株式会社ギックスの直近の第2四半期連結決算が発表されました。同社はデータインフォームドを事業の中心に据え、企業のニーズに合わせてコンサルティングやプラットフォーム、プロダクトを提供しています。第2四半期は売上高10.6億円、経常利益1.3億円と順調に推移しました。成長投資にも注力しており、人材強化やプロダクトの開発など、今後の成長につながる取り組みが着実に進んでいます。
企業情報
企業名: 株式会社ギックス
証券コード: E37546
決算期: 2024年6月期
株式会社ギックスの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社ギックスの決算期は6月末で、決算日は2024年6月30日です。第2四半期の決算は2023年12月31日時点での業績になります。
主な事業
株式会社ギックスは、企業のデータ活用を支援する「データインフォームド」事業を中心に展開しています。「あらゆる判断を、Data-Informed(データインフォームド)に。」をパーパスに掲げ、データを活用して論理的で合理的な意思決定を支援するコンサルティングやプラットフォーム、プロダクトを提供しています。企業の成長や課題解決に貢献することで、企業の競争力強化を実現しています。
今期の業績と利益率は?
第2四半期の業績は売上高10.6億円、経常利益1.3億円と順調に推移しました。売上高営業利益率は12.0%と高い水準を保っています。成長投資にも注力しており、人材強化やプロダクト開発など、今後の成長につながる取り組みが着実に進んでいます。
売上・利益の推移
同社は前期より四半期連結財務諸表の作成を開始したため、前期との比較はできません。しかし、今期第2四半期の売上高10.6億円、経常利益1.3億円と、順調な業績を収めています。特に、既存顧客への縦展開や新規顧客への横展開が進み、サービス利用の拡大が売上増加に寄与しています。今後も、顧客基盤の拡大とサービス提供の深化により、着実な成長が期待できます。
四半期連結貸借対照表について
ギックスの四半期連結貸借対照表を見ると、資産合計23.9億円、負債合計4.0億円、純資産19.9億円となっています。流動資産は主に現金及び預金15.7億円、売掛金及び契約資産6.7億円で構成されています。固定資産は投資その他の資産7.3億円が中心です。負債は流動負債3.5億円、固定負債0.6億円と健全な財務体質を維持しています。
資産の部
ギックスの資産は主に現金及び預金15.7億円、売掛金及び契約資産6.7億円で構成されています。これらの流動資産が全体の95%を占めており、事業運営に必要な資金を確保しています。固定資産は投資その他の資産7.3億円が中心です。
負債の部
負債合計は4.0億円で、流動負債が3.5億円、固定負債が0.6億円となっています。流動負債の主なものはその他2.4億円、固定負債は長期借入金0.2億円、資産除去債務0.4億円です。健全な財務体質を維持しています。
純資産の部
純資産は19.9億円で、資本金2.9億円、資本剰余金11.6億円、利益剰余金5.3億円となっています。自己資本比率82.3%と極めて高い水準を維持しており、財務の健全性が高いことがわかります。
ROAとROE
ギックスのROA(総資産経常利益率)は5.3%、ROE(自己資本利益率)は4.1%となっています。高い収益性と効率的な資産運用を実現しているといえます。特に自己資本利益率の高さは、株主価値の向上に寄与していると評価できます。今後も成長投資を継続しながら、収益性と効率性をさらに高めていくことが期待されます。
キャッシュフロー
当第2四半期のキャッシュフローを見ると、営業活動によるキャッシュ・フローはマイナス2.9億円となりました。これは主に売掛金及び契約資産の増加3.7億円と法人税等の支払1.1億円によるものです。投資活動によるキャッシュ・フローはマイナス0.8億円、財務活動によるキャッシュ・フローはマイナス0.3億円となっています。全体として現金及び現金同等物は16.0億円を確保しており、健全な財務体質を維持しています。
配当の支払額
ギックスは現時点では配当を行っていません。成長投資に注力し、内部留保を高めることで財務基盤を強化しつつ、企業価値の向上を目指しています。今後の業績の推移に応じて、株主還元策の検討を進めていくことが期待されます。
今後の展望
ギックスは、2023年8月に2026年6月期の売上高40億円という中期目標を発表しました。今後は、既存顧客への縦展開と新規顧客への横展開をさらに加速させるとともに、プロダクトの機能強化や新たな協業による事業基盤の拡大に取り組んでいく方針です。また、人材育成やデジタル人材の確保にも注力し、成長投資を続けることで、中期的な業績拡大を目指していきます。
編集部のまとめ
株式会社ギックスは、「データインフォームド」をコンセプトに企業のデジタル変革を支援する事業を展開しています。第2四半期の業績は堅調で、収益性と財務基盤も強固です。特に、既存顧客への深耕と新規顧客の開拓が進み、今後の成長が期待できます。成長投資にも注力しており、人材強化やプロダクト開発など、中長期的な視点に立った経営が行われています。株主還元策の検討など、さらなる企業価値向上にも期待が高まります。
株式会社ギックスの決算日や配当についてまとめました。
株式会社ギックスの決算日は6月30日で、第2四半期の決算は2023年12月31日時点の業績です。また、同社は現時点では配当を行っておらず、内部留保を高めて成長投資に注力しています。今後の業績推移に応じて、株主還元策の検討が期待されます。