古河電気工業株式会社の第202期第3四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

四半期報告書
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古河電気工業株式会社の2023年12月期第3四半期決算が発表されました。売上高は7,653億円と前年同期に比べて2.6%減少したものの、情報通信ソリューション事業や自動車部品事業などの収益力強化に取り組み、損益面でも改善に向かっているようです。

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企業情報

企業名: 古河電気工業株式会社
証券コード: 58010
決算期: 2023年12月期

古河電気工業株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?

古河電気工業株式会社の決算日は3月31日です。第3四半期の決算は毎年2月14日に発表されます。

主な事業

古河電気工業株式会社は、インフラ事業、電装エレクトロニクス事業、機能製品事業などに取り組む総合電機メーカーです。情報通信、エネルギー、自動車、半導体関連などの分野で幅広い製品を手掛けており、世界中の企業や消費者に製品を提供しています。

今期の業績と利益率は?

今期の業績は減収減益となりました。売上高は7,653億円と前年同期比2.6%減少し、営業損失は6億円と66億円悪化しています。一方で、自動車部品事業や電装エレクトロニクス材料事業などの収益は改善傾向にあります。

売上・利益の推移

過去3年間の売上高や利益を見ると、2022年3月期の売上高は1兆66億円、経常利益は172億円と好調でしたが、足元では情報通信ソリューション事業の低迷などから減収減益となっています。ただし中長期的には、5Gやクラウド、自動車の電動化などの成長分野で収益力の回復が期待されます。

四半期連結貸借対照表について

2023年12月末の総資産は9,652億円と前期末から317億円増加しました。現金や棚卸資産が増加した一方で、売掛金が減少しています。負債合計は6,347億円と304億円増加し、借入金などが増加しています。純資産は3,304億円と前期末から13億円増加し、自己資本比率は31.3%となっています。

資産の部

資産の部では、現金及び預金が15億円増加し、棚卸資産が220億円増加しています。一方で、受取手形、売掛金及び契約資産が30億円減少しました。

負債の部

負債の部では、借入金、社債、コマーシャル・ペーパーの残高が3,529億円と前期末比で291億円増加しています。

純資産の部

純資産の部では、為替換算調整勘定が増加したことなどから、前期末比で13億円増加し3,304億円となりました。その結果、自己資本比率は31.3%となっています。

ROAとROE

ROAは前期の3.7%から当期は0.8%と大幅に低下しています。これは営業損失の発生などが要因です。一方でROEは前期の8.5%から当期は▲2.0%と大幅に悪化しています。これは親会社株主に帰属する四半期純損失の影響が大きいと考えられます。今後は事業構造改革などによる収益力の向上が課題となります。

キャッシュフロー

当第3四半期については連結キャッシュ・フロー計算書が開示されていないため、詳細な状況は不明です。ただし、前期は営業CF166億円、投資CF▲82億円、財務CF▲102億円となっており、全体としては一定のキャッシュを生み出している状況でした。

配当の支払額

2023年6月期の配当は1株当たり80円と前期(60円)から増配となりました。今後も収益の回復に伴い、株主還元の強化が期待されます。

今後の展望

世界経済は緩やかな減速傾向にありますが、当社の重点分野であるインフラ、自動車、半導体関連などは中長期的に成長が見込まれます。また、コスト削減や生産性向上などの経営改善にも取り組んでおり、今後の業績回復が期待されます。

編集部のまとめ

古河電気工業株式会社の2023年12月期第3四半期決算は減収減益となりましたが、収益力改善に向けた取り組みが進んでいます。5Gやクラウド、自動車の電動化など成長分野での需要回復と、コストダウンなどによる収益性の向上が期待されます。今後の業績推移に注目が集まりそうです。

古河電気工業株式会社の決算日や配当についてまとめました。

古河電気工業株式会社の決算日は3月31日で、第3四半期決算は毎年2月14日に発表されています。また、2023年6月期の配当は1株当たり80円と増配となっています。今後も収益性の回復に伴い、株主還元の強化が期待されます。

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