株式会社T&Dホールディングスの第20期第3四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

四半期報告書
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詳細・正確な情報は対象企業の報告書をご確認ください。

株式会社T&Dホールディングスの決算報告が発表されました。保険業界のリーディングカンパニーであるT&Dホールディングスは、健全な経営基盤を維持しながら、様々な取り組みを行っています。今回の決算では、保険料収入や資産運用収益の増加などにより、経常利益が大幅に増加したことが大きな注目点といえます。また、純資産も増加しており、安定した経営が続いていることが分かりました。今後も、お客様に寄り添った商品開発や、グループ全体の競争力強化に取り組んでいくと期待されます。

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企業情報

企業名: 株式会社T&Dホールディングス
証券コード: E03851
決算期: 2023年3月期

株式会社T&Dホールディングスの決算日・決算時期(スケジュール)は?

株式会社T&Dホールディングスの決算日は3月31日です。決算時期は年1回の決算を行っており、毎年4月1日から翌年3月31日までを1会計期間としています。

主な事業

株式会社T&Dホールディングスは、生命保険事業を中心に、資産運用事業その他の事業などを展開しています。生命保険事業では、長年の実績を持つ太陽生命保険、大同生命保険、T&Dフィナンシャル生命保険の3社を傘下に置き、健康的で豊かな生活の実現を目指しています。資産運用事業においては、T&Dユナイテッドキャピタルを通じて、金融商品の組成や運用管理などに取り組んでいます。

今期の業績と利益率は?

現在の決算期である2023年3月期第3四半期の業績は、経常利益が1,087億円と大幅な増益となりました。このうち、生命保険事業の基礎利益は820億円と健全な収支状況を示しています。一方で、資産運用事業では一時的な評価損などにより親会社株主に帰属する四半期純利益が649億円となりました。全体として、利益率は向上しているといえます。

売上・利益の推移

T&Dホールディングスの過去3年間の売上高は約2兆円前後で推移しています。一方、経常利益は大幅な増減がみられ、前年同期は1,209億円の経常損失でしたが、当期は1,087億円の経常利益と劇的に改善しています。これは、保険料収入の増加や資産運用収益の好調により、利益が大幅に改善したことが主な要因と考えられます。

四半期連結貸借対照表について

T&Dホールディングスの総資産は16兆9,440億円となっており、前期末に比べて1.0%の増加となりました。主な資産は有価証券11兆9,776億円、貸付金1兆7,828億円、金銭の信託1兆1,646億円などとなっています。一方の負債は15兆7,648億円で、そのほとんどを占める保険契約準備金が14兆2,509億円となっています。

資産の部

T&Dホールディングスの資産は、主に有価証券、貸付金、金銭の信託などから構成されています。有価証券は国債、地方債、社債などの公社債が中心で、その残高は年々増加傾向にあります。また、貸付金も順調に増加しており、安定した運用が行われています。金銭の信託は、運用目的や責任準備金対応など、様々な目的で活用されています。

負債の部

T&Dホールディングスの負債の大部分を占めるのが保険契約準備金です。この保険契約準備金は、将来の保険金や給付金の支払いに備えて積み立てられたものであり、安定した経営基盤を支えています。その他の主な負債としては、社債や借入金などがあります。

純資産の部

T&Dホールディングスの純資産は1兆1,792億円となっており、前期末から18.7%増加しています。この増加の主な要因は、その他有価証券評価差額金の増加によるものです。この評価差額金の増加は、有価証券の時価上昇を反映したものとなっています。

ROAとROE

T&DホールディングスのROA(総資産利益率)は0.4%ROE(自己資本利益率)は6.9%となっています。ROAは低めの水準ですが、これは生命保険事業の特性上、総資産が大きく膨らむためです。一方、ROEは比較的高い水準で推移しており、株主価値の向上に取り組んでいることが伺えます。今後は、事業の選択と集中によるさらなる収益力の強化が期待されます。

キャッシュフロー

T&Dホールディングスの営業活動によるキャッシュ・フローは1兆3,200億円超の収入となっており、安定した収益基盤を示しています。一方で、投資活動によるキャッシュ・フローは1兆2,400億円超の支出となっているのは、有価証券投資などによるものです。財務活動では、配当金の支払いなどで350億円超の支出となっています。全体としては、適切な資金運用と財務体質の維持が行われていると評価できます。

配当の支払額

T&Dホールディングスは、株主還元の重要性を認識しており、安定的な配当の維持に努めています。2023年3月期の年間配当金は66円となる見込みで、前期から10円の増配となっています。この配当金水準は、連結配当性向で約25%となっており、株主の皆様への還元に配慮した経営が行われていると言えます。

今後の展望

T&Dホールディングスは、保険商品の更なる高度化や、デジタル化の推進などに取り組み、顧客ニーズに合わせたサービスの提供を目指しています。また、グループ各社の収益力強化や、事業ポートフォリオの最適化にも注力し、持続的な成長を実現していくことが期待されます。中長期的な視点で、安定した収益基盤の構築と、株主価値の向上に努めていくことが重要だと考えられます。

編集部のまとめ

株式会社T&Dホールディングスは、生命保険事業を中心とする大手保険グループであり、今回の決算では業績が大幅に改善したことが分かりました。保険料収入や資産運用収益の増加により、経常利益が大幅に増加したほか、純資産も増加傾向にあり、財務体質も健全化しているといえます。今後も、顧客のニーズに合った商品開発や、デジタル化の推進などにより、持続的な成長を目指していくことが期待されます。また、株主還元にも力を入れており、安定的な配当の維持に努めていることも高く評価できるでしょう。

株式会社T&Dホールディングスの決算日や配当についてまとめました。

T&Dホールディングスの決算日は3月31日で、年1回の決算を行っています。また、2023年3月期の年間配当金は66円と、前期から10円の増配となりました。この配当水準は連結配当性向で約25%を占めており、株主還元にも十分に配慮した経営が行われていることが分かります。今後も、安定的な収益基盤の構築と株主価値の向上に取り組んでいくことが期待されます。

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