HYUGA PRIMARY CARE株式会社の決算報告が公開されました。同社は在宅訪問薬局事業やプライマリケアホーム事業などを展開し、高齢者の在宅医療をサポートする企業です。今期は売上高6,096百万円と前年同期比23.9%の増加を果たし、経常利益466百万円、四半期純利益316百万円と安定した業績を残しています。今後も在宅医療への注力で更なる成長が期待できそうです。
企業情報
企業名: HYUGA PRIMARY CARE株式会社
証券コード: E37198
決算期: 3月期
HYUGA PRIMARY CARE株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?
HYUGA PRIMARY CARE株式会社は3月期決算を実施しており、今回の第3四半期決算は2023年12月31日を基準日とするものです。決算日は3月31日となっています。
主な事業
HYUGA PRIMARY CARE株式会社は、在宅訪問薬局事業、きらりプライム事業、プライマリケアホーム事業の3つの事業を展開しています。在宅患者への訪問薬剤管理、中小規模な在宅型薬局への経営支援、高齢者向けの介護・医療サービス付き住宅の運営などに取り組んでいます。
今期の業績と利益率は?
今期第3四半期の業績は売上高6,096百万円と前年同期比23.9%の大幅増収となりました。利益面では経常利益466百万円、四半期純利益316百万円を計上し、好調な業績を残しています。また、売上総利益率も22.1%と前年同期より改善しており、収益性も向上しています。
売上・利益の推移
HYUGA PRIMARY CARE株式会社は、近年着実に売上を拡大してきました。2023年3月期第3四半期の売上高は4,921百万円だったのに対し、今期第3四半期は6,096百万円と大きく増加しています。利益面でも、経常利益は406百万円から466百万円へ、四半期純利益は260百万円から316百万円と、順調に伸長しています。
四半期連結貸借対照表について
資産の部
当第3四半期会計期間末の総資産は3,915百万円で、前事業年度末比1,000百万円の増加となっています。流動資産は2,386百万円、固定資産は1,528百万円となっており、主に売掛金の増加や新規店舗出店などに伴う有形固定資産の増加が影響しています。
負債の部
負債合計は2,409百万円で、前事業年度末比978百万円の増加となっています。流動負債は1,966百万円、固定負債は443百万円と、主に運転資金調達のための短期借入金の増加が影響しています。
純資産の部
純資産は1,505百万円で、前事業年度末比22百万円の増加となっています。自己株式の取得が299百万円あった一方で、四半期純利益の計上により利益剰余金が316百万円増加したことが主な要因です。自己資本比率は38.4%となりました。
ROAとROE
HYUGA PRIMARY CARE株式会社のROA(総資産経常利益率)は11.9%、ROE(自己資本当期純利益率)は21.0%となっています。営業活動の効率化と財務の健全性が両立されており、投資効率も良好な水準にあると評価できます。
キャッシュフロー
当第3四半期累計期間のキャッシュフローについては、四半期キャッシュ・フロー計算書の作成を省略しているため記載はありませんが、営業活動、投資活動、財務活動それぞれにおいて資金の増減が生じていると考えられます。今後の投資計画や借入返済などのキャッシュの使途にも注目が集まります。
配当の支払額
HYUGA PRIMARY CARE株式会社は現在配当を実施していないため、今期の配当予想はありません。今回の業績好調をうけて、配当実施の可能性についても検討されるかもしれません。
今後の展望
HYUGA PRIMARY CARE株式会社は、在宅医療の需要が高まる中で順調な業績を残しています。今後はプライマリケアホーム事業の更なる拡大や、2024年1月に株式取得したMedicalMind株式会社との連携強化により、より一層の成長が期待できそうです。高齢化社会に対応したサービス提供を通じて、同社の企業価値向上が期待されます。
編集部のまとめ
HYUGA PRIMARY CARE株式会社は、高齢者向けの在宅医療支援サービスに注力し、着実に業績を伸ばしています。第3四半期決算では、売上高6,096百万円、経常利益466百万円と大幅な増収増益を達成しました。今後は新規事業の拡大やM&Aによる成長も期待できそうです。高齢化が進む中で、同社の果たす役割は今後ますます重要になると考えられます。
HYUGA PRIMARY CARE株式会社の決算日や配当についてまとめました。
HYUGA PRIMARY CARE株式会社の決算日は3月31日で、今回の決算は2023年12月31日を基準日とする第3四半期決算となっています。同社は現在、配当を実施していませんが、今期の業績好調をうけて、今後の配当実施が期待されます。