株式会社バローホールディングスの決算が発表されました!
ここではこの企業の概要や今期の業績、そして株主還元策など、注目ポイントをわかりやすく解説していきたいと思います。
企業情報
企業名: 株式会社バローホールディングス
証券コード: E03207
決算期: 2023年3月期
株式会社バローホールディングスの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社バローホールディングスの決算は年4回行われており、2023年12月期第3四半期の決算が発表されました。
決算発表時期は2月14日となっています。
主な事業
株式会社バローホールディングスは、スーパーマーケット、ドラッグストア、ホームセンターなどの小売業を中心に事業を展開しています。
グループ企業として、食品加工・物流・不動産など、小売業を支える関連事業も保有しています。
顧客への生活提案を通じて、地域になくてはならない存在を目指しています。
今期の業績と利益率は?
2023年12月期第3四半期の業績は、売上高6,105億円、営業利益183億円、経常利益205億円、純利益111億円となり、いずれも前年同期を上回る好業績となりました。
売上高営業利益率は3.0%、売上高経常利益率は3.4%と、前年同期に比べ改善しています。
売上・利益の推移
直近3年間の業績推移を見ると、売上高は増加傾向にあり、2023年3月期は7,599億円を記録しました。
利益面でも、営業利益は230億円、経常利益は230億円、純利益は76億円と、いずれも増加基調にあります。
小売事業の成長とともに、グループ全体の収益力が着実に強化されています。
四半期連結貸借対照表について
2023年12月末時点の総資産は4,585億円となり、前期末比で414億円増加しています。
これは現金や在庫、有形固定資産などが増加したことによるものです。
資産の部
流動資産では現金及び預金が1,478億円、商品及び製品が685億円となっています。
固定資産では有形固定資産が2,321億円と大きな割合を占めています。
負債の部
負債合計は2,809億円で、主な内訳は支払手形及び買掛金が772億円、借入金が810億円となっています。
純資産の部
純資産合計は1,775億円で、自己資本比率は35.4%となっています。
利益剰余金の積み上がりにより、財務基盤が強化されつつあります。
ROAとROE
株式会社バローホールディングスのROA(総資産経常利益率)は4.5%、ROE(自己資本利益率)は6.7%となっています。
両指標とも前年同期から改善しており、収益性の向上と効率的な経営が進められています。
キャッシュフロー
営業活動によるキャッシュ・フローは242億円の収入となり、設備投資などの投資活動によるキャッシュ・フローは136億円の支出でした。
財務活動によるキャッシュ・フローは40億円の支出となり、全体としては現金及び現金同等物が66億円増加しています。
配当の支払額
株式会社バローホールディングスは、株主還元として安定的な配当を行っています。
2023年12月期第3四半期の配当金は、1株当たり31円(中間)、28円(期末)の計59円を予定しています。
今後の展望
株式会社バローホールディングスは、「コネクト2030~商品・顧客・社会を繋ぐ」をテーマに、製造機能の活用や地域貢献など、さまざまな取り組みを強化していく方針です。
今後も、一層の収益力強化と持続的な成長を目指していくことでしょう。
編集部のまとめ
株式会社バローホールディングスは、小売事業を中心に着実な業績拡大を続けています。
高い収益性と健全な財務基盤を背景に、安定配当の実施や積極的な店舗展開など、投資家のニーズにも応えられる企業だと言えるでしょう。
今後の成長戦略にも注目が集まりそうです。
株式会社バローホールディングスの決算日や配当についてまとめました。
株式会社バローホールディングスの決算は年4回行われ、2023年12月期第3四半期の業績が発表されました。
売上高、利益ともに前年同期を上回る好業績で、自己資本比率も35.4%と健全な財務状況を維持しています。
また、株主還元策として、1株当たり59円の配当を予定しています。今後も安定配当を続けていくことでしょう。