株式会社フーバーブレインの第23期第3四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

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株式会社フーバーブレインの2023年12月期の四半期決算が公開されました!売上高は22億8,700万円と好調に推移しており、事業の成長が確認できます。セキュリティツール事業では人気の「Cato SASE Cloud」が好調で、ITサービス事業でも韓国での人材派遣が順調に進んでいます。

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企業情報

企業名: 株式会社フーバーブレイン
証券コード: 39270
決算期: 3月期

株式会社フーバーブレインの決算日・決算時期(スケジュール)は?

株式会社フーバーブレインは3月決算を行っており、四半期決算は6月、9月、12月、3月の年4回実施しています。今回の四半期決算は2023年12月期第3四半期の決算です。

主な事業

株式会社フーバーブレインは、ITツール事業とITサービス事業を展開しています。ITツール事業では、自社開発のセキュリティツールやワークスマートツールの提供を行っています。ITサービス事業では、IT人材の派遣やプロジェクト開発などのサービスを提供しています。近年は、M&Aを活用しながら事業領域を拡大しており、2023年7月にはフーバー・インベストメント株式会社を新設し、投資事業にも乗り出しています。

今期の業績と利益率は?

2023年12月期第3四半期の業績は、売上高が22億8,700万円と前年同期比134.5%と大幅に増加しました。一方で、売上構成の変化による売上総利益率の低下や販売費及び一般管理費の増加により、営業損失は2,600万円となりました。経常損益も1,500万円の赤字となったものの、外貨建預金の為替差益を計上したことで、親会社株主に帰属する四半期純損失は3,500万円と圏内に抑えられています。

売上・利益の推移

2023年12月期第3四半期の売上高は22億8,700万円と前年同期比134.5%の大幅増加となりました。ITツール事業では人気のセキュリティツール「Cato SASE Cloud」が伸長し、ITサービス事業でもIT人材派遣が順調に推移したことが主な要因です。一方で、利益面では株式取得に伴う先行投資や子会社の組織再編費用などの影響により、営業損失25,855千円、経常損失15,182千円と赤字となりました。

四半期連結貸借対照表について

2023年12月期第3四半期末の四半期連結貸借対照表を見ると、資産合計は41億5,200万円となり、前期末比9億2,500万円増加しています。現金及び預金が7,800万円、前払費用が35億400万円増加したことが主な要因です。一方、負債合計は28億5,400万円と前期末比10億5,700万円増加し、前受金が35億800万円、長期前受金が63億9,900万円増加しています。純資産は13億円と前期末比1億3,200万円減少しました。

資産の部

資産の部では、現金及び預金が15億円、前払費用が35億円、長期前払費用が12億円増加しています。これは主に、セキュリティツール製品の先行投資や事業拡大のための準備費用の増加によるものです。

負債の部

負債の部では、前受金が35億円、長期前受金が64億円増加しています。これは主に、セキュリティツール製品の顧客からの前受金の増加によるものです。

純資産の部

純資産の部では、自己株式が10億円増加し、利益剰余金が2億3,700万円減少しています。これは主に、自己株式の取得と親会社株主に帰属する四半期純損失の計上によるものです。

ROAとROE

2023年12月期第3四半期のROA(総資産経常利益率)は-0.4%、ROE(自己資本利益率)は-2.8%となりました。このように、収益性と資本効率性が低下している背景には、先行投資やM&A関連費用の影響があると考えられます。今後は、それらの費用が減少し、利益率の改善が期待されます。

キャッシュフロー

2023年12月期第3四半期のキャッシュフローは、営業活動によるキャッシュフローが8億9,600万円のプラスとなりました。これは主に、前受金の増加によるものです。一方で、投資活動によるキャッシュフローは6億9,000万円のマイナスとなっており、M&Aや長期前払費用の増加による支出が大きかったことが要因です。財務活動によるキャッシュフローは2億1,000万円のマイナスとなっています。

配当の支払額

2023年12月期第3四半期において、株式会社フーバーブレインは配当を実施していません。成長投資に注力しているため、現在は内部留保の確保を優先しているものと考えられます。今後の業績動向次第では、株主還元策の検討も期待できるでしょう。

今後の展望

株式会社フーバーブレインは、2026年3月期に調整後連結営業利益5億円の達成を目標に掲げています。その実現に向けて、セキュリティツール事業の強化やITサービス事業のさらなる拡大、M&Aによる新規事業展開などに注力していく方針です。特に、セキュリティ需要の高まりを捉え、「Cato SASE Cloud」の販売拡大や自社開発のセキュリティソリューションの提供強化を図ります。また、韓国を中心としたIT人材の確保と育成にも取り組んでいきます。これらの施策を着実に実行し、企業価値の向上につなげていくことが期待されます。

編集部のまとめ

株式会社フーバーブレインの2023年12月期第3四半期の決算は、売上高が大幅に増加したものの、先行投資の影響で利益面では赤字となりました。ただし、セキュリティツール事業とIT人材事業が好調に推移しており、今後の成長が期待されます。また、M&Aを含む積極的な事業展開により、2026年3月期の営業利益5億円という目標の達成が見据えられます。今後の株価動向にも注目が集まりそうです。

株式会社フーバーブレインの決算日や配当についてまとめました。

株式会社フーバーブレインは3月決算を行っており、四半期決算は6月、9月、12月、3月の年4回実施しています。今回の決算は2023年12月期第3四半期の決算となります。また、同社は現在、内部留保の確保を優先しており、2023年12月期第3四半期において配当を実施していません。今後の業績動向次第では、株主還元策の検討も期待できるでしょう。

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