エフビー介護サービス株式会社の2023年12月期第3四半期決算が発表されました。コロナ禍からの回復基調の中、売上高は7,754百万円と前年同期比7.9%増と好調な業績を確認することができました。また、経常利益も626百万円と15.2%増と、利益面でも大きな伸びを示しています。
企業情報
企業名: エフビー介護サービス株式会社
証券コード: E37523
決算期: 3月末
エフビー介護サービス株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?
エフビー介護サービスは3月末決算の企業で、第3四半期(10-12月期)の決算を2024年2月に発表しています。
主な事業
エフビー介護サービスは、福祉用具事業と介護事業を2本の柱としています。福祉用具事業では、介護用品のレンタルや販売、住宅改修などを行っています。一方、介護事業では老人ホームや有料老人ホームなどの運営を手がけています。介護市場の拡大に合わせて事業を積極的に展開し、順調な成長を遂げてきました。
今期の業績と利益率は?
2023年12月期第3四半期の売上高は7,754百万円と前年同期比7.9%増加しました。また、経常利益は626百万円と15.2%増加しており、親会社株主に帰属する四半期純利益も406百万円と27.7%増と大幅な増益となりました。利益率も着実に改善しており、経営の効率化が進んでいることがうかがえます。
売上・利益の推移
足元の好調な業績を受けて、過去3年の売上高・経常利益の推移をみると、着実に増加してきている様子がわかります。2023年3月期には売上高が9,619百万円、経常利益が737百万円と、中期的にも順調な成長を維持してきました。介護市場の拡大に伴い、エフビー介護サービスの事業も堅調に推移しているといえるでしょう。
四半期連結貸借対照表について
2023年12月期第3四半期の総資産は8,995百万円となっています。前期末から23百万円減少しましたが、引き続き財務体質は健全に推移しています。
資産の部
流動資産は前期末比154百万円減少の3,964百万円となりました。一方で、固定資産は133百万円増加の5,027百万円となっています。これは、建設仮勘定の増加282百万円などが要因です。
負債の部
負債合計は前期末比348百万円減少の5,633百万円となりました。流動負債は130百万円減少の2,558百万円、固定負債は217百万円減少の3,074百万円です。長期借入金が302百万円減少したことが主な要因です。
純資産の部
純資産合計は前期末比325百万円増加の3,362百万円となっています。利益剰余金が増加したことが主な要因です。この結果、自己資本比率は前期末の33.7%から37.4%に改善しました。
ROAとROE
ROAは前期末の5.0%から5.8%に改善、ROEは前期末の13.6%から12.1%となっています。業績の好調さに加え、財務体質の改善によって収益性も高まっていることがわかります。
キャッシュフロー
第3四半期連結累計期間のキャッシュ・フローは、営業活動によるキャッシュ・フローが496百万円のプラス、投資活動によるキャッシュ・フローが378百万円のマイナス、財務活動によるキャッシュ・フローが355百万円のマイナスとなりました。現金及び現金同等物の期末残高は2,128百万円と、健全な財務体質を維持しています。
配当の支払額
2023年12月期の中間配当は1株当たり13円が支払われています。また、期末配当についても、1株当たり13円を予定しています。これにより、年間配当は26円となる見込みです。株主還元の面でも十分な成果を上げられていると評価できます。
今後の展望
介護サービス需要の拡大に伴い、エフビー介護サービスの今後の成長も期待できそうです。特に介護事業の拡大が重要なポイントとなります。一方で、人材確保や運営コストの上昇など課題もありますが、デジタル化の推進やM&Aによる事業拡大など、様々な取り組みを進めていく方針です。引き続き業績の向上が見込まれるため、株主としても期待が高まるところです。
編集部のまとめ
エフビー介護サービスは、介護事業における順調な業績拡大により、2023年12月期第3四半期決算では増収増益を達成しました。財務体質の改善や株主還元の強化など、総合的に高評価できる決算内容だと言えるでしょう。介護市場の成長を背景に、今後も安定した業績が期待できる企業といえます。
エフビー介護サービス株式会社の決算日や配当についてまとめました。
エフビー介護サービスは3月末決算の企業で、2023年度の年間配当は1株当たり26円を予定しています。コロナ禍からの回復基調の中、増収増益を達成しており、財務体質の改善も見られる良好な決算となりました。介護市場の成長を背景に、今後も安定的な成長が期待できる企業です。