共同印刷株式会社の第144期第3四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

印刷・事務機器関連
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弊サイトは各企業の決算情報を元に決算に関するまとめ情報をご紹介しております。
詳細・正確な情報は対象企業の報告書をご確認ください。

株主の皆様、企業決算書を丁寧に解説させていただきます。共同印刷株式会社は印刷業を主に手がける会社です。今回の決算は第144期第3四半期になります。前年同期と比較すると売上高が71,935百万円と、3.8%の増収となりました。営業利益は1,390百万円と前年同期比大幅な増益となりました。利益率も向上し、企業の健全性が高まっています。

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企業情報

企業名: 共同印刷株式会社
証券コード: 79140
決算期: 2023年3月期

共同印刷株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?

共同印刷株式会社の決算日は3月31日です。毎年4月から翌年3月までが会計期間となります。第3四半期は2023年10月1日から12月31日までの期間です。

主な事業

共同印刷株式会社は、印刷事業を中心に、情報コミュニケーション部門、情報セキュリティ部門、生活・産業資材部門の3つの事業を展開しています。出版印刷、一般商業印刷、ビジネスフォーム、証券類とカード、紙器、軟包装、チューブ、産業資材などの製品を製造・販売しています。

今期の業績と利益率は?

当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高が719億3,500万円と前年同期比3.8%の増収、営業利益は13億9,000万円と大幅な増益となりました。営業利益率は1.9%と前年同期の0.5%から改善しています。この増収増益は、各事業で需要が回復していることが寄与しました。

売上・利益の推移

過去3年間の連結業績を見ると、売上高は693億9,000万円、719億3,500万円、933億6,300万円と増加傾向にあります。経常利益も7億9,800万円、18億5,000万円、12億8,900万円と大きく改善してきています。利益率向上が続いており、企業の収益力が高まっているといえます。

四半期連結貸借対照表について

四半期連結貸借対照表を見ると、総資産が1,284億円と前期末比49億円増加しています。負債合計は674億円で17億円の増加、純資産は609億円と32億円増加しています。自己資本比率は47.4%と高水準を維持しており、財務体質が健全化されています。

資産の部

資産の部では、現金及び預金が98億円、受取手形・売掛金が282億円となっています。また、投資有価証券が174億円と大幅に増加しました。企業の資金力と投資の意欲が感じられます。

負債の部

負債の部では、支払手形・買掛金が162億円、長期借入金が73億円となっています。社債の発行などで有利子負債は増加しましたが、全体としては健全な水準です。

純資産の部

純資産の部では、利益剰余金が483億円、その他有価証券評価差額金が91億円と大幅に増加しています。これらが企業の収益力の向上と株価上昇を示しています。

ROAとROE

ROA(総資産利益率)は0.6%、ROE(自己資本利益率)は2.1%となっています。前年同期と比べ、ともに大幅に改善しています。これは売上高と利益の増加によるものです。今後も収益力が高まれば、さらなる指標の向上が期待できます。

キャッシュフロー

営業活動によるキャッシュ・フローは6億5,600万円の収入となりました。一方、投資活動では25億8,200万円の支出となり、財務活動では12億2,500万円の収入となっています。全体としては6億9,300万円の減少となりました。

配当の支払額

当社は第2四半期末と期末の年2回、配当を実施しています。今期の中間配当は1株当たり50円、期末配当は1株当たり50円を予定しており、年間で100円の配当を実施する予定です。株主還元も着実に行われています。

今後の展望

共同印刷はデジタル化の加速など、大きな変化に直面しています。そのため、中期経営方針「豊かな社会と新たな価値を創造するために未来起点の変革に挑戦」のもと、印刷事業の強みを生かしつつ、デジタル領域の拡大などに取り組んでいきます。収益力の向上と持続可能な成長を目指しています。

編集部のまとめ

共同印刷株式会社の2023年3月期第3四半期決算は、売上高の増加と利益率の改善が特徴的でした。優位性のある事業ポートフォリオと、デジタル活用などの経営変革により、今後も持続可能な成長が期待できそうです。株主還元も着実に行われており、株主の皆様にとって良好な決算と言えるでしょう。

共同印刷株式会社の決算日や配当についてまとめました。

共同印刷株式会社の決算日は3月31日で、会計期間は4月~翌年3月となっています。配当は年2回、中間配当と期末配当を実施しており、今期は合計年間100円の配当を予定しています。企業の収益力が向上傾向にあり、株主還元も充実しているため、今後の業績にも期待が持てる企業といえます。

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