大正製薬ホールディングス株式会社の第13期第3四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

四半期報告書
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詳細・正確な情報は対象企業の報告書をご確認ください。

大正製薬ホールディングスの2023年度第3四半期決算が発表されました!決算内容をご紹介します。この企業は医薬品やOTC製品の製造・販売を行う老舗企業で、国内外で事業を展開しています。この度の決算では、国内外の市場回復を受けて売上が8.3%増加し、2,466億円となりました。事業部門別では、セルフメディケーション事業が6.5%増、医薬事業が20.7%増となっています。一方で販売費及び一般管理費の増加により、営業利益、経常利益は減少しています。また、後述の株式併合に伴う特別損失を計上したことから親会社株主に帰属する四半期純利益は50.6%減少しました。

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企業情報

企業名: 大正製薬ホールディングス株式会社
証券コード: E25678
決算期: 2023年12月期 第3四半期

大正製薬ホールディングス株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?

大正製薬ホールディングスの決算期は3月31日です。また、今回発表された2023年度第3四半期決算の期間は、2023年4月1日から2023年12月31日までの第3四半期連結累計期間となります。

主な事業

大正製薬ホールディングスグループは、セルフメディケーション事業医薬事業を行っています。セルフメディケーション事業では、国内外でOTC医薬品やサプリメントなどの製造・販売を行っています。一方の医薬事業では、医療用医薬品の開発・製造・販売を行っています。特に国内外のOTC市場では、人気の「リポビタンシリーズ」や「パブロンシリーズ」などの製品を展開し、高い収益を上げています。

今期の業績と利益率は?

2023年度第3四半期の業績は、売上高が2,466億円と前年同期比8.3%増となりました。事業別では、セルフメディケーション事業が6.5%増、医薬事業が20.7%増と好調でした。一方で、販売費及び一般管理費の増加などにより、営業利益は17.8%減の190億円、経常利益は18.7%減の237億円となりました。また、特別損失を計上したことから、親会社株主に帰属する四半期純利益は50.6%減の103億円となっています。

売上・利益の推移

大正製薬ホールディングスの業績は、この数年好調に推移しています。2022年度第3四半期の売上高は2,276億円でしたが、今回2,466億円と8.3%の増加となっています。これは、国内外のOTC市場の回復や新製品の寄与などが要因です。一方で、営業利益や経常利益、純利益は前年同期比で減少しています。これは、販管費の増加やM&Aに伴う特別損失の計上などが影響しています。

四半期連結貸借対照表について

大正製薬ホールディングスの2023年12月末時点の総資産は1兆55億円となり、前期末から640億円増加しました。これは、受取手形及び売掛金や棚卸資産などの増加によるものです。一方、負債は1,482億円と160億円増加しています。純資産は8,573億円と480億円増加しており、自己資本比率は82.7%となっています。

資産の部

資産の部では、現金及び預金が99億円減少しましたが、受取手形及び売掛金が207億円、棚卸資産が106億円増加するなど、大きな変動がありました。固定資産では、有形固定資産が79億円、無形固定資産が90億円それぞれ増加しています。

負債の部

負債の部では、支払手形及び買掛金や未払金などが増加しており、退職給付に係る負債なども増加しています。

純資産の部

純資産の部では、利益剰余金が21億円、その他有価証券評価差額金が168億円、為替換算調整勘定が265億円増加しています。これは、親会社株主に帰属する四半期純利益の計上や株価の上昇などが要因です。

ROAとROE

大正製薬ホールディングスの収益性指標であるROA(総資産利益率)は前年同期の4.4%から2.9%に、ROE(自己資本利益率)は前年同期の5.3%から2.4%と大幅に低下しています。これは、販管費の増加などにより経常利益が減少したことが主な要因です。今後は、利益率の改善が課題となっています。

キャッシュフロー

第3四半期累計期間のキャッシュフローは、営業活動により235億円のキャッシュを獲得しましたが、投資活動では169億円のキャッシュを使用しました。また、財務活動では配当金の支払いなどにより114億円のキャッシュを使用しました。この結果、現金及び現金同等物は99億円減少し、期末残高は2,460億円となっています。

配当の支払額

大正製薬ホールディングスは、株主還元の一環として中間配当を1株当たり50円実施しました。これは前年同期と同額の水準です。年間配当見通しは、1株当たり100円を予想しています。

今後の展望

大正製薬ホールディングスは、国内外でのOTC市場の回復に加え、新製品の販売拡大などに取り組んでいきます。また、新薬パイプラインの強化や先端技術の活用など、中長期的な成長に向けた施策も進めています。一方で、株価変動リスクなどへの対応も課題となっています。今後の業績の推移に注目が集まります。

編集部のまとめ

大正製薬ホールディングスの2023年度第3四半期決算は、売上高が増加するも利益は前年同期比で減少した内容となりました。国内外のOTC市場の回復や新製品の寄与などにより売上は好調ですが、販管費の増加などから利益率が低下したようです。今後は、利益率の改善や新事業の育成、さらなる成長につながる取り組みが期待されます。株主還元としての配当も安定しており、今後の動向に注目が集まります。

大正製薬ホールディングス株式会社の決算日や配当についてまとめました。

大正製薬ホールディングスの決算期は3月31日で、今回発表されたのは2023年度第3四半期の決算です。配当については、中間配当を1株当たり50円実施しており、年間配当は100円を見込んでいます。業績は売上が好調ですが、利益面では販管費の増加などにより前年同期比で減少しています。今後の業績に注目が集まります。

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