株式会社自重堂の直近の決算内容をご紹介します。同社はワークウェアを中心に展開する企業で、業績は順調に推移しています。今期の業績を振り返ると、売上高8,693百万円、経常利益1,776百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益1,220百万円と、いずれも前年同期比で増加しています。特に利益面では大幅な増益となっており、企業収益が伸びている様子がうかがえます。
企業情報
企業名: 株式会社自重堂
証券コード: 35970
決算期: 2023年6月期
株式会社自重堂の決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社自重堂の決算日は6月30日です。四半期決算は9月30日、12月31日、3月31日に行われ、本決算は6月30日に行われます。
主な事業
株式会社自重堂は、ユニフォームの製造・販売を主な事業としています。主力ブランドには「JICHODO(ジチョウドウ)」「Jawin(ジャウィン)」「Z-DRAGON(ジィードラゴン)」などがあり、幅広い顧客層に向けた商品展開を行っています。特に「JICHODO」ブランドは、同社の保守本流のワークウェアとして長年親しまれています。また、近年では環境配慮型ユニフォームの開発にも注力しており、SDGsへの取り組みも活発に行っています。
今期の業績と利益率は?
当第2四半期連結累計期間の業績は、売上高8,693百万円、経常利益1,776百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益1,220百万円となりました。売上高は前年同期比4.3%減となりましたが、利益面では大幅な増益を達成しています。特に経常利益は前年同期比30.6%増と大幅な伸びを示しており、収益性の改善が進んでいることがわかります。
売上・利益の推移
株式会社自重堂の売上高は最近5年間で16,400百万円~17,700百万円程度で推移しています。一方、営業利益は2020年6月期の2,300百万円から2023年6月期には3,500百万円へと大幅に増加しており、収益性の向上が図られています。また、当第2四半期までの決算では利益率が高い水準を維持していることから、今期も前年度を上回る業績となる可能性が高いと見られます。
四半期連結貸借対照表について
株式会社自重堂の直近の四半期連結貸借対照表を見ると、資産合計が41,253百万円、負債合計が4,131百万円、純資産合計が37,122百万円となっています。資産の大部分を占める流動資産は30,581百万円と、健全な財務体質を維持しています。また、自己資本比率は90.0%と非常に高い水準を保っており、財務基盤は強固と言えます。
資産の部
資産の部では、現金及び預金8,755百万円、商品及び製品15,732百万円が主な内訳となっています。長期的な視点から積み上げてきた手元流動性と商品在庫が、同社の強みとなっているようです。
負債の部
負債の部では、支払手形及び買掛金1,802百万円が主要な項目となっています。負債総額は4,131百万円と低水準に抑えられており、健全な財務体質が維持されています。
純資産の部
純資産の部は37,122百万円と、総資産の90%以上を占めています。このように、同社は強固な財務基盤を有しており、株主還元にも積極的に取り組んでいることが窺えます。
ROAとROE
株式会社自重堂のROA(総資産経常利益率)は4.4%で、ROE(自己資本当期純利益率)は3.3%となっています。これらの指標はいずれも業界平均を上回る水準にあり、効率的な資産運用と高い収益力を示しています。今後もこれらの指標を高水準で維持していくことが期待されます。
キャッシュフロー
当第2四半期連結累計期間のキャッシュ・フローを見ると、営業活動によるキャッシュ・フローが1,486百万円のプラスとなっています。また、投資活動によるキャッシュ・フローは1百万円のプラス、財務活動によるキャッシュ・フローは1,439百万円のマイナスとなっています。この結果、現金及び現金同等物の四半期末残高は8,755百万円となり、財務の健全性が維持されています。
配当の支払額
株式会社自重堂は、株主還元を重視しており、直近の配当実績を見ると、2023年6月期の年間配当金は1株当たり500円となりました。この水準は前期の1株当たり300円から大幅に増加しており、業績の伸長に合わせて積極的な配当政策を実施していることが分かります。今後も株主還元の充実が期待されます。
今後の展望
株式会社自重堂は、主力ブランド「JICHODO」や「Jawin」「Z-DRAGON」の拡販に加えて、環境配慮型ユニフォームの開発にも注力しています。環境負荷の低減に配慮したユニフォームの提供は、企業のSDGs推進にも貢献するものと期待されます。また、広域認定制度の取得により、使用済ユニフォームの回収・再資源化を促進することで、循環型社会の形成にも寄与していきます。今後も顧客ニーズに応え、持続可能な成長を目指していくことが予想されます。
編集部のまとめ
株式会社自重堂は、ユニフォームの製造・販売を主力事業とする企業で、「JICHODO」「Jawin」「Z-DRAGON」といった強力なブランドを擁しています。当期の業績は売上は微減となりましたが、利益は大幅な増益を達成しており、収益性の改善が進んでいることが分かります。また、財務体質は非常に健全で、株主還元も積極的に行っています。環境配慮型ユニフォームの開発など、SDGsへの取り組みにも注力しており、持続可能な成長が期待できる企業だと言えるでしょう。
株式会社自重堂の決算日や配当についてまとめました。
株式会社自重堂の決算日は6月30日で、四半期決算は9月30日、12月31日、3月31日に行われています。直近の配当実績は、1株当たり500円と、前年比で大幅に増加しています。今後も株主還元の充実が期待されます。