セントケア・ホールディング株式会社の2023年12月期第3四半期決算が発表されました。売上高は前年同期比2.8%増の406億円と堅調な成長を維持しています。経常利益は22.8%増の25億90百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益も29.9%増の17億67百万円と、大幅な増益となりました。
企業情報
企業名: セントケア・ホールディング株式会社
証券コード: 23740
決算期: 3月31日
セントケア・ホールディング株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?
セントケア・ホールディング株式会社の決算期は3月31日で、四半期決算は6月30日、9月30日、12月31日に発表しています。年間では、4月から翌年3月までの1年間の決算となります。
主な事業
セントケア・ホールディング株式会社は、介護サービス事業を中心に展開しています。訪問系サービス(訪問介護、訪問看護等)や施設系サービス(デイサービス、有料老人ホーム等)を提供しています。また、人材派遣や介護ロボット販売などの関連事業も手がけています。
介護需要の高まりを背景に、サービスの拡充と品質の向上に注力しています。
今期の業績と利益率は?
当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高406億円(前年同期比2.8%増)、経常利益25億90百万円(同22.8%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益17億67百万円(同29.9%増)と、増収増益となりました。
利益率も改善しており、営業利益率は6.2%、経常利益率は6.4%と高水準を維持しています。
売上・利益の推移
売上高は3期連続で増加しており、第3四半期連結累計期間では406億円と過去最高を記録しました。
一方、利益面では営業利益、経常利益、純利益ともに増益基調が続いています。
特に経常利益は25億90百万円と前年同期比22.8%の大幅増益となりました。
四半期連結貸借対照表について
セントケア・ホールディング株式会社の財務体質は健全な状況にあります。
資産の部
当第3四半期連結会計期間末の資産合計は、298億33百万円と前期末比1.0%増加しています。
流動資産は167億76百万円と前期末比4.1%増加し、現金及び預金が5億82百万円増加したことが主な要因です。
固定資産は130億56百万円と前期末比2.7%減少しています。
負債の部
負債合計は137億71百万円と前期末比6.1%減少しました。
流動負債は73億80百万円と前期末比1.0%減少、固定負債は66億4百万円と11.1%減少しています。
純資産の部
純資産は158億48百万円と前期末比8.2%増加しています。
利益剰余金が11億74百万円増加したことが主な要因です。
ROAとROE
セントケア・ホールディング株式会社のROA(総資産経常利益率)は8.7%、ROE(自己資本利益率)は11.4%となっています。
両指標ともに高い水準を維持しており、効率的な資産活用と収益性の高さが顕著に表れています。
キャッシュフロー
当第3四半期連結累計期間のキャッシュ・フローの状況については、四半期連結キャッシュ・フロー計算書が作成されていないため開示されていません。
ただし、営業活動によるキャッシュ・フローは堅調に推移していると推測されます。
配当の支払額
セントケア・ホールディング株式会社は、株主への利益還元を重視しており、年間配当金は24円を予定しています。
前期に比べ4円増配となっており、堅調な業績を反映した形となっています。
今後の展望
介護業界では人材確保が大きな課題となっていますが、セントケア・ホールディング株式会社は訪問介護、訪問看護、多機能型サービスの展開を重点投資サービスとして推進することで、さらなる事業成長を目指しています。
また、事業構造改革にも着手しており、採算性の低い拠点についての統廃合や業容転換など、収益基盤の強化にも取り組んでいます。
編集部のまとめ
セントケア・ホールディング株式会社の2023年12月期第3四半期の業績は、売上高、経常利益、純利益いずれも前年同期を大幅に上回る成長を遂げています。
介護サービス需要の高まりを捉え、重点サービスの展開や事業構造改革に取り組むことで、収益性の向上にも成功しています。
今後も安定収益基盤の維持と事業成長に期待が高まるといえるでしょう。
セントケア・ホールディング株式会社の決算日や配当についてまとめました。
セントケア・ホールディング株式会社の決算期は3月31日で、四半期決算は6月30日、9月30日、12月31日に発表しています。
また、年間配当金は24円と前期比4円増配となっています。
業績拡大を背景に株主還元も強化されており、投資家の期待も高まっている企業といえるでしょう。