兵機海運株式会社の第81期第3四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

四半期報告書
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詳細・正確な情報は対象企業の報告書をご確認ください。

兵機海運株式会社の2023年12月期第3四半期決算が発表されました。この企業は、安全・迅速・信頼をモットーに、総合物流業者として社会的に貢献しています。全体として堅調な業績を確認できました。今後も安定した成長が期待できそうですね。

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企業情報

企業名: 兵機海運株式会社
証券コード: 93620
決算期: 2023年3月期

兵機海運株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?

兵機海運株式会社の決算は3月期で、2023年2月14日に2023年3月期の第3四半期決算を発表しています。四半期ごとの決算が行われているため、投資家の皆さまは四半期決算をチェックできますね。

主な事業

兵機海運株式会社は、海運事業港運・倉庫事業を主な事業として展開しています。内航海運と外航海運を手がけ、国内外の貨物輸送を行っています。また、港湾運送や保管・作業などの物流サービスも提供しています。幅広い事業ポートフォリオを持っているのが特徴です。

今期の業績と利益率は?

2023年12月期第3四半期の業績は、売上高11,345百万円営業利益511百万円経常利益580百万円親会社株主に帰属する四半期純利益516百万円でした。全体として堅調な業績となりました。特に海運事業の内航部門が好調で、油糧・飼料関係の料金改定効果がありました。ただし、外航事業や港運・倉庫事業では減収減益となっています。

売上・利益の推移

過去3年間の売上高は、2023年3月期は609百万円、2022年3月期は798百万円、2021年3月期は568百万円と推移しています。一方、親会社株主に帰属する当期(四半期)純利益は、2023年3月期が643百万円、2022年3月期が684百万円、2021年3月期が516百万円となっています。全体として2022年3月期が最も業績が良かったと言えますが、2023年3月期も堅調な推移を示しています。

四半期連結貸借対照表について

2023年12月31日時点の四半期連結貸借対照表をみると、資産合計は13,123百万円となっています。前期末比では329百万円の増加となりました。

資産の部

流動資産は4,063百万円と207百万円増加しています。現金及び預金の増加や、一部取引について従来売上高として請求していたものを2023年10月以降は立替金として請求するようになったことで、受取手形、売掛金及び契約資産が減少し、その他の立替金が増加しています。固定資産は9,059百万円と122百万円の増加となっています。投資有価証券の時価上昇等により増加しています。

負債の部

負債合計は8,482百万円と311百万円減少しています。短期借入金の減少や未払法人税等の減少などにより流動負債が減少しています。一方で固定負債は110百万円増加しています。

純資産の部

純資産合計は4,641百万円と640百万円増加しています。親会社株主に帰属する四半期純利益の計上や、その他有価証券評価差額金の増加により、自己資本比率も35.37%と上昇しています。

ROAとROE

ROA(総資産利益率)は、2022年3月期が5.4%、2023年3月期が4.5%と推移しています。一方、ROE(自己資本利益率)は、2022年3月期が18.2%、2023年3月期が15.1%となっています。ROAは少し低下傾向にありますが、ROEは良好な水準を維持しています。収益性と効率性のバランスが取れている企業だと言えるでしょう。

キャッシュフロー

四半期連結キャッシュ・フロー計算書は作成されていませんが、資産の部の現金及び預金の増加などから判断すると、営業活動によるキャッシュ・インフローが良好だったと考えられます。設備投資などの投資活動によるキャッシュ・アウトフローも一定程度あるものの、全体としてキャッシュポジションは良好に推移しているようです。

配当の支払額

2023年6月に実施した期末配当は1株当たり115円、年間配当は230円となっています。2022年3月期の年間配当が184円だったことから、配当金は増加傾向にあると言えます。株主還元に積極的な企業だと評価できるでしょう。

今後の展望

2024年2月13日の取締役会において、100%子会社のK.S.LINES S.A.を解散することを決議しました。事業目的が終了したためで、今後は連結子会社が1社減少することになります。この子会社の解散により、当社の経営効率化が進むことが期待されます。また、引き続き料金改定に取り組むなど、収益性の向上にも努めていく方針のようです。

編集部のまとめ

兵機海運株式会社の2023年12月期第3四半期決算は全体的に堅調な状況でした。売上高、営業利益、経常利益、純利益ともに減少傾向にあるものの、内航海運部門の好調さや収益性の高い事業構成などから、安定した業績を維持できていると評価できます。今後は連結子会社の解散による経営効率化や、料金改定による収益力の向上に期待が高まります。株主還元も充実しており、今後の業績にも期待が高まる企業だと言えるでしょう。

兵機海運株式会社の決算日や配当についてまとめました。

兵機海運株式会社の決算日は3月期で、2023年2月14日に第3四半期決算を発表しました。また、2023年6月に実施した期末配当は1株当たり115円で、年間配当は230円となっています。株主還元にも力を入れている企業と言えます。

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