[株式会社王将フードサービスの最新四半期決算報告は、確実な業績回復と拡大を示しています。前年同期比で売上高、営業利益、経常利益が大幅に増加し、新店舗の出店も順調に進んでいます。また、サステナビリティ活動や従業員への配慮など、企業価値向上への取り組みも評価に値するでしょう。今後の成長が期待できる銘柄として注目に値します。]
企業情報
企業名: 株式会社王将フードサービス
証券コード: E03193
決算期: 3月期
株式会社王将フードサービスの決算日・決算時期(スケジュール）は？
株式会社王将フードサービスの決算期は3月期です。 四半期決算は6月、9月、12月、3月の年4回行われています。
主な事業
株式会社王将フードサービスは、中華料理店「王将」の国内外への出店と運営を行う企業です。直営店とFC加盟店を合わせ、全国730店舗を展開しています。餃子やラーメンなどの中華料理を中心とした飲食事業を主力としており、安全・安心な食材の提供と心のこもったサービスで、お客様に快適な食空間を提供することを目指しています。
今期の業績と利益率は？
当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高755億29百万円(前年同期比9.4%増)、営業利益75億21百万円(同26.7%増)、経常利益77億42百万円(同10.1%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益56億29百万円(同24.9%増)と、前年同期を大きく上回る好調な業績となりました。
売上・利益の推移
過去3年の売上高と利益の推移を見ると、2023年3月期は売上高930億22百万円、営業利益91億40百万円と過去最高を記録しました。また、同期の経常利益は91億40百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は62億13百万円と、着実に増加してきています。
四半期連結貸借対照表について
当第3四半期連結会計期間末の総資産は859億23百万円で、前連結会計年度末比2.2%増加しています。資産の部では流動資産が376億5百万円、固定資産が483億18百万円となっています。
資産の部
流動資産は現金及び預金が333億32百万円と、前連結会計年度末比4.8%増加しています。固定資産は有形固定資産が364億84百万円と増加しており、積極的な店舗出店が進んでいることがうかがえます。
負債の部
負債合計は204億34百万円と前連結会計年度末比4.2%減少しています。流動負債は132億7百万円、固定負債は72億26百万円となっています。借入金は75億円と健全な水準を維持しています。
純資産の部
純資産合計は654億89百万円と、前連結会計年度末比4.3%増加しています。自己資本比率は76.2%と高水準を保っています。
ROAとROE
株式会社王将フードサービスのROA(総資産経常利益率)は9.0%、ROE(自己資本当期純利益率)は8.6%となっています。前年同期と比べて、ROAは1.0ポイント、ROEは0.5ポイント上昇しており、収益性の向上と効率的な資産活用が進んでいると評価できます。
キャッシュフロー
当第3四半期連結累計期間のキャッシュ・フローは、営業活動によるキャッシュ・フローが79億13百万円の収入、投資活動によるキャッシュ・フローが23億83百万円の支出、財務活動によるキャッシュ・フローが42億28百万円の支出となっています。これらの結果、現金及び現金同等物の当第3四半期連結会計期間末残高は333億32百万円となりました。
配当の支払額
株式会社王将フードサービスは、株主への利益還元を重要な経営課題の一つとして位置づけています。当期の配当金は、中間配当金1株当たり70円、期末配当金1株当たり75円を予定しており、年間配当金は145円となる見通しです。
今後の展望
株式会社王将フードサービスは、今後も積極的な出店戦略と既存店の活性化に取り組み、売上・利益の拡大を目指します。サステナビリティ活動やESG経営にも注力し、企業価値の向上を図ります。また、人的資本への投資により、従業員の士気向上とサービスの質の向上にも努めていく方針です。これらの取り組みにより、中長期的な成長が期待できるでしょう。
編集部のまとめ
株式会社王将フードサービスの最新四半期決算は、売上、利益ともに過去最高を記録する好決算となりました。積極的な出店や高付加価値商品の販売などにより、着実に業績を伸ばしています。さらに、サステナビリティ活動や従業員への配慮にも注力しており、企業価値向上に向けた取り組みが評価できます。今後の成長が期待できる銘柄といえるでしょう。
株式会社王将フードサービスの決算日や配当についてまとめました。
株式会社王将フードサービスの決算期は3月期で、四半期決算は年4回行われています。また、同社は年間配当金145円を予定しており、株主への利益還元にも力を入れている企業です。今後も確実な業績拡大と企業価値向上が期待できる会社といえるでしょう。
