この度のポラリス・ホールディングス株式会社の決算報告は非常に良好な内容となりました。ホテル事業の収益回復や不動産事業の強化などが業績の改善に繋がり、大幅な増収増益を達成しています。また、経営の健全化も進んでおり、今後の成長が期待できる企業だと言えるでしょう。株主の皆さまには喜ばしい決算となりました。
企業情報
企業名: ポラリス・ホールディングス株式会社
証券コード: E00521
決算期: 2023年3月期
ポラリス・ホールディングス株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?
ポラリス・ホールディングス株式会社の決算日は3月31日で、通期決算を6月に、第2四半期決算を11月に、そして第3四半期決算を2月にそれぞれ発表しています。
主な事業
ポラリス・ホールディングス株式会社は、主にホテル事業と不動産事業を展開しています。ホテルの所有・運営や不動産の開発・販売、ホテルマネジメントなど、プロパティ関連の幅広い事業を手がけています。特に近年はホテル事業の強化に注力しており、国内外でリミテッドサービスホテル「KOKO HOTEL」などを展開しています。
今期の業績と利益率は?
ポラリス・ホールディングス株式会社の当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高18,237百万円、営業利益3,018百万円、経常利益2,384百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益2,836百万円と大幅な増収増益を実現しています。営業利益率16.5%と高い利益率を維持していることが特徴的です。
売上・利益の推移
ポラリス・ホールディングス株式会社の過去3年の売上高と利益の推移を見ると、2023年3月期第3四半期では大幅な増収増益を達成しています。前年同期と比べて売上高は266.6%も増加し、営業利益も大幅に黒字化したことが分かります。コロナ禍からの回復基調が鮮明になってきた結果と言えるでしょう。
四半期連結貸借対照表について
ポラリス・ホールディングス株式会社の当第3四半期連結会計期間末の財務状況を見ると、総資産は24,254百万円で、前期末比399百万円減少しています。一方、負債は17,704百万円と前期末比4,039百万円減少しており、純資産は6,551百万円と前期末比3,640百万円増加しているため、財務体質の改善が進んでいることが分かります。
資産の部
資産の部では、現金及び預金が1,248百万円増加したほか、建設仮勘定が2,268百万円増加しています。一方で、販売用不動産が5,857百万円減少しました。
負債の部
負債の部では、長期借入金(1年内返済予定を含む)が3,927百万円減少したほか、長期預り金が1,044百万円減少するなど、全体として大幅な減少となっています。
純資産の部
純資産の部では、親会社株主に帰属する四半期純利益の計上などにより利益剰余金が3,611百万円増加しました。これにより自己資本比率は27.0%と改善が進んでいます。
ROAとROE
ポラリス・ホールディングス株式会社のROA(総資産利益率)は11.8%、ROE(自己資本利益率)は23.0%となっており、いずれも良好な水準にあります。コロナ禍からの回復と経営の効率化が功を奏し、収益性が大幅に改善されていることが分かります。今後もこのような高い収益性を維持できることが期待されます。
キャッシュフロー
ポラリス・ホールディングス株式会社の当第3四半期連結累計期間のキャッシュ・フローは、営業活動によるキャッシュ・フローが2,723百万円のプラスとなり、投資活動によるキャッシュ・フローが2,538百万円のマイナス、財務活動によるキャッシュ・フローが1,062百万円のマイナスとなりました。順調な事業運営によりキャッシュ残高が増加しており、財務の健全性が高まっています。
配当の支払額
ポラリス・ホールディングス株式会社は、当期の配当について未定としています。過去の実績をみると、2023年3月期は1株当たり0円の配当を実施しました。業績好調を受けて、今後の配当再開が期待されます。
今後の展望
ポラリス・ホールディングス株式会社は、ホテル事業の収益性向上と不動産事業の強化に注力していく方針です。国内外のホテル運営体制の整備やコストの最適化、不動産開発プロジェクトの推進などを通じて、さらなる業績拡大が期待できる企業だと言えるでしょう。
編集部のまとめ
ポラリス・ホールディングス株式会社の当期決算は大変良好な内容でした。ホテル事業の回復と不動産事業の強化により、過去最高の売上高と経常利益を記録しています。財務体質の改善も進んでおり、今後の持続的な成長が期待できる企業だと評価できます。株主の皆さまにとってもこの決算は喜ばしいものとなったと思います。
ポラリス・ホールディングス株式会社の決算日や配当についてまとめました。
ポラリス・ホールディングス株式会社の決算日は3月31日で、年2回(第2四半期・通期)の決算発表を行っています。配当については、現時点で未定となっていますが、業績好調を受けて今後の配当再開が期待されます。