タカラバイオ株式会社の第22期第3四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

四半期報告書
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詳細・正確な情報は対象企業の報告書をご確認ください。

タカラバイオの最新四半期決算が発表されました。同社は遺伝子工学・細胞工学の研究開発を手掛ける先端バイオ企業で、世界的な注目を集めている企業です。今回の決算では厳しい環境下でも着実に事業を進めており、将来への期待が高まっています。

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企業情報

企業名: タカラバイオ株式会社
証券コード: 4974
決算期: 3月期

タカラバイオ株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?

タカラバイオ株式会社の決算日は3月31日です。決算発表は6月と2月に行われ、4月1日から翌年3月31日までの決算期間の中間期(4月1日から9月30日)と期末決算(4月1日から3月31日)の業績を発表しています。

主な事業

タカラバイオ株式会社は、遺伝子工学研究用試薬や機器の製造・販売を手がける企業です。また、受託サービス事業遺伝子医療事業にも取り組んでおり、バイオ産業のインフラを担う重要な役割を果たしています。特に近年は再生医療分野での活躍が注目されています。

今期の業績と利益率は?

当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高29,734百万円営業利益336百万円と前年同期に比べ大幅な減収減益となりました。新型コロナウイルス感染症の影響による検査関連製品の販売減や、海外経済の低迷によるライフサイエンス研究市場の低迷が響いたためです。一方で、人件費や研究開発費等のコスト増加も影響しています。

売上・利益の推移

売上高は過去3年間で減少傾向にあります。2023年3月期は78,142百万円と前年比で約30%減となりました。一方で、経常利益は2022年3月期まで増加基調にあったものの、2023年3月期は20,682百万円と前年比で約90%減と大幅な減益となっています。新型コロナウイルス感染症の影響の長期化が重荷となっているようです。

四半期連結貸借対照表について

当第3四半期連結会計期間末の財政状態は、総資産123,087百万円負債10,557百万円純資産112,529百万円となっています。前連結会計年度末に比べ、資産が減少し負債も減少しているものの、純資産は微増となっています。

資産の部

資産の部では、現金及び預金が35,340百万円と前連結会計年度末に比べ16,507百万円減少しましたが、有形固定資産が50,475百万円と9,519百万円増加するなど、全体としては微減となっています。

負債の部

負債の部では、支払手形及び買掛金が3,776百万円と前連結会計年度末に比べ1,453百万円増加しましたが、その他の流動負債が3,517百万円と大幅に減少しており、全体としては減少しています。

純資産の部

純資産の部では、利益剰余金が52,144百万円と前連結会計年度末に比べ4,902百万円減少しましたが、為替換算調整勘定が12,557百万円と4,877百万円増加したことから、全体としては微増となっています。

ROAとROE

ROA(総資産利益率)は前期8.7%から当期0.5%と大幅に低下しています。これは新型コロナウイルス感染症の影響により売上高と利益が大幅に減少したためです。一方でROE(自己資本利益率)は前期14.2%から当期0.3%と同様に大幅な低下となっています。自己資本比率は高水準を維持しているものの、収益性の悪化が顕著です。

キャッシュフロー

当第3四半期連結累計期間のキャッシュ・フローは、営業活動によるキャッシュ・フローが482百万円の収入投資活動によるキャッシュ・フローが11,740百万円の支出財務活動によるキャッシュ・フローが5,184百万円の支出となりました。投資活動による支出が大きく、前期に比べ2,189百万円増加しています。現金及び現金同等物の残高は33,761百万円となりました。

配当の支払額

2023年6月23日開催の定時株主総会において、1株当たり42円の期末配当が決議されました。前期の1株当たり33円から配当額が増加しています。安定した配当政策を維持しつつ、株主還元にも注力しています。

今後の展望

タカラバイオ株式会社は、「長期経営構想2025」に基づき試薬・機器事業とCDMO事業を通じてバイオ創薬基盤技術の開発を進め、ライフサイエンス産業のインフラを担うグローバルプラットフォーマーを目指しています。短期的には新型コロナウイルス感染症の影響は続くものの、中長期的には成長を続けていくことが期待されます。

編集部のまとめ

タカラバイオ株式会社の2023年3月期第3四半期決算は、新型コロナウイルス感染症の影響により大幅な減収減益となりました。しかし、同社は「長期経営構想2025」に基づき、試薬・機器事業とCDMO事業、遺伝子医療事業などで着実に事業を進めています。今後は感染症の影響が収束に向かえば、再び業績の回復が期待できるでしょう。株主還元面でも安定した配当政策を維持しており、長期的な投資対象として注目に値する企業といえます。

タカラバイオ株式会社の決算日や配当についてまとめました。

タカラバイオ株式会社の決算日は3月31日で、年2回の決算発表(中間期と期末)を行っています。直近では2023年6月23日の定時株主総会で、1株当たり42円の期末配当が決議されました。前期から配当額が増加しており、安定した株主還元を行っていることがわかります。

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