
| 決算期 | 売上高 | 経常利益 | 純利益 | 1株配当 | ROE |
|---|---|---|---|---|---|
| 22/3 | 1288.42億円 | 29.65億円 | 42.59億円 | 94円 | 6.1% |
| 23/3 | 1420.19億円 | 15.96億円 | 13.46億円 | 100円 | 1.9% |
| 24/3 | 1456.38億円 | 61.83億円 | 30.22億円 | 100円 | 4.2% |
| 25/3 | 1461.74億円 | 22.04億円 | -78.14億円 | 105円 | – |
| 26/3 | 1338.71億円 | 39.93億円 | 24.47億円 | 115円 | 3.8% |
自動車向け樹脂部品と化学品事業を二本柱とする森六株式会社(証券コード42490)。投資を始めたばかりの方にとって、こうした「BtoB(企業向け)」の会社は事業内容がイメージしにくいかもしれません。このページでは、有価証券報告書の確定データをもとに、森六の業績や配当の流れをやさしく整理していきます。
森六株式会社の会社概要
森六は、長い歴史を持つ事業会社をルーツに持つ企業グループです。主力となるのは、自動車に使われる樹脂(プラスチック)部品の製造・販売を手がける「化成品事業」と、樹脂や化学原料などを取り扱う「化学品事業」の大きく2つの領域です。
自動車のバンパーやインテリア部品といった樹脂成形品は、完成車メーカーへ直接納める性格が強く、自動車生産の動向に業績が左右されやすいのが特徴です。一方の化学品は、原料や素材を仕入れて販売する商社的な役割を担い、幅広い産業を相手にしています。製造と商社、性質の異なる2事業を持つことで、業績の振れをならす狙いがあると考えられます。なお、個別の製品ラインや取引先の詳細は事業環境によって変わるため、ここでは大枠の説明にとどめます。
最新の決算ポイント
最新となる26年3月期は、経常利益が39.93億円となりました。前の期(25年3月期)の22.04億円と比べると約8割の増加で、本業まわりの稼ぐ力が回復した形です。
注目したいのは純利益です。前の25年3月期は78.14億円の最終赤字でしたが、26年3月期は24.47億円の黒字に転換しました。前期の赤字は、保有する資産の価値を見直して損失として計上する「減損」など、一時的・特別な要因が重くのしかかったことが背景にあると見られます。こうした特別損失は本業の現金支出を伴わないことも多く、「赤字=事業が立ち行かない」とは限りません。実際、翌期にはしっかり黒字へ戻っており、まずは特別な要因が一巡したと受け止めるのが自然です。とはいえ、なぜ赤字になったのかを会社の説明資料で確認しておくと、より安心して読み進められます。
業績の推移
売上高の流れを5年でたどると、22年3月期の1288.42億円から、23年3月期1420.19億円、24年3月期1456.38億円、25年3月期1461.74億円と、ゆるやかに右肩上がりで伸びてきました。直近の26年3月期は1338.71億円となり、ピークから一段下がっています。
利益は売上以上に変動が目立ちます。経常利益は22年3月期29.65億円、23年3月期15.96億円といったん落ち込んだあと、24年3月期は61.83億円まで大きく回復。続く25年3月期は22.04億円へ再び縮み、26年3月期は39.93億円へ持ち直しました。最終的な純利益も、25年3月期に78.14億円の赤字を計上したあと、26年3月期は24.47億円の黒字へ戻しています。
株主資本に対してどれだけ利益を生んだかを示すROE(自己資本利益率)は、22年3月期6.1%、23年3月期1.9%、24年3月期4.2%、26年3月期3.8%と推移しています(25年3月期は赤字のため数値なし)。総資産は1237.33億円、純資産は673.55億円という規模感です。売上は比較的安定する一方で、利益は年ごとに上下しやすい——これが森六の業績を読むときの基本的な見方になります。
配当の状況
1株あたりの配当金は、22年3月期が94円、23年3月期と24年3月期がそれぞれ100円、25年3月期が105円、そして26年3月期が115円と、年を追って増えてきています。注目すべきは、最終赤字となった25年3月期でも前の期より配当を引き上げ、翌26年3月期にはさらに増配している点です。一時的に赤字になった年でも株主への還元を維持・拡大している姿勢は、配当を重視する投資家にとって安心材料のひとつといえます。ただし配当方針は会社の業績や経営判断で変わることがあるため、今後も同じ水準が続くと決めつけず、定期的に確認していくのがよいでしょう。
株主優待
株主優待の有無や内容は、企業ごとに設定され、また年度によって見直されることもあります。森六株式会社の最新の優待内容については、公式IR(投資家向け情報)ページや証券会社の銘柄情報でご確認ください。優待がある場合は、権利を得られる「基準日」や必要な保有株数もあわせてチェックしておくと安心です。
決算発表スケジュール
森六株式会社の決算期は3月末です。1年間の業績をまとめる本決算(通期決算)の発表は、決算期末からおおよそ1〜2か月後にあたる毎年5月ごろに行われるのが一般的なパターンです。あわせて、年度の途中経過を伝える四半期決算が、おおむね8月・11月・2月ごろに発表されます。正確な日程は会社が事前に告知するため、決算前後は公式IRの開示予定を確認しておくとよいでしょう。
よくある質問
Q. 決算はいつ発表されますか?
決算期は3月末で、1年間をまとめた本決算は例年5月ごろの発表が一般的です。四半期ごとの決算も年4回開示されます。最新の日程は公式IRでご確認ください。
Q. 配当はどれくらいですか?
1株あたりの年間配当は、直近の26年3月期で115円でした。94円(22年3月期)から段階的に増えてきており、最終赤字だった25年3月期も含めて増配基調が続いています。
Q. 株主優待はありますか?
優待の有無や内容は年度によって変わることがあります。最新の優待内容は公式IRページなどでご確認ください。
本記事は情報提供を目的としたもので、投資を勧誘するものではありません。投資判断はご自身の責任でお願いします。掲載数値はEDINET提出書類・Yahoo!ファイナンス等に基づきますが、正確性を保証するものではありません。














