武蔵野興業株式会社の第153期第3四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

不動産
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武蔵野興業株式会社の2023年3月期第3四半期決算が発表されました! この企業は映画館やオフィスビルの運営などを手掛ける老舗企業で、東京証券取引所に上場しています。今期の業績は、映画事業が低迷した一方で不動産事業が好調に推移し、全体としてはおおむね良好な成績を収めることができました。

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企業情報

企業名: 武蔵野興業株式会社
証券コード: E04591
決算期: 3月期

武蔵野興業株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?

武蔵野興業株式会社の決算日は3月31日です。年4回、6月、9月、12月、3月に四半期決算を行っています。

主な事業

武蔵野興業株式会社は主に映画事業不動産事業を手掛けています。映画事業では、2つの映画館「武蔵野館」と「シネマカリテ」を運営しており、自社配給作品の上映も行っています。不動産事業では、オフィスビルなどの賃貸と売買を手掛けています。その他にも自動車教習所の経営も行っています。

今期の業績と利益率は?

当第3四半期の売上高は935百万円、営業利益は6百万円となっています。映画事業が低調だったものの、不動産事業が好調に推移したことで、前年同期比では売上高は1.5%減少したものの、営業利益は240%増加しました。利益率も改善傾向にあります。

売上・利益の推移

この企業の売上高は2022年3月期が1,379百万円、2023年3月期第3四半期が935百万円となっており、コロナ禍の影響を受けてやや減少傾向にあります。一方で、経常利益は2022年3月期が40百万円の黒字、2023年3月期第3四半期は3百万円の黒字と、徐々に改善してきています。

四半期連結貸借対照表について

2023年12月末時点の総資産は5,931百万円で、前期末比22百万円減少しました。負債合計は2,358百万円と19百万円減少、純資産は3,573百万円と3百万円減少しました。自己資本比率は60.2%と高水準を維持しています。

資産の部

流動資産は850百万円で、主な内訳は現金及び預金722百万円です。固定資産は5,081百万円で、土地3,904百万円が最大の資産です。

負債の部

流動負債は279百万円で、主な内訳は買掛金39百万円と短期借入金53百万円です。固定負債は2,079百万円で、長期借入金298百万円が主な項目です。

純資産の部

資本金は1,004百万円、利益剰余金は123百万円となっています。自己株式が9百万円あり、その他の包括利益累計額は2,454百万円です。

ROAとROE

この企業のROA(総資産利益率)は直近3年間でおよそ1%前後で推移しています。一方、ROE(自己資本利益率)は2022年3月期に3.8%まで上昇しましたが、2023年3月期第3四半期は-0.4%と低下しています。自己資本比率が高いにもかかわらずROEが低下しているのは、営業利益が伸び悩んでいるためと考えられます。

キャッシュフロー

当第3四半期のキャッシュ・フローの状況については開示されていませんが、前期の連結キャッシュ・フロー計算書によると、営業活動によるキャッシュ・フローは58百万円のプラス、投資活動によるキャッシュ・フローは154百万円のマイナス、財務活動によるキャッシュ・フローは113百万円のマイナスとなっています。有利子負債の返済が進んでおり、財務の健全性は維持できていると考えられます。

配当の支払額

この企業は直近3年間は配当を行っていませんが、業績回復が続けば、配当再開が期待できるかもしれません。今後の業績動向に注目していく必要がありますね。

今後の展望

映画事業では、話題作品の上映や自社配給作品の投入で集客力の向上を目指しています。不動産事業も、オフィスビルのテナント収入の回復により業績の改善が期待できます。2023年3月期通期では前年同期比で増収増益を見込んでおり、着実な業績回復が望めそうです。

編集部のまとめ

武蔵野興業株式会社は映画館運営と不動産事業を柱とする老舗企業で、今期の決算は全体として良好な成績を収めました。映画事業の低迷はあったものの、不動産事業の好調さが全体を牽引しています。今後は映画事業の再興と不動産事業の安定収益確保に期待が高まります。配当再開にも期待が高まりそうです。

武蔵野興業株式会社の決算日や配当についてまとめました。

武蔵野興業株式会社の決算日は3月31日で、年4回の四半期決算を行っています。配当は直近3年間行っておりませんが、業績回復が進めば配当再開に期待が高まります。企業の業績動向に注目していきましょう。

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