タイガースポリマーの決算報告が発表されました。同社は化学品・ゴム製品の製造・販売を手掛ける企業で、自動車分野などに強みを持っています。売上高は前年同期比7.5%増加の37,087百万円となり、経常利益は前年同期比409.1%増加の3,693百万円と大幅に増加しています。
企業情報
企業名: タイガースポリマー株式会社
証券コード: 42310
決算期: 3月31日
タイガースポリマー株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?
タイガースポリマー株式会社の決算期は3月31日です。第3四半期の決算は2023年12月31日が基準日となります。
主な事業
タイガースポリマー株式会社は、ゴム製品やプラスチック製品の製造・販売を行う企業です。自動車部品や家電製品、産業用ホースなど幅広い製品を手掛けています。特に自動車部品分野では強みを発揮しており、売上の約半分を占めるなど主力事業となっています。
今期の業績と利益率は?
当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高が37,087百万円と前年同期比で7.5%増加しました。また、経常利益は3,693百万円と大幅な増益となっています。これにより、経常利益率は9.9%と高水準を維持しています。
売上・利益の推移
過去3期の売上高と経常利益の推移を見ると、売上高は45,285百万円→34,502百万円→37,087百万円と推移しています。経常利益は1,869百万円→725百万円→3,693百万円と大きな変動がありました。直近期は増収増益となり、企業業績は改善傾向にあります。
四半期連結貸借対照表について
当第3四半期末の総資産は57,297百万円と前期末比で5,870百万円の増加となりました。負債は14,811百万円で327百万円の増加、純資産は42,486百万円と5,542百万円の増加となっています。
資産の部
資産の部では、現金及び預金が2,239百万円増加したほか、有価証券が900百万円、投資有価証券が759百万円増加するなど、手元流動性が高まっています。また、有形固定資産も1,473百万円増加しており、設備投資を積極的に行っています。
負債の部
負債の部では、未払金が157百万円増加したほか、繰延税金負債が371百万円増加しています。一方で、短期及び長期の借入金が150百万円減少するなど、財務体質の改善が進んでいます。
純資産の部
純資産の部では、利益剰余金が2,139百万円増加したほか、その他有価証券評価差額金が503百万円、為替換算調整勘定が2,263百万円増加しています。さらに、非支配株主持分が646百万円増加するなど、企業価値の向上が図られています。
ROAとROE
ROA(総資産利益率)は前期末の5.2%から当第3四半期末で6.4%に上昇し、ROE(自己資本利益率)も前期末の2.2%から当第3四半期末で6.0%に大幅に改善しています。これは、営業利益の増加や自己資本の充実により収益性と効率性が高まったことが要因です。
キャッシュフロー
キャッシュフローでは、営業活動によるキャッシュ・フローが3,843百万円の収入となり、投資活動によるキャッシュ・フローは1,347百万円の支出、財務活動によるキャッシュ・フローは369百万円の支出となりました。これにより、現金及び現金同等物が2,239百万円増加し、手元流動性が高まっています。
配当の支払額
当期の配当については、中間配当15円、期末配当は未定となっています。株主還元に注力し、安定配当の維持に努めていることがうかがえます。
今後の展望
タイガースポリマー株式会社は、自動車関連のニーズの高まりや新製品開発などを背景に、引き続き好業績を維持できると期待されています。中長期的な成長が期待できる企業として、投資家の注目を集めています。
編集部のまとめ
タイガースポリマー株式会社の当第3四半期決算は増収増益となり、自動車関連需要の回復や為替の好影響などにより、企業業績は大きく改善しています。資産と自己資本の充実、安定配当の維持など、企業価値向上につながる取り組みが進んでいることがわかりました。今後も同社の業績に注目していきたいと思います。
タイガースポリマー株式会社の決算日や配当についてまとめました。
タイガースポリマー株式会社の決算日は3月31日で、第3四半期決算は2023年12月31日が基準日となります。配当については、中間配当が1株15円支払われ、期末配当は未定となっています。同社は安定配当の維持に努めている企業であり、今後も株主還元に注力していくことが期待されます。