ムーンバット株式会社の第83期第3四半期決算が発表されましたね!売上高は83億6百万円と前年同期比で14.7%もの大幅な増加を達成しました。また、営業利益は5億30百万円と大きく伸び、前年同期比で366.8%もの大幅な増益となっています。この好調な業績は、新型コロナウイルス感染症の沈静化による消費回復と、円安の影響を吸収できる販売施策の成果だと言えるでしょう。
企業情報
企業名: ムーンバット株式会社
証券コード: 81150
決算期: 3月期
ムーンバット株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?
ムーンバット株式会社の決算日は3月31日です。決算期は4月1日から翌年3月31日までの1年間です。第3四半期決算は12月31日時点の決算となります。
主な事業
ムーンバット株式会社は、洋傘・洋品・帽子等の身回り品を主力として展開している企業です。毛皮・宝飾品等の衣服装飾品も手掛けており、主に百貨店やロードサイド店舗、量販店、Eコマース等のさまざまな販路を通じて商品を提供しています。自社ブランド「+moonbat」の直営店舗も展開しています。
今期の業績と利益率は?
今期の業績は、売上高が83億6百万円と前年同期比で14.7%の大幅な増加を達成しました。利益面でも、営業利益が5億30百万円と前年同期比で366.8%もの大幅な増益となっています。売上総利益率も前年同期比で大幅に改善しており、コストコントロールも順調に進んでいるようです。
売上・利益の推移
ムーンバット株式会社は、新型コロナウイルス感染症の影響を受けながらも、売上高および利益の回復基調が続いています。前期は75億80百万円の売上高でしたが、今期は大幅に改善し83億6百万円に達しました。利益面でも、前期の営業利益1億13百万円から、今期は5億30百万円まで伸びています。今後も新製品投入や販路拡大などの施策により、さらなる売上と利益の拡大が期待できそうです。
四半期連結貸借対照表について
ムーンバット株式会社の四半期連結貸借対照表を見ると、総資産は前期末比163百万円増加の104億94百万円となっています。流動資産では、現金及び預金が13億20百万円増加した一方で、受取手形及び売掛金が7億25百万円減少、商品及び製品が3億11百万円減少しています。負債は319百万円減少の54億55百万円となっており、純資産は482百万円増加の50億38百万円と健全な財務状態を維持できています。
資産の部
流動資産では、現金及び預金が増加しており、在庫水準も適正に管理できているようです。一方で、受取手形及び売掛金が減少していることから、売上回収も順調に行われていると考えられます。固定資産も着実に投資が進んでいる様子がうかがえます。
負債の部
負債は全体として減少しており、電子記録債務が増加した一方で、返金負債が大幅に減少しています。流動負債も減少傾向で、財務健全性が改善されている様子がうかがえます。
純資産の部
純資産は50億38百万円と前期末比482百万円増加しています。これは、親会社株主に帰属する四半期純利益が545百万円と大幅に増加したことが主な要因と考えられます。健全な財務基盤が維持できている様子がうかがえます。
ROAとROE
ムーンバット株式会社のROA(総資産利益率)とROE(自己資本利益率)は、前期から大幅に改善しています。ROAは前期の1.2%から5.2%へ、ROEは前期の2.7%から10.8%へと大きく伸びています。これは、売上高と利益の増加、そして財務体質の改善により、資産効率と資本効率が高まった結果だと考えられます。今後も業績の成長と財務の健全化が期待できます。
キャッシュフロー
ムーンバット株式会社のキャッシュフローは、営業活動によるキャッシュ・フローが大幅に改善しています。前期は1億50百万円のマイナスでしたが、今期は6億74百万円のプラスに転じました。これは、売上増加に伴う収入の増加と在庫削減などが寄与しているものと考えられます。一方、投資活動と財務活動によるキャッシュ・フローはマイナスとなっていますが、全体としてはキャッシュ残高が大幅に増加しており、財務状況の改善が進んでいると言えるでしょう。
配当の支払額
ムーンバット株式会社は、1株当たり6円の期末配当を実施しています。前期と比べ1円の増配となっており、業績の回復を反映した配当方針といえるでしょう。今後も継続的な増配が期待できそうです。
今後の展望
ムーンバット株式会社は、専門店やEコマースなどの販路拡大や、「+moonbat」等の直営店事業の強化などに注力しています。また、構造改革による販売管理費の適正化にも取り組んでおり、さらなる収益力の向上を目指しています。新型コロナウイルス感染症の影響がある中でも、柔軟な経営戦略で業績を伸ばしていると評価できるでしょう。今後の持続的な成長に期待が高まっています。
編集部のまとめ
ムーンバット株式会社は、新型コロナウイルス感染症の影響を受けながらも、積極的な販路拡大や構造改革などにより、着実に業績を回復させてきました。売上高、営業利益ともに大幅な増加を果たし、財務体質も健全化が進んでいます。今後も新製品の投入や直営店強化などに注力し、持続的な成長が期待できる企業だと言えるでしょう。
ムーンバット株式会社の決算日や配当についてまとめました。
ムーンバット株式会社の決算日は3月31日で、第3四半期決算は12月31日時点の数字となります。今期は1株当たり6円の期末配当を実施しており、前期から1円の増配となっています。今後も業績の回復に伴い、株主還元の拡大が期待できそうです。