以下は、株式会社揚羽の四半期決算報告書について、ブログ記事としてまとめたものです。
株式会社揚羽(証券コード:93300)の四半期決算報告書が公開されました。同社は企業のブランディングを支援するサービスを提供しており、売上高は310,991千円、経常利益は-48,769千円となりました。ブランディング需要が堅調に推移したことで前年同期比でも増収となっています。今後の企業の広告・採用領域における更なる需要拡大に期待が高まります。
企業情報
企業名: 株式会社揚羽
証券コード: 93300
決算期: 第24期第1四半期(2023年10月1日~2023年12月31日)
株式会社揚羽の決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社揚羽の決算期は9月30日で、毎年10月1日から9月30日までが1会計年度となっています。今回公開された四半期報告書は、同社の第24期第1四半期(2023年10月1日~2023年12月31日)の業績となります。
主な事業
株式会社揚羽は、「一社でも多くの企業のブランディングに伴走し、日本のビジネスシーンを熱く楽しくする」をミッションに掲げ、企業のブランディングに関する課題解決のニーズに応えるため、コンサルティングからクリエイティブ制作、ソリューション提供までの一気通貫したサービスを提供しています。コーポレート支援領域とリクルーティング支援領域の2つの事業部門に分かれており、幅広い業界の顧客企業を支援しています。
今期の業績と利益率は?
今期の業績は、売上高310,991千円、営業損失48,110千円、経常損失48,769千円、四半期純損失33,991千円となりました。企業のブランディングやリクルーティング需要の増加により前年同期比で増収となったものの、人件費や広告宣伝費の増加により減益となっています。今後の収益性向上が課題となっています。
売上・利益の推移
同社の売上高は、過去1年間で74.10億円から31.09億円と大きく増加しています。一方で利益面では、前期に7.39億円の当期純利益を計上したものの、今期は3.39億円の四半期純損失となっています。売上は伸びているものの、人件費等の固定費の増加により収益性が低下していることが課題となっています。
四半期連結貸借対照表について
資産の部
資産合計は13.42億円となり、前期末比で1.19億円減少しました。現金及び預金が約1.7億円減少したものの、前払費用が2.55億円、立替金が1.26億円増加しているのが特徴です。
負債の部
負債合計は4.49億円となり、前期末比で0.85億円減少しました。未払法人税等が1.94億円、長期借入金が1.99億円減少したことが主な要因です。
純資産の部
純資産合計は8.93億円となり、前期末比で0.33億円減少しました。四半期純損失3.39億円の計上により利益剰余金が減少したことが主な要因です。
ROAとROE
株式会社揚羽のROAは5.0%、ROEは7.5%となっています。前期と比べて収益性が低下しましたが、依然として高水準の収益性を維持しています。今後は人件費等の増加を抑え、利益率の改善を図る必要がありそうです。
キャッシュフロー
当第1四半期のキャッシュ・フローは営業活動によるキャッシュ・フローが-16.71億円と大幅なマイナスとなりました。これは主に未払金の減少によるものです。投資活動によるキャッシュ・フローは-0.78億円、財務活動によるキャッシュ・フローは+2.08億円となっています。今後のキャッシュ管理が課題となっています。
配当の支払額
株式会社揚羽は、現時点では配当を実施していません。成長に向けて内部留保の確保に注力しているため、短期的には配当は期待できません。今後の業績推移によっては、株主還元策の検討も期待されます。
今後の展望
株式会社揚羽は、企業のブランディングやリクルーティング領域における需要の拡大を背景に、今後の成長が期待されます。一方で人件費等の増加により収益性が低下していることから、収益基盤の強化が課題となっています。今後は収益性の改善と財務体質の強化に取り組み、持続的な成長を目指すことが重要であると考えられます。
編集部のまとめ
株式会社揚羽は、企業のブランディングニーズの高まりを背景に増収となったものの、人件費等の増加により減益となりました。短期的には収益性の改善が課題となっていますが、長期的にはブランディング領域での成長が期待されます。今後の業績動向に注目していきたいと思います。
株式会社揚羽の決算日や配当についてまとめました。
株式会社揚羽の決算日は9月30日で、第1四半期の決算期間は2023年10月1日から12月31日までとなっています。また、同社は現時点で配当を実施していませんが、今後の業績動向によっては、株主還元策の検討も期待されます。