社のひとつです。海上輸送を軸にしながら、不動産事業やホール運営など複数の収益源を持っている点も特徴で、景気や海運市況の変動に対して事業の裏付けを分散させている企業として知られています。
飯野海運の株主優待制度の全体像
飯野海運の株主優待は、毎年3月末日時点で500株以上を保有する株主を対象に実施されています。優待の中身は現物商品そのものではなく、「株主優待ポイント」という形で進呈され、後日届くカタログの中から好きな商品を選んで交換する仕組みになっています。保有株式数が多いほど、また継続保有期間が長いほど、もらえるポイント数が増える設計です。
保有株式数・期間別のポイント早見表
もらえるポイント数は、保有株式数(500株以上/1,000株以上)と継続保有期間(1年未満/1年以上)の組み合わせで決まります。目安は以下の表の通りです。
| 保有株式数 | 継続保有1年未満 | 継続保有1年以上 |
|---|---|---|
| 500株以上 | 2,000ポイント | 3,000ポイント |
| 1,000株以上 | 4,000ポイント | 8,000ポイント |
ポイントの使い道—商品カタログと寄付
進呈された株主優待ポイントは、後日送付される優待商品カタログの中から、飲食料品や日用品など好みの商品と交換する形で使用します。ラインナップは年度ごとに見直されており、日常使いしやすい食品や地域の名産品などが選べるのが特徴です。
また、カタログの中には「社会貢献活動への寄付」という選択肢も用意されています。株主がこの寄付を選んだ場合、飯野海運側も同額を上乗せして寄付する仕組みになっており、社会貢献を意識した優待の使い方をしたい株主にとって選びやすい項目です。
抽選優待でもらえるアイテム
飯野海運の優待には、ポイント交換とは別に抽選優待の仕組みもあります。500株以上を保有する株主を対象に、落語家・柳家三三さんのオリジナル手ぬぐい、または飯野海運のオリジナル商品である銅製のストレートマグ「Made in TSUBAME」が、それぞれ抽選で100名に贈呈されます。
2026年度の優待スケジュールと権利確定日
優待を受け取るための権利確定日は、毎年3月末日です。この日までに必要株式数を保有していることが条件になります。その後、5月末ごろに優待商品カタログと抽選優待の案内が発送され、株主はカタログの中から商品を選んで7月末ごろまでに申し込む流れになっています。
イイノホール休館に伴う変更点
飯野海運が運営する「イイノホール」は、施設改修工事のため2026年7月1日から2027年3月末ごろまで休館する予定となっています。これに伴い、過去に実施されていたイイノホールでの落語会・講談会への招待は、2026年度の抽選優待には含まれていません。ホール関連の優待を楽しみにしていた株主にとっては変更点となるため、あらかじめ知っておくと安心です。
配当と優待をあわせた投資妙味
株主優待を検討する際は、配当とあわせたトータルの利回りで考えることも大切です。飯野海運の株価は2026年9月時点でおおむね1,780円前後、予想1株配当は53円程度とされており、配当利回りはおよそ3%前後で推移しています。これに株主優待ポイントの価値を加味すると、優待と配当を組み合わせた総合的な利回りとして評価する投資家も少なくありません。
株主優待を受け取るための始め方と注意点
優待を受け取るためには、証券会社を通じて飯野海運の株式を500株以上購入し、権利確定日である3月末日をまたいで保有する必要があります。継続保有による優待の上乗せを狙うのであれば、同じ証券会社の口座で長期保有を続けることが重要なポイントです。
公式サイトでは、優待制度の詳細やIR情報が随時更新されています。気になる方は最新情報を確認しておくとよいでしょう。
まとめ
飯野海運の株主優待は、保有株式数と継続保有期間に応じてポイントが進呈され、カタログの中から好きな商品や寄付を選べる、使い勝手のよい優待制度です。500株以上でエントリーでき、1,000株以上・1年以上の継続保有でさらにポイントが増える仕組みになっているため、長期保有を前提とした投資家にとって相性のよい優待といえます。2026年度はイイノホール休館の影響で抽選優待の内容が一部変更されていますが、ポイント制度そのものは例年通り継続されています。配当利回りとあわせて、優待もトータルリターンの一部として検討してみると、投資先選びの視野が広がるはずです。
飯野海運の株主優待|ポイントでカタログ商品と交換
飯野海運の株主優待は、株式数と保有期間に応じたポイント進呈が軸となる制度で、カタログ交換や寄付、抽選アイテムなど複数の楽しみ方が用意されています。権利確定日である3月末日を意識しながら、配当利回りともあわせて検討することで、長期保有のメリットを実感しやすい銘柄のひとつといえるでしょう。
※本記事は一般的な情報提供を目的としており、金融アドバイスではありません。個別のケースについては専門家にご相談ください。





















