NKKスイッチズ株式会社の第71期第3四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

四半期報告書
スポンサーリンク

弊サイトは各企業の決算情報を元に決算に関するまとめ情報をご紹介しております。
詳細・正確な情報は対象企業の報告書をご確認ください。

このたび、NKKスイッチズ株式会社の第3四半期決算報告があり、収益の状況などが詳らかになりました。売上高7,302百万円営業利益420百万円など、一時的な減少もありつつ、堅調な業績を維持しているようです。創業以来70年以上の歴史を持つ同社は、スイッチやコネクタの製造・販売で知られており、今後の更なる成長に期待が高まっています。

スポンサーリンク

企業情報

企業名: NKKスイッチズ株式会社
証券コード: 69430
決算期: 3月期

NKKスイッチズ株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?

NKKスイッチズ株式会社の決算日は3月31日です。具体的な決算スケジュールとしては、6月末に決算短信を発表し、その後6月下旬に有価証券報告書を提出しています。また、11月中旬に第2四半期決算短信を、2月中旬に第3四半期決算短信を発表しています。

主な事業

NKKスイッチズ株式会社は、スイッチ、タクトスイッチ、コネクタ等の製造・販売を主力事業としています。主な製品は、産業機械、オフィス機器、車載機器、民生機器など幅広い用途に使用されています。特に、その高い品質と信頼性から、業界の中核的存在として評価されています。また、近年はIoT関連機器向けのスイッチなどにも注力しており、新分野での事業展開にも力を入れています。

今期の業績と利益率は?

当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高7,302百万円営業利益420百万円と前年同期と比べて減少しています。一方で、経常利益476百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益330百万円と、収益性は維持できているようです。利益率としては、営業利益率5.8%、経常利益率6.5%、純利益率4.5%となっています。

売上・利益の推移

直近の通期業績は、売上高10,328百万円、経常利益1,223百万円、純利益826百万円と好調でした。しかし、当第3四半期では前年同期比で減収減益となっています。これは、半導体不足等による一時的な受注減少の影響が大きいようです。ただ、車載機器や民生機器向けの需要が堅調に推移しているため、通期では前期並みの業績を確保できると見込んでいます。

四半期連結貸借対照表について

当第3四半期連結会計期間末の総資産は15,118百万円負債合計は2,232百万円純資産は12,885百万円となっています。前期末と比べると、資産と純資産が増加し、負債が減少しているため、財務体質はより一層強化されたと言えます。

資産の部

資産の部では、現金及び預金が4,426百万円と手元流動性が高く、有形固定資産が3,314百万円と生産設備も充実しています。また、投資その他の資産が1,925百万円あり、潜在的な収益源としても注目されます。

負債の部

負債の部では、買掛金が662百万円と仕入債務は削減されており、退職給付に係る負債が85百万円と労務費も抑えられています。その他の固定負債も含め、有利子負債は皆無と、財務の健全性が高い水準にあります。

純資産の部

純資産の部では、利益剰余金が9,729百万円と内部留保が充実しており、自己資本比率は85.2%と極めて健全な財務体質を維持しています。これにより、将来の成長投資や株主還元など、様々な選択肢が開かれていると言えるでしょう。

ROAとROE

NKKスイッチズ株式会社のROA(総資産経常利益率)は3.2%ROE(自己資本当期純利益率)は2.6%となっています。前期と比べるとやや低下しているものの、いずれも製造業平均を上回る水準を維持しています。これは同社の高い収益力と効率的な資産活用力を示しているといえるでしょう。今後も持続的な成長と収益性の向上に期待が寄せられています。

キャッシュフロー

当第3四半期連結累計期間のキャッシュフローは、営業活動によるキャッシュ・フローが527百万円のプラスとなっています。一方で、投資活動によるキャッシュ・フローが1,042百万円のマイナスとなっており、設備投資などに積極的に取り組んでいることがわかります。財務活動によるキャッシュ・フローはマイナス447百万円で、配当金の支払いなどに充てられています。全体としては、現金及び預金が962百万円減少しています。今後も事業拡大に向けた投資を行いながら、適正な株主還元にも注力していくものと考えられます。

配当の支払額

NKKスイッチズ株式会社は、株主への安定的な利益還元を重視しています。当期は中間配当として1株当たり50円、期末配当として1株当たり75円の配当を実施する予定です。年間配当金は1株当たり125円となり、前期と同額を維持しています。配当性向は31.1%で、適正な水準を確保しているといえます。

今後の展望

NKKスイッチズ株式会社は、中長期的な企業価値の向上を目指して、「信頼」と「納期」を重点に様々な施策に取り組んでいます。特に、「ソリューションビジネスの確立」や「ネットセールスの強化」などに注力し、新しい需要の開拓を進めています。また、工場の自動化や生産性向上にも力を入れ、収益力の維持・向上を図っています。今後も、安定的な業績と株主還元の継続が期待されます。

編集部のまとめ

NKKスイッチズ株式会社は、安定した収益基盤と健全な財務体質を持つ企業として評価されています。一時的な減収減益はあるものの、中長期的な成長に向けた積極的な投資を続けており、今後の事業拡大に期待が高まります。また、株主還元にも力を入れており、安定した配当政策を維持しています。引き続き、同社の動向に注目していく必要があるでしょう。

NKKスイッチズ株式会社の決算日や配当についてまとめました。

NKKスイッチズ株式会社の決算日は3月31日で、年2回の配当(中間配当と期末配当)を行っています。直近の配当実績は、1株当たり125円で、配当性向は31.1%となっています。株主還元にも積極的に取り組んでおり、今後も安定的な配当の継続が期待されています。

タイトルとURLをコピーしました