株式会社エアークローゼットの決算情報が公開されました。パーソナルスタイリング事業を中心に展開している同社は、第2四半期累計期間の売上高が20億円を超え、前年同期比11.9%の増収となりました。 ファッションレンタルサービス「airCloset」の会員数が堅調に推移し、経常利益は2,325万円と黒字転換を果たしました。今後は新サービスの展開や物流プラットフォームの活用など、事業の成長に期待が寄せられます。
企業情報
企業名: 株式会社エアークローゼット
証券コード: E37796
決算期: 2023年6月期
株式会社エアークローゼットの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社エアークローゼットの決算日は6月30日です。第2四半期決算の発表は、毎年2月14日頃に行われています。
主な事業
株式会社エアークローゼットは、月額制ファッションレンタルサービス「airCloset」を主軸に事業を展開しています。同サービスでは、メンバーシップ会員に対し、洋服の貸し出しやスタイリングなどのサポートを提供しています。また、家具・家電のレンタルサービス「airCloset Mall」の運営にも取り組んでおり、ライフスタイルを豊かにするサービスを総合的に展開しています。
今期の業績と利益率は?
当第2四半期累計期間の売上高は20億円を超え、前年同期比11.9%の増収となりました。この間の経常利益は2,325万円と、前年同期の経常損失から黒字に転換しました。また、EBITDA(営業利益+減価償却費)は2億9,868万円と大幅に増加し、収益性の改善が見られました。
売上・利益の推移
株式会社エアークローゼットは、2023年6月期第2四半期累計期間(2022年7月~12月)の売上高は18億円を記録しましたが、当第2四半期累計期間(2023年7月~12月)には20億円まで増加しています。利益面でも、前年同期の経常損失から経常利益2,325万円に改善しており、着実な業績回復が見られます。
四半期連結貸借対照表について
株式会社エアークローゼットは四半期連結財務諸表を作成しておりませんので、単体の四半期貸借対照表について記載します。
資産の部
当第2四半期会計期間末における流動資産は18億6千万円で、前事業年度末に比べ3,869万円減少しました。これは主に、現金及び預金の減少によるものです。一方、固定資産は7億4千万円と前事業年度末に比べ14億9千万円増加しており、これはレンタル用資産の増加が主な要因となっています。
負債の部
当第2四半期会計期間末における流動負債は10億4千万円と前事業年度末に比べ8,640万円増加しました。これは主に短期借入金の増加によるものです。固定負債は9億8千万円と前事業年度末に比べ115万円減少しています。
純資産の部
当第2四半期会計期間末における純資産は5億8千2百万円と、前事業年度末に比べ2,409万円増加しました。これは主に四半期純利益の計上によるものです。
ROAとROE
株式会社エアークローゼットのROA(総資産経常利益率)は、前年同期の-4.3%から当第2四半期累計期間は0.9%と改善しました。また、ROE(自己資本利益率)も、前年同期の-21.5%から4.0%と大幅に上昇しています。これは、経常利益の黒字化と自己資本比率の上昇によるものと考えられます。
キャッシュフロー
当第2四半期累計期間の営業キャッシュ・フローは3億7,957万円の収入となり、前年同期の1億3,551万円から大幅に増加しました。一方、投資キャッシュ・フローは4億8,997万円の支出となり、主にレンタル用資産の取得によるものです。財務キャッシュ・フローは5,857万円の収入で、短期借入金の増加が主な要因となっています。
配当の支払額
株式会社エアークローゼットは、これまで配当を実施していません。今後の利益水準や財務状況を勘案しながら、株主還元策についても検討していくものと期待されます。
今後の展望
株式会社エアークローゼットは、オンラインファッションレンタルのパイオニアとしての地位を確立しつつ、新サービスの投入や物流プラットフォームの活用など、事業の多角化にも取り組んでいきます。また、サーキュラーエコノミーの実現に向けて、衣服の再利用や環境配慮にも注力していく方針です。引き続き、同社の成長が期待されます。
編集部のまとめ
株式会社エアークローゼットは、ファッションレンタルサービス「airCloset」を中心に、堅調な業績を遂げております。売上高、経常利益ともに改善し、収益性の向上が見られます。今後は新規サービスの展開や物流プラットフォームの活用など、さらなる成長が期待されます。また、サーキュラーエコノミーの実現にも注力しており、環境への取り組みも注目されます。株式会社エアークローゼットは、ファッション業界のDXを牽引する存在として、今後の動向に注目が集まるでしょう。
株式会社エアークローゼットの決算日や配当についてまとめました。
株式会社エアークローゼットの決算日は6月30日で、第2四半期決算は毎年2月14日頃に発表されています。配当については、これまで実施していませんが、今後の利益水準や財務状況次第で検討されるものと期待されます。