日本精密株式会社の第46期第3四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

四半期報告書
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詳細・正確な情報は対象企業の報告書をご確認ください。

日本精密株式会社の第3四半期決算報告書が公開されました。売上高は前年同期比6.9%減の4,983,206千円となりましたが、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する四半期純利益はいずれも黒字を確保しました。今後の展望も明るく、順調に業績を伸ばしていくことが期待されます。

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企業情報

企業名: 日本精密株式会社
証券コード: 7710
決算期: 3月期

日本精密株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?

日本精密株式会社の決算期は3月期で、4月から3月までの1年間が会計年度となります。第3四半期決算は12月31日が基準日となり、毎年2月頃に決算報告書が公表されます。

主な事業

日本精密株式会社は、時計関連、メガネフレーム、釣具・応用品の3つのセグメントで事業を展開しています。時計の外装部品や時計バンド、メガネフレーム、釣具用部品など、精密加工技術を活かした製品を製造・販売しています。国内外の大手メーカーやブランドとの取引が中心で、グローバルに事業を展開しています。

今期の業績と利益率は?

当第3四半期の業績は、売上高4,983,206千円(前年同期比6.9%減)、営業利益104,509千円、経常利益140,193千円、親会社株主に帰属する四半期純利益104,477千円となりました。売上高は減少したものの、製造コストの削減などの施策により、営業利益率2.1%、経常利益率2.8%、純利益率2.1%と利益水準を確保しています。

売上・利益の推移

日本精密株式会社は、2020年3月期から2022年3月期にかけて、売上高が6,000~7,000百万円台で推移しています。一方で、2020年3月期に親会社株主に帰属する当期純損失を計上したものの、2021年3月期以降は黒字に転換し、2022年3月期の純利益は175,553千円と大幅な改善を示しています。

四半期連結貸借対照表について

日本精密株式会社の四半期連結貸借対照表では、資産合計が5,691,728千円、負債合計が4,407,508千円、純資産合計が1,284,219千円となっています。前期末と比べると、資産は390,223千円増加、負債は367,715千円増加、純資産は22,507千円増加しています。

資産の部

資産の部では、流動資産が3,224,585千円と前期末比417,174千円増加しています。固定資産は2,467,143千円と26,950千円減少しています。流動資産の増加は主に現金及び預金の増加によるものです。

負債の部

負債の部では、流動負債が3,892,990千円と前期末比378,296千円増加しています。固定負債は514,518千円と10,581千円減少しています。流動負債の増加は主に支払手形及び買掛金の増加によるものです。

純資産の部

純資産の部では、株主資本が1,568,940千円と前期末比104,477千円増加しています。その他の包括利益累計額が△284,720千円と前期末比81,969千円減少しています。株主資本の増加は主に四半期純利益の計上によるものです。

ROAとROE

日本精密株式会社のROA(総資産経常利益率)は、前期末の4.9%から当第3四半期は2.5%に低下しています。一方、ROE(自己資本当期純利益率)は前期末の14.0%から当第3四半期は8.3%に低下しています。これは、売上高の減少や経常利益の減少により、収益性が低下したことが主な要因です。

キャッシュフロー

当第3四半期連結累計期間のキャッシュ・フローは、営業活動によるキャッシュ・フローが521,449千円の収入となっています。これは主に売上債権の減少によるものです。一方で、投資活動によるキャッシュ・フローは74,615千円の支出、財務活動によるキャッシュ・フローは152,687千円の支出となっています。全体としては、現金及び現金同等物が294,147千円増加しています。

配当の支払額

直近の配当実績は、2022年3月期の年間配当金が1株当たり2.00円でした。当第3四半期決算では新たな配当予想は公表されていません。今後の業績動向を見守る必要がありますが、前期並みの配当が期待されます。

今後の展望

日本精密株式会社は、事業構造改革の実施や製造コストの削減などの施策を進めており、通期の業績はほぼ前期並みを見込んでいます。また、ASEAN地域への生産拠点の強化や新たな事業領域の開拓にも取り組んでおり、持続的な成長が期待されます。今後の市場環境の変化などに留意しつつ、収益力の向上と財務体質の強化を目指していくことが重要です。

編集部のまとめ

日本精密株式会社は、コロナ禍の影響を受けながらも、事業構造改革や生産性の向上などに取り組み、着実に業績を回復させてきました。当第3四半期の決算も、売上高は減少したものの利益水準を確保しており、今後の成長に期待が高まります。特に、ASEAN地域への生産拠点の強化や新たな事業領域の開拓など、経営の多角化にも注目が集まります。株主還元面でも配当政策に期待が寄せられています。

日本精密株式会社の決算日や配当についてまとめました。

日本精密株式会社の決算期は3月期で、第3四半期決算の基準日は12月31日です。直近の2022年3月期の年間配当金は1株当たり2.00円でしたが、今後の業績次第で、前期並みの配当が期待されています。長期的な視点で、同社の持続的な成長と株主還元に期待が高まります。

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