株式会社fonfunは、通信サービスやソフトウェア開発など、これからの生活をより便利で豊かにするツールを提供している注目の企業です。今回の決算報告では、既存の主力事業であるSMSサービスや法人向けのリモートメールなどがしっかりと業績を伸ばしていることがわかりました。特にSMS事業の売上が235百万円と堅調に推移し、セグメント利益も37百万円と大きく貢献しているのが印象的です。今後もこういった既存事業の収益性を高めつつ、新たなサービスの開発にも注力していくことで、持続的な成長が期待できそうです。
企業情報
企業名: 株式会社fonfun
証券コード: 23230
決算期: 2024年3月期
株式会社fonfunの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社fonfunの決算日は3月31日で、第3四半期決算は2023年12月31日に行われています。毎年3月と12月に決算を行い、四半期報告書を提出しています。
主な事業
株式会社fonfunは、主にBtoBビジネスを展開しています。SMSサービスでは、企業向けにショートメッセージの配信サービスを提供しています。また、リモートメール事業では、個人・法人顧客に向けてクラウド型のメールサービスを提供しています。その他にも、受託開発ソフトウェア事業やボイスメールなどのサービスを展開しています。このように、スマートフォンやクラウドなどの最新のITツールを活用して、企業の業務効率化やコミュニケーション支援を行っています。
今期の業績と利益率は?
当第3四半期累計期間の業績は、売上高503百万円、営業利益51百万円、経常利益68百万円、四半期純利益111百万円と好調に推移しています。特に四半期純利益は111百万円と大幅な増益となりました。これにより、経常利益率や純利益率も13.6%、22.1%と高い水準を維持できました。このように、利益性の高い事業モデルを確立できており、今後の更なる成長が期待できそうです。
売上・利益の推移
株式会社fonfunの売上高は、前年同期比で28.1%増と大きく伸長しています。また、利益面でも、経常利益が126.7%増、純利益が271.1%増と非常に高い伸び率を達成できました。この主な要因は、既存のSMSサービスやリモートメール事業が好調に推移したことです。今後も、これらの主力サービスを中心に着実な業績拡大が期待できそうです。
四半期連結貸借対照表について
当第3四半期会計期間末の貸借対照表を見ると、総資産は952百万円と前期末から13百万円増加しています。現金及び預金が35百万円増加したことが主な要因です。一方で、負債は291百万円と97百万円減少しました。これにより、純資産は660百万円と110百万円の増加となっています。財務体質も健全化が進んでおり、今後の事業展開にも活かされるものと期待できます。
資産の部
当第3四半期会計期間末の資産の部では、現金及び預金が568百万円と大きな割合を占めています。その一方で、のれんが248百万円あり、これらの資産が企業価値の源泉となっています。また、売掛金も98百万円あり、事業活動が安定的に行われていることがうかがえます。
負債の部
負債の部では、短期借入金が86百万円、長期借入金が84百万円となっています。前期末から借入金が大幅に減少しており、財務体質の改善が進んでいます。一方で、買掛金が25百万円、未払金が18百万円あり、事業活動に必要な資金が適切に確保されていることがわかります。
純資産の部
純資産の部は660百万円と、前期末から110百万円増加しています。利益剰余金が111百万円増加したことが主な要因です。この結果、自己資本比率は69.4%と高い水準を維持できており、財務基盤が強化されています。
ROAとROE
株式会社fonfunのROA(総資産利益率)は、前期末から大幅に改善し11.7%となりました。これは、利益水準の向上と総資産の効率的な活用ができていることを示しています。一方でROE(自己資本利益率)は18.8%となっており、収益性の高さが反映されています。今後も、収益性の維持と資産の有効活用に取り組むことで、ROA、ROEともに高水準を維持できると考えられます。
キャッシュフロー
当第3四半期累計期間のキャッシュ・フローは、営業活動によるキャッシュ・フローが124百万円のプラスとなっています。一方で、投資活動によるキャッシュ・フローが△18百万円、財務活動によるキャッシュ・フローが△70百万円となっています。全体としては、35百万円の増加となっており、手元流動性が高まっています。今後の事業展開や投資に活用できる十分な資金を確保できている状況です。
配当の支払額
株式会社fonfunは、株主還元策として安定配当を実施しています。ただし、当第3四半期累計期間については配当は実施されていません。今後、業績動向を見ながら、適切な株主還元策を検討していくものと考えられます。株主の期待に応えられるよう、企業価値の向上に努めていくことが重要です。
今後の展望
株式会社fonfunは、今後も既存事業の収益力強化と新規サービスの開発に注力していく方針です。特にSMS事業やリモートメール事業の成長が期待されています。一方で、競争激化により収益性の圧迫が懸念されるため、コストコントロールの強化にも取り組む必要があります。また、ボイスメールやその他新規事業の育成にも力を入れ、中長期的な成長につなげていくことが重要です。この決算は、そういった収益基盤の強化と新たな成長への布石が見られる内容といえるでしょう。
編集部のまとめ
株式会社fonfunは、SMS配信やリモートメール、ボイスメールなどの通信サービスを中心に、着実な業績拡大を続けています。特に当第3四半期は、売上高が503百万円、営業利益が51百万円、純利益が111百万円と大幅な増益となりました。財務体質も健全化が進んでおり、今後の事業拡大に向けた土台が整いつつあります。今後は、既存事業の収益性向上と新サービスの開発に注力することで、さらなる成長が期待できそうです。株主の皆様には、しっかりと利益還元されることを期待しましょう。
株式会社fonfunの決算日や配当についてまとめました。
株式会社fonfunの決算日は3月31日で、四半期決算は12月31日に行われています。今期第3四半期の業績は好調で、売上高が503百万円、純利益が111百万円と大幅な増益となりました。一方、当期の配当は実施されていません。今後は、業績動向を見ながら、適切な株主還元策を検討していくと考えられます。