株式会社ダイイチは、北海道に本社を置く食料品スーパーマーケット企業です。第70期第1四半期の決算報告によると、売上高は前年同期比5.6%増加し、経常利益も5.1%増加と好調な業績を収めています。
企業情報
企業名: 株式会社ダイイチ
証券コード: E03340
決算期: 9月
株式会社ダイイチの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社ダイイチの決算日は9月30日です。四半期決算は12月31日、3月31日、6月30日に行われており、今回は2023年10月1日から12月31日までの第1四半期の決算報告となります。
主な事業
株式会社ダイイチは、北海道を中心に 食料品スーパーマーケットを展開しています。日用品や食品、酒類などを取り扱っており、地域に密着した店舗運営を行っています。また、不動産賃貸収入も得ています。
今期の業績と利益率は?
当第1四半期の売上高は133億85百万円で、前年同期比5.6%増加しています。また、売上総利益率は25.8%と、前年同期から0.7ポイント改善しています。経常利益は6億91百万円で前年同期比5.1%増加と好調な結果となりました。
売上・利益の推移
株式会社ダイイチの売上高は、近年130億円前後で推移しています。経常利益も6億円前後と、安定した経営成績を維持しています。新型コロナウイルス感染症の影響があった2020年9月期を除いて、ほぼ毎期増収増益を続けています。
四半期連結貸借対照表について
株式会社ダイイチの当第1四半期末の総資産は248億30百万円で、前事業年度末比13億47百万円増加しています。流動資産は109億23百万円、固定資産は139億7百万円と、資産が全体的に増加しています。
資産の部
流動資産は主に売掛金の増加により前事業年度末比7億30百万円増加しています。固定資産は建物の増加などにより前事業年度末比6億16百万円増加しています。
負債の部
負債合計は88億12百万円で、前事業年度末比11億83百万円増加しています。流動負債は買掛金の増加などにより前事業年度末比10億72百万円増加しています。
純資産の部
純資産合計は160億17百万円で、前事業年度末比1億63百万円増加しています。利益剰余金が190百万円増加したことが主な要因です。
ROAとROE
株式会社ダイイチのROA(総資産経常利益率)は2.8%、ROE(自己資本利益率)は3.0%となっています。前年同期に比べROAは0.1ポイント、ROEは0.1ポイントそれぞれ上昇しており、収益性が改善傾向にあります。
キャッシュフロー
株式会社ダイイチのキャッシュフローについては、四半期キャッシュフロー計算書の作成を省略しているため、詳細な情報は開示されていません。ただし、減価償却費が当第1四半期は1億88百万円と前年同期の1億63百万円から増加しており、設備投資が活発化していることが伺えます。
配当の支払額
株式会社ダイイチは、2023年12月22日開催の定時株主総会において、1株当たり25円の期末配当を決議しています。前年同期の1株当たり20円から25%増配となりました。
今後の展望
株式会社ダイイチは、2023年11月に中期経営計画(2024年9月期~2026年9月期)を公表しており、「商品力・販売力の向上」、「お客様利便性の向上」、「労働環境の改善」などに取り組んでいきます。特に出店戦略の推進や商品力強化に注力し、顧客満足度の向上を図っていくとしています。
編集部のまとめ
株式会社ダイイチの第1四半期決算は、増収増益と好調な業績となりました。物価高やコスト高の中でも、売上総利益率の改善や新店舗の寄与により、安定した収益基盤を築いています。今後は中期経営計画に沿って、さらなる成長と株主還元の強化に期待が膨らみます。
株式会社ダイイチの決算日や配当についてまとめました。
株式会社ダイイチの決算日は9月30日で、四半期決算は12月、3月、6月に行われています。また、2023年12月の定時株主総会において、1株当たり25円の期末配当が決議されました。この配当は前年比25%増と、株主還元の強化が図られています。今後も安定した経営成績の維持と、株主の皆様への利益還元に期待がかかっています。