ネクストウェア株式会社の第34期第3四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

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詳細・正確な情報は対象企業の報告書をご確認ください。

ネクストウェア株式会社の2023年12月期第3四半期決算報告書を分析しました。同社は情報サービスを中心に事業を展開する企業で、中でもデジタルソリューション・AIを中心としたスマートビジネス事業が大きな部分を占めています。当第3四半期の業績は、新型コロナの影響や過年度の大型案件の反動減があったものの、新しいソリューションの開発や売上高の確保に努めた結果、前年同期比で6.5%減の1,963百万円の売上高となりました。利益面では、先行投資などにより140百万円の経常損失となりましたが、今後の事業展開に向けて着実に布石を打っているといえそうです。

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企業情報

企業名: ネクストウェア株式会社
証券コード: E05151
決算期: 3月31日

ネクストウェア株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?

ネクストウェア株式会社の決算期は3月31日です。 決算報告書は2月14日に近畿財務局に提出されています。

主な事業

ネクストウェア株式会社は、情報サービスを中心に事業を展開しています。ソリューション事業では、AIやRPA、顔認証などのデジタルソリューションを中心に事業を展開。また、エンターテインメント事業においては、連結子会社の株式会社OSK日本歌劇団を通じて舞台公演などを行っています。同社は、急速に進むデジタル化の波に合わせて、新たな技術を活用したサービスの開発に注力しています。

今期の業績と利益率は?

当第3四半期の業績は、売上高が1,963百万円と前年同期比で6.5%減となりました。新型コロナの影響や過年度の大型案件の反動減があったものの、デジタルソリューションなどの新たなサービスの開発に注力したことで、一定の売上を確保できました。一方、利益面では経常損失が140百万円となり、先行投資などにより赤字幅が拡大しています。

売上・利益の推移

ネクストウェア株式会社の売上高は、前期の2,890百万円から当第3四半期では1,963百万円と減少しています。利益面では、前期の経常利益36百万円から当第3四半期では経常損失140百万円となりました。新型コロナの影響や大型案件の反動減などが響いたものの、今後の事業拡大に向けた先行投資を行っているため、一時的な業績低下となっています。

四半期連結貸借対照表について

ネクストウェア株式会社の四半期連結貸借対照表を見ると、資産合計が1,630百万円となっています。前期末から207百万円減少しており、受取手形・売掛金や現金預金の減少が主な要因です。一方、負債合計は285百万円と前期末から36百万円減少しています。純資産は1,345百万円と前期末から170百万円減少しており、利益剰余金の減少が主な要因となっています。

資産の部

資産合計は1,630百万円となっています。流動資産では、受取手形・売掛金や現金預金が減少し、固定資産では無形固定資産が増加しています。全体としては前期末から207百万円減少しています。

負債の部

負債合計は285百万円となっています。長期借入金が減少した一方で、支払手形・買掛金や流動負債その他が増加しています。全体としては前期末から36百万円減少しています。

純資産の部

純資産合計は1,345百万円となっています。利益剰余金が170百万円減少したことが主な要因です。自己資本比率は82.5%と健全な水準を維持しています。

ROAとROE

ネクストウェア株式会社のROAは前期の2.0%から当第3四半期では悪化し、マイナスとなっています。また、ROEも前期の0.8%から当第3四半期ではマイナス10.8%となりました。これは、新型コロナや大型案件の反動減による売上減と、先行投資による利益減少が主な要因です。今後は、新たなソリューションの提供などを通じて収益性の改善に取り組むことが課題となっています。

キャッシュフロー

当第3四半期のキャッシュフローは、営業活動によるキャッシュ・フローがマイナスとなっています。一方、投資活動によるキャッシュ・フローとfinancing活動によるキャッシュ・フローはプラスとなっています。これは、新型コロナの影響や先行投資に伴う支出増加で営業CF
が悪化する一方で、投資や財務活動では資金を確保できたためです。今後も安定的な収益と現金の確保が重要な課題となっています。

配当の支払額

ネクストウェア株式会社は、前期(2023年3月期)まで1株当たり2円の配当を行っていました。しかし、当第3四半期の業績悪化を受けて、今期の配当は見送られる可能性が高くなっています。現時点で配当予想は未定となっています。業績回復と配当の復活が、株主の期待となっています。

今後の展望

ネクストウェア株式会社は、デジタルソリューションやAI、RPAなどの新技術を活用した事業展開に注力しています。当第3四半期では、スマートシティ実現に向けた人流分析システムや大規模イベント向けの混雑通知システムの構築など、新たなソリューションの受注を獲得しました。今後もこうした先進的な技術を活用した事業拡大に注力し、企業価値の向上を目指していくと考えられます。

編集部のまとめ

ネクストウェア株式会社は、新型コロナや大型案件の反動減などの影響で、当第3四半期の業績は悪化しましたが、デジタルソリューションの開発など、次世代事業の育成に注力しています。先行投資は短期的な業績の重荷となっていますが、中長期的な成長戦略の一環と捉えることができます。今後の業績回復と、新たなサービスの立ち上がりに期待が高まっています。

ネクストウェア株式会社の決算日や配当についてまとめました。

ネクストウェア株式会社の決算日は3月31日で、四半期報告書は2月14日に提出されています。また、前期までは1株当たり2円の配当を行っていましたが、当期の業績悪化を受けて現時点で配当予想は未定となっています。今後の収益改善と配当復活が期待されています。

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