東洋製罐グループホールディングス株式会社の第111期第3四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

四半期報告書
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東洋製罐グループホールディングス株式会社の2023年12月期第3四半期決算が発表されました。売上高は7,137億円と前年同期比5.5%増加し、営業利益は270億円と前年同期比231.6%も大幅に増加しました。この背景には、原材料価格高騰の影響を、適切に製品への価格転嫁を行ったことが大きく寄与しています。今後も安定的な収益基盤を維持しつつ、持続的な成長を目指していきます。

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企業情報

企業名: 東洋製罐グループホールディングス株式会社
証券コード: 59010
決算期: 2023年3月期

東洋製罐グループホールディングス株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?

東洋製罐グループホールディングス株式会社の決算日は3月31日です。第3四半期(10月~12月期)の決算は2024年2月14日に発表されました。

主な事業

東洋製罐グループホールディングス株式会社は、包装容器事業、エンジニアリング・充填・物流事業、鋼板関連事業、機能材料関連事業、不動産関連事業などを展開する総合パッケージングメーカーです。金属・プラスチック・紙・ガラス製品の製造販売や、エンジニアリングサービス、物流サービスなど、さまざまな顧客ニーズに対応しています。

今期の業績と利益率は?

2023年12月期第3四半期の業績は、売上高が7,137億円と前年同期比5.5%増加し、営業利益は270億円と前年同期比231.6%増加と大幅に改善しました。これは包装容器事業を中心に原材料価格高騰分の適切な価格転嫁ができたことが主な要因です。売上高営業利益率は3.8%と、前年同期の1.2%から大幅に改善しています。

売上・利益の推移

東洋製罐グループホールディングス株式会社は、売上高が増加基調にあり、第3四半期時点で前年同期比5.5%増の7,137億円となりました。一方で、営業利益は270億円と前年同期比231.6%と大幅に増加しており、原材料価格高騰の影響を着実に抑制できている様子がうかがえます。経常利益と当期純利益も同様に大幅な増加となっています。

四半期連結貸借対照表について

東洋製罐グループホールディングス株式会社の四半期連結貸借対照表を見ると、総資産は1兆1,957億円と前期末比305億円増加しました。これは売上債権の増加や株式時価評価に伴う投資有価証券の増加などによるものです。一方で、負債は5,110億円と前期末比171億円増加しましたが、自己資本比率は54.7%と健全な水準を維持しています。

資産の部

流動資産は6,027億円で前期末比9億円増加しました。これは売上債権が増加した一方で、現金及び預金が減少したことなどによります。固定資産は5,931億円と前期末比296億円増加しています。有形固定資産は3,784億円と変わらずですが、投資有価証券が前期末比165億円増加しています。

負債の部

流動負債は2,975億円と前期末比66億円増加しました。短期借入金が増加したことなどが主な要因です。固定負債は2,135億円と前期末比105億円増加しており、社債の発行などによるものです。

純資産の部

純資産は6,847億円と前期末比134億円増加しています。この背景には、円安の影響による為替換算調整勘定の増加や保有株式の時価上昇によるその他有価証券評価差額金の増加などがあります。自己資本比率は54.7%と健全な水準を維持しています。

ROAとROE

東洋製罐グループホールディングス株式会社のROAは前期末の5.0%から4.9%に、ROEは前期末の8.9%から8.5%とそれぞれ若干低下しています。これは過去2年のコロナ禍の影響で業績が悪化していた反動で、売上や利益が回復傾向にあることから、資産効率や自己資本効率が一時的に低下しているものと考えられます。今後の業績向上とともにROA、ROEも改善していく見通しです。

キャッシュフロー

東洋製罐グループホールディングス株式会社のキャッシュ・フローの状況は好調です。営業活動によるキャッシュ・フローは前年同期比で42.1%増加しており、堅調な業績がキャッシュ・フローにも反映されています。一方で、自己株式の取得などによる財務活動によるキャッシュ・フローは△100億円と支出超となっています。全体として手元資金が安定的に推移しているといえます。

配当の支払額

東洋製罐グループホールディングス株式会社は、中間配当として1株当たり45円の配当を実施しました。年間配当予想は1株当たり90円を見込んでいます。株主還元に注力しつつ、設備投資や研究開発にも積極的に取り組む方針です。

今後の展望

東洋製罐グループホールディングス株式会社は、包装容器事業を中心とした成長戦略を推進しています。さらなる原価低減やデジタル化の推進などによる生産性向上、海外事業の拡大などに注力するとともに、新たな事業領域への挑戦にも取り組む方針です。中長期的な企業価値の向上に向けて、持続的な成長につなげていきます。

編集部のまとめ

東洋製罐グループホールディングス株式会社の2023年12月期第3四半期決算は、売上高が前年同期比5.5%増加し、営業利益は前年同期比231.6%増加と大幅に改善しました。包装容器事業を中心に原材料価格高騰の影響を適切に製品価格に転嫁できたことが主な要因です。今後も業績の着実な回復と、持続的な成長に期待が高まっています。

東洋製罐グループホールディングス株式会社の決算日や配当についてまとめました。

東洋製罐グループホールディングス株式会社の決算日は3月31日で、2023年12月期第3四半期の決算は2024年2月14日に発表されました。また、中間配当は1株当たり45円、年間配当予想は90円と、株主還元にも注力しています。今後の業績拡大と企業価値向上に期待が高まっています。

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