株式会社ウェッズの2023年12月期第3四半期決算が発表されました。売上高は27,705百万円と前年同期比5.0%の減収となりましたが、経常利益は2,133百万円と前年同期比13.0%の減益にとどまりました。安定した収益力を示す好決算となりました。
企業情報
企業名: 株式会社ウェッズ
証券コード: E02870
決算期: 3月期
株式会社ウェッズの決算日・決算時期(スケジュール）は?
株式会社ウェッズの決算期は3月期です。第3四半期決算は2023年12月31日時点での業績となります。年間の決算は毎年6月に発表されます。
主な事業
株式会社ウェッズは、自動車関連卸売事業、物流事業、自動車関連小売事業、福祉事業などを展開しています。主力の自動車関連卸売事業では、アルミホイールやタイヤ、その他自動車用品の卸売を行っています。また、物流事業では自動車部品の搬送などに強みを発揮しています。
今期の業績と利益率は?
当第3四半期の売上高は27,705百万円と前年同期比5.0%の減収となりましたが、経常利益は2,133百万円と前年同期比13.0%の減益にとどまりました。減収要因はアルミホイールの販売減があったものの、物流事業の好調により利益率を維持できた結果です。
売上・利益の推移
最近3年間の推移をみると、売上高は横ばいながら、経常利益は2,000百万円前後を安定して確保しています。自動車関連事業の収益力が高く、安定した業績を示しています。
四半期連結貸借対照表について
当第3四半期末の総資産は26,394百万円と前期末比2,425百万円増加しました。主な要因は、季節的要因による売掛債権の増加です。一方、負債総額は8,934百万円と1,536百万円増加しており、冬季商戦に向けた仕入れによる買掛債務の増加が主な要因です。
資産の部
資産の部では、現金及び預金が5,919百万円、売掛債権が6,403百万円となっています。季節変動の影響で売掛債権が増加しています。
負債の部
負債の部では、買掛金が4,117百万円、短期借入金が409百万円となっています。冬季商戦に向けた仕入れが増加し、買掛金が大幅に増加しています。
純資産の部
純資産は17,460百万円と前期末比888百万円増加しました。利益剰余金の増加が主な要因です。自己資本比率は60.3%と健全な水準を維持しています。
ROAとROE
ROAは7.1%、ROEは7.7%となっています。自動車関連事業を中心に収益力が高く、優良な投下資本効率を維持しています。安定した収益力とともに、資産効率の高さも評価できる決算となりました。
キャッシュフロー
第3四半期連結累計期間のキャッシュフローの詳細は開示されていませんが、営業活動によるキャッシュフローが黒字を維持しており、安定した資金繰りを確保していると考えられます。
配当の支払額
当期の中間配当は1株当たり10円、期末配当は1株当たり23円を予定しています。前期に比べて配当を増額しており、株主還元の充実が図られています。
今後の展望
自動車関連事業を中心に、安定した収益力と財務基盤を維持することが期待されます。また、物流事業の強化や新規事業の開拓など、持続的な成長に向けた取り組みが注目されます。引き続き同社の業績推移を注視していく必要があるでしょう。
編集部のまとめ
株式会社ウェッズは、自動車関連事業を中心に、安定した収益力と財務基盤を持つ企業です。今回の決算では、減収ながらも利益率を維持する健闘ぶりが評価できます。今後も、既存事業の強化と新たな成長領域の開拓に期待が高まります。
株式会社ウェッズの決算日や配当についてまとめました。
株式会社ウェッズの決算期は3月期で、第3四半期決算は2023年12月31日時点の業績を報告しています。配当については、中間配当が1株10円、期末配当が1株23円を予定しており、前期より増額しています。今後も安定した収益力と財務基盤を背景に、株主還元の充実が期待されます。
