本日は、株式会社エコノスの最新四半期決算について、分かりやすくご紹介したいと思います。エコノスは北海道札幌市を拠点とする企業で、リユース事業を中心に事業を展開しています。
企業情報
企業名: 株式会社エコノス
証券コード: 31360
決算期: 2023年3月期
株式会社エコノスの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社エコノスの決算は、3月期となっており、第3四半期決算は2023年12月31日が基準日となっています。四半期報告書の提出は毎年2月と5月、8月、11月に行われます。
主な事業
株式会社エコノスは、主にリユース事業を展開しています。ブックオフ、ハードオフ、オフハウス、ホビーオフ、ガレージオフの各店舗で、中古の書籍、家電製品、楽器、おもちゃなどを販売しています。また、ロジスティクス事業や3R事業も手がけており、循環型社会の実現に取り組んでいます。
今期の業績と利益率は?
今期(2023年4月~12月)の売上高は3,317,853千円と好調に推移しており、前年同期比6.1%増となりました。営業利益は184,709千円で前年同期比17.5%増と、増収増益となっています。利益率も順調に推移しており、営業利益率は5.6%となっています。
売上・利益の推移
株式会社エコノスの直近3年間の売上高と営業利益の推移を見ると、2023年3月期には過去最高の売上高4,192,472千円、営業利益171,203千円を達成しています。今期も前年同期を上回る業績となっており、堅調な増収増益が続いています。
四半期連結貸借対照表について
株式会社エコノスの2023年12月末時点の四半期連結貸借対照表を見ると、全体として健全な財務体質を維持しています。
資産の部
総資産は2,841,171千円で、前期末から87,520千円増加しています。主な増加要因は現金及び預金の増加61,099千円、商品の増加67,766千円などです。
負債の部
総負債は2,064,006千円で、前期末から16,895千円増加しています。主な変動は、短期借入金の減少40,000千円、長期借入金の増加56,813千円などです。
純資産の部
純資産は777,165千円で、前期末から104,414千円増加しています。これは主に四半期純利益104,830千円の計上によるものです。
ROAとROE
株式会社エコノスのROA(総資産利益率)は5.2%、ROE(自己資本利益率)は13.5%となっています。ROAは前年同期比0.6ポイント低下しましたが、ROEは0.4ポイント改善しており、資産効率の向上と株主価値の創出に取り組んでいることが分かります。
キャッシュフロー
株式会社エコノスのキャッシュフローは、営業活動によるキャッシュ・フローが216,186千円の収入となっています。一方で、投資活動によるキャッシュ・フローは35,319千円の支出となっています。財務活動では119,768千円の支出があり、現金及び現金同等物は61,099千円増加しました。
配当の支払額
株式会社エコノスは、株主還元を重視しており、過去3年連続で年間無配となっています。今後も企業成長と財務体質の強化に注力しつつ、適切な時期に配当を実施していく方針です。
今後の展望
株式会社エコノスは、持続可能な循環型社会の実現に向けて、リユース事業を中心に事業成長を図っていく方針です。中古品の買取・販売の強化に加え、新規出店やM&Aなどにも積極的に取り組み、さらなる業績拡大を目指していきます。
編集部のまとめ
株式会社エコノスの最新決算は、売上高、営業利益ともに前年同期を上回る順調な業績となっています。リユース事業を中心とした需要の高まりを背景に、着実に業績を伸ばしていることが分かります。今後も持続可能な事業展開と企業価値の向上に期待が高まります。
株式会社エコノスの決算日や配当についてまとめました。
株式会社エコノスの決算は3月期で、第3四半期決算は2023年12月31日が基準日となっています。配当については、過去3年連続で無配としており、今後の企業成長と財務体質の強化に注力していく方針です。