日立建機株式会社の第60期第3四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

四半期報告書
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日立建機株式会社の2023年度第3四半期決算が発表されました!日立建機は建設機械を中心に事業を展開する企業で、今期も好調な業績となっています。

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企業情報

企業名: 日立建機株式会社
証券コード: 6305
決算期: 3月期

日立建機株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?

日立建機の決算は3月期で、第3四半期は2023年12月31日が決算日です。毎年5月と11月に決算発表を行っています。

主な事業

日立建機は建設機械の製造・販売・サービス・レンタル事業を主力としています。油圧ショベル、ホイールローダーなどの建設機械の製造・販売、さらに部品やメンテナンスなどのアフターサービスも手掛けています。また、マイニング設備や機械のアフターサービスも行う「スペシャライズド・パーツ・サービスビジネス」も展開しています。

今期の業績と利益率は?

この第3四半期の業績は売上高1兆2,036億円、営業利益1,217億円と大幅な増収増益となりました。主力の建設機械事業が好調で、米州向けの販売が大きく伸びたことや、メンテナンスなどのバリューチェーン事業も堅調に推移したことが寄与しています。

売上・利益の推移

この第3四半期の売上高は過去最高を記録しました。前年同期比で13.0%増と大きく伸長しています。利益面でも調整後営業利益が40.8%増と大幅な増益となりました。このように日立建機は2年連続で好業績を維持しています。

四半期連結貸借対照表について

日立建機の財務状態は安定していると評価できます。資産合計は1兆7,739億円と前期末より9.0%増加しており、負債も8.6%増加しましたが、親会社株主持分比率は40.7%と高い水準を維持しています。

資産の部

流動資産は前期末比11.3%増加の1兆120億円となりました。主な増加要因は棚卸資産の増加です。一方で、非流動資産も6.1%増加の7,619億円と、全体として資産が堅調に増加しています。

負債の部

流動負債は14.5%増加の7,038億円となりました。これは主に社債及び借入金の増加によるものです。一方で非流動負債は3.1%減少の3,014億円となっています。

純資産の部

純資産は前期末比9.7%増加の7,687億円になりました。これは利益の積み上げや為替の影響等によるものです。自己資本比率は40.7%と健全な水準を維持しています。

ROAとROE

日立建機のROA(総資産利益率)は6.2%ROE(自己資本利益率)は11.9%と前年同期と比べて大幅に改善しています。これは主力事業の好調な業績に加え、資産効率や財務レバレッジの改善により、収益性が高まったことが要因です。

キャッシュフロー

営業活動によるキャッシュ・フローは286億円の収入となり、前年同期比746億円の収入増加となりました。一方、投資活動によるキャッシュ・フローは449億円の支出、財務活動によるキャッシュ・フローは159億円の収入となりました。全体としてキャッシュ・フローは1,139億円の良好な水準を維持しています。

配当の支払額

当期(2023年3月期)の年間配当金は145円を予定しています。第2四半期末では60円、第3四半期末では85円の配当を実施しており、株主還元にも積極的に取り組んでいます。

今後の展望

日立建機は2024年3月期を初年度とする新中期経営計画「BUILDING THE FUTURE 2025」を策定しました。主な戦略は①顧客に寄り添う革新的ソリューションの提供、②バリューチェーン事業の拡充、③米州事業の拡大、④人・企業力の強化です。今後も持続的な成長と企業価値の向上を目指していきます。

編集部のまとめ

日立建機株式会社の2023年度第3四半期決算は、主力の建設機械事業と新しく力を入れるマイニング事業が好調で、過去最高の売上高と利益を達成しました。また財務面でも健全性を維持しており、配当も積極的に行っています。今後も中期経営計画に沿って、グローバル展開と新技術への投資を進め、持続的な成長を目指していくことが期待されます。

日立建機株式会社の決算日や配当についてまとめました。

日立建機は3月決算で、第3四半期は2023年12月31日が決算日となっています。年間の配当金は145円を予定しており、第2四半期末60円、第3四半期末85円の配当を実施しています。順調な業績を背景に、株主還元にも力を入れています。

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