大手豆腐メーカー「株式会社やまみ」の最新の業績報告が公開されました!売上高は前年同期比22.1%増加と好調な数字を記録しています。利益面でも営業利益が152.6%増加するなど、堅調な業績を維持しています。原材料高の影響などもありますが、価格改定や高付加価値商品への切り替えなど、企業努力によって収益を伸ばしています。今後の展開にも注目が集まりそうですね。
企業情報
企業名: 株式会社やまみ
証券コード: 28200
決算期: 2023年6月期
株式会社やまみの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社やまみの決算日は6月30日、決算発表は翌年の2月頃に行われます。今回の四半期報告書は、2023年7月1日から2023年12月31日までの第2四半期の業績について報告されています。
主な事業
株式会社やまみは、豆腐やしょうゆ、みそなどの食品製造・販売を行う企業です。全国に工場を展開し、自社ブランドのほか、大手食品メーカーへのOEM生産も手がけています。中国地方を中心に事業を展開しており、国内大手の豆腐メーカーの1つとして知られています。
今期の業績と利益率は?
当第2四半期累計期間の売上高は95億7,197万円と前年同期比22.1%の増収となりました。利益面でも営業利益は12億7,484万円と前年同期比152.6%の大幅な増益を記録しています。原材料価格高騰の影響はありましたが、価格改定や高付加価値商品への切り替えなどの対策が奏功した結果です。
売上・利益の推移
過去数年の売上高と利益の推移をみると、売上高は緩やかに増加してきています。利益面でも、営業利益は2022年度から大きく伸びていることがわかります。原材料高の影響はありつつも、企業努力によって収益力を高めてきた様子がうかがえます。
四半期連結貸借対照表について
株式会社やまみの総資産は151億5,713万円となっており、前事業年度末から13億4,200万円の増加となっています。主な要因は売掛金の増加によるものです。負債は60億9,914万円で、純資産は90億5,798万円となっています。自己資本比率は59.8%と安定した財務体質を維持しています。
資産の部
流動資産は39億4,648万円で、前事業年度末から11億3,800万円増加しています。現金及び預金は5億4,948万円となっています。固定資産は112億1,064万円で、前事業年度末から2億400万円増加しました。
負債の部
流動負債は39億6,737万円で、前事業年度末から8億1,600万円増加しました。買掛金が4億7,524万円となっています。固定負債は21億3,177万円で、前事業年度末から2億4,100万円減少しています。
純資産の部
純資産は90億5,798万円で、前事業年度末から7億6,800万円増加しました。利益剰余金が6,594,042万円となっています。自己資本比率は59.8%と安定した水準を維持しています。
ROAとROE
株式会社やまみのROA(総資産利益率)は8.6%、ROE(自己資本利益率)は10.4%となっています。前年同期と比べROAは大幅に改善し、ROEも高水準を維持しています。これは、原材料高などの影響を吸収しつつ、収益力を高めてきたことが評価されているものと考えられます。今後も高い収益性の維持が期待されます。
キャッシュフロー
当第2四半期累計期間の営業活動によるキャッシュ・フローは12億2,902万円の収入となりました。投資活動によるキャッシュ・フローは6億8,953万円の支出で、財務活動によるキャッシュ・フローは3億9,447万円の支出となっています。現金及び現金同等物の期末残高は5億4,948万円となっており、安定した資金繰りが維持できています。
配当の支払額
株式会社やまみは年2回の配当を実施しています。当第2四半期では1株当たり19円の中間配当が支払われる予定です。前年同期と比べると6円増加しており、好業績を反映した形となっています。株主還元の強化にも取り組んでいることがわかります。
今後の展望
株式会社やまみは国内産大豆を活用した高付加価値商品の拡販に注力しており、この戦略が奏功してきました。原材料高の影響は続くものの、価格改定や省エネ化など、様々な対策を講じていくことで、収益力の維持・向上が期待されます。今後も安定的な業績を維持できるよう、企業努力を続けていくことが重要です。
編集部のまとめ
株式会社やまみは、食品メーカーとして堅実な業績を残し続けている企業だと言えます。原材料高などの影響もありましたが、価格改定や高付加価値商品への切り替えなど、企業努力によって収益力を高めてきました。今後も国内産大豆の活用や省エネ化など、様々な取り組みを推進し、安定した成長を実現していくことが期待されます。
株式会社やまみの決算日や配当についてまとめました。
株式会社やまみの決算日は6月30日、決算発表は翌年の2月頃に行われます。また、同社は年2回の配当を実施しており、当第2四半期では1株当たり19円の中間配当が支払われる予定です。好業績を反映した形となっており、株主還元の強化にも取り組んでいることがわかります。