浜井産業株式会社の第98期第3四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

四半期報告書
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浜井産業株式会社の第3四半期決算が発表されました。売上高は前年同期比42.3%増の6,752百万円経常利益は前年同期比113.7%増の748百万円と大幅に伸長しました。半導体シリコンウエーハ加工用や自動車部品加工用の需要が堅調に推移し、主力製品のラップ盤の販売が好調だったことが業績拡大の主因でした。

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企業情報

企業名: 浜井産業株式会社
証券コード: 61310
決算期: 3月期

浜井産業株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?

浜井産業株式会社の決算期は3月期で、第3四半期の決算期間は2023年10月1日から2023年12月31日までとなっています。

主な事業

浜井産業株式会社は、主に工作機械の製造・販売を行う単一事業の企業です。主力製品はラップ盤で、半導体シリコンウエーハやパワー半導体素材の加工用に使用されています。その他、ホブ盤やフライス盤、部品・歯車の販売も行っています。国内外の顧客に向けて製品を展開しており、海外市場への販売比率も高くなっています。

今期の業績と利益率は?

第3四半期連結累計期間の業績は、売上高6,752百万円(前年同期比42.3%増)営業利益752百万円(前年同期比99.3%増)経常利益748百万円(前年同期比113.7%増)親会社株主に帰属する四半期純利益511百万円(前年同期比45.7%増)と大幅な増収増益となりました。利益率も大幅に改善しており、今期の業績は好調に推移しています。

売上・利益の推移

過去3年間の売上高は、2022年3月期が6,916百万円、2023年3月期3Q時点で6,752百万円と推移しており、直近期は前年同期比42.3%増と大きく伸長しました。経常利益も2022年3月期が336百万円、2023年3月期3Q時点で748百万円と2倍以上の増益となっています。主力製品の需要が好調であることが業績拡大の背景にあります。

四半期連結貸借対照表について

2023年12月末時点の四半期連結貸借対照表を見ると、総資産は9,359百万円で前期末比141百万円増加しています。流動資産は6,459百万円、固定資産は2,899百万円となっています。一方、負債は6,360百万円で前期末比177百万円減少しました。純資産は2,999百万円と前期末比318百万円増加しており、自己資本比率は32.0%まで改善しています。

資産の部

資産の部では、主に棚卸資産が544百万円増加したことで流動資産が増加しています。一方、固定資産は有形固定資産が51百万円減少したものの、投資その他の資産が65百万円増加したことで総じて微増となっています。

負債の部

負債の部では、支払手形及び買掛金が1,725百万円減少した一方で、電子記録債務が2,168百万円増加したことで、全体として微減となっています。固定負債も長期借入金が130百万円減少したことで59百万円の減少となりました。

純資産の部

純資産の部では、利益剰余金が430百万円増加したものの、自己株式が149百万円増加したことで、全体としては318百万円の増加となっています。自己資本比率も32.0%まで改善しています。

ROAとROE

ROAは前期の3.7%から当3Q時点で8.0%まで大幅に上昇しています。これは、経常利益の増加により、資産効率が高まったためです。一方でROEは前期の7.9%から当3Q時点で17.0%と2倍以上の水準まで伸び悩んでおり、自己資本の効率的な運用がさらに求められます。

キャッシュフロー

当第3四半期累計期間のキャッシュ・フローは、営業活動によるキャッシュ・フローが正の水準を維持しているものの、投資活動によるキャッシュ・フローがマイナスとなり、全体としては減少傾向にあります。これは、固定資産取得などの設備投資に資金を投下したためです。今後も積極的な設備投資を続けることで、生産性向上とコスト競争力の強化を図っていくことが重要になってくると考えられます。

配当の支払額

浜井産業株式会社は、株主還元として配当を行っています。2023年3月期については、1株当たり年間25円の配当を実施しました。この水準は前期より10円増加しており、業績の好調さを反映した形となっています。今後も安定した配当政策を維持していくことが期待されます。

今後の展望

浜井産業株式会社は、半導体関連需要の高まりを背景に、主力製品のラップ盤の販売が引き続き好調に推移することが見込まれています。一方で、原材料価格の高騰やグローバルな地政学リスクなど、経営環境の不確定要素も残っています。そのため、生産性の向上やコスト管理の徹底など、収益力の強化に向けた取り組みをさらに進めていくことが重要になってくると考えられます。

編集部のまとめ

浜井産業株式会社は、主力のラップ盤を中心に半導体関連市場を中心に好調な業績を維持しています。第3四半期決算では大幅な増収増益を達成し、収益性も大きく改善しています。今後も設備投資を通じた生産性向上と、ホブ盤などの新製品投入による製品ラインアップの拡充に注力していくことで、持続的な成長を実現していくことが期待されます。

浜井産業株式会社の決算日や配当についてまとめました。

浜井産業株式会社の決算期は3月期で、第3四半期の決算期間は2023年10月1日から2023年12月31日までです。2023年3月期の年間配当は1株当たり25円で、業績の好調さを反映した増配となっています。今後も安定配当が期待できそうです。

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