この度、冷凍食品メーカーの株式会社セイヒョーが2023年11月30日に第3四半期の業績を発表しました。同社の冷凍食品事業は、夏場の好調なアイスクリームの販売やかき氷、大容量のホームアイスなど自社ブランド品の伸長により、売上高が前年同期比6.4%増の3,491百万円となりました。また、利益率の高い自社ブランド品の好調な販売により、営業利益は73百万円と前年同期の35百万円から大幅に改善しています。今後も不安定な経済環境の中、自社ブランド品の育成による収益力の強化に注力していきます。
企業情報
企業名: 株式会社セイヒョー
証券コード: E00447
決算期: 2月末日
株式会社セイヒョーの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社セイヒョーの決算期は2月末日です。毎年3月頃に通期の決算発表を行い、5月には定時株主総会を開催しています。
主な事業
株式会社セイヒョーは、冷凍食品の製造・販売を主な事業としています。アイスクリームやかき氷、冷凍食品などの自社ブランド品の開発・製造に加えて、大手食品メーカーへのOEM生産も手がけています。新潟県を中心に全国で事業を展開しており、特に新潟県内では高い認知度を誇る人気商品を多数保有しています。
今期の業績と利益率は?
当第3四半期累計期間の業績は、売上高3,491百万円、営業利益73百万円、経常利益80百万円、四半期純利益61百万円となりました。自社ブランド品の好調な販売により、前年同期から売上高は6.4%増、営業利益は2倍以上と大幅に改善しています。
売上・利益の推移
過去3年の売上高は4,192百万円、3,278百万円、3,491百万円と推移しており、今期はアイスクリームなどの自社ブランド品の伸長により前年同期比6.4%の増収となりました。一方で、利益面では原材料価格高騰や人件費の上昇などにより、営業利益は35百万円、73百万円、73百万円とやや変動がありますが、自社ブランド品の拡大により収益力の向上が期待されます。
四半期連結貸借対照表について
株式会社セイヒョーの2023年11月30日現在の総資産は2,661百万円となっています。主な資産は流動資産の652百万円と固定資産の1,299百万円です。一方、負債は1,111百万円で、内訳は流動負債の786百万円と固定負債の324百万円です。純資産は1,550百万円となっており、自己資本比率は58.2%と健全な財務体質が維持されています。
ROAとROE
株式会社セイヒョーのROA(総資産利益率)は、当第3四半期で年率換算3.0%となっています。一方、ROE(自己資本利益率)は年率換算4.1%となっています。自社ブランド品の販売拡大による収益力の向上と、財務体質の改善により、ROA、ROEともに改善傾向にあります。
キャッシュフロー
株式会社セイヒョーの当第3四半期のキャッシュ・フローの状況は、営業活動によるキャッシュ・フローが152百万円の収入、投資活動によるキャッシュ・フローが33百万円の支出、財務活動によるキャッシュ・フローが40百万円の支出となり、現金及び現金同等物は79百万円増加して652百万円となっています。
配当の支払額
株式会社セイヒョーは、2023年5月26日開催の定時株主総会において、1株当たり50円の期末配当を決議しました。この結果、年間配当金は1株当たり50円となっています。今後も株主の皆様への安定的な利益還元に努めていく方針です。
今後の展望
株式会社セイヒョーは、中期経営計画「Creative2024」において、「顧客満足度の向上」、「安定的な利益確保」、「ブランド力の向上による企業価値向上」を掲げています。引き続き自社ブランド品の育成に注力し、収益力の強化に取り組んでいきます。一方で、原材料高や人件費の上昇など、経営環境の変化にも柔軟に対応していく方針です。
編集部のまとめ
株式会社セイヒョーは、夏場を中心とした自社ブランド品の好調な販売により、当第3四半期の業績が大幅に改善しました。特にアイスクリームやかき氷などの人気商品が伸長し、売上高が前年同期比6.4%増と順調に推移しています。今後も自社ブランド品の強化を軸に、収益力の向上に取り組んでいく方針です。同社の業績とブランド力の向上に注目していきたいと思います。
株式会社セイヒョーの決算日や配当についてまとめました。
株式会社セイヒョーの決算期は2月末日で、毎年3月頃に通期の決算発表を行っています。また、2023年5月の定時株主総会において、1株当たり50円の期末配当が決議されました。今後も安定的な株主還元に努める方針です。