高砂熱学工業株式会社の第144期第3四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

四半期報告書
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詳細・正確な情報は対象企業の報告書をご確認ください。

高砂熱学工業株式会社の2023年12月期第3四半期決算報告書が公開されました。売上高は2637億3200万円と前年同期比10.5%増加し、営業利益は185億9百万円と大幅な増益となりました。主力のエアコン設備工事事業が好調に推移したことが業績拡大の背景にあります。株主の皆様への還元として中間配当は1株当たり38円が実施されています。

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企業情報

企業名: 高砂熱学工業株式会社
証券コード: 19690
決算期: 2023年3月31日

高砂熱学工業株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?

高砂熱学工業の決算日は3月31日です。第3四半期決算は2023年12月31日を期末としており、第4四半期を含む通期の決算は2024年3月31日に発表される予定です。

主な事業

高砂熱学工業は、建築物の空調、衛生設備工事を手がける建設会社です。オフィスビルやホテル、病院などの空調設備の設計・施工を主な事業としています。また同社グループではエアコン等の空調機器の製造・販売事業も展開しています。環境技術に強みを持ち、快適性と省エネを追求するコンプリートエンジニアリングサービスを提供しています。

今期の業績と利益率は?

高砂熱学工業は、第3四半期連結累計期間において売上高2637億3200万円営業利益185億9百万円を計上しました。前年同期比で売上が10.5%増、営業利益が117.2%増と大幅な増収増益となっています。営業利益率は7.0%と高い水準を維持しており、同社の事業の収益性の高さが窺えます。

売上・利益の推移

高砂熱学工業の売上高は年々増加傾向にあり、2023年3月期第3四半期では2386億8100万円の売上を計上しました。一方で、営業利益は2021年3月期まで横ばいだったものの、2022年3月期から大幅な増益を続けています。2023年3月期第3四半期の営業利益は185億9百万円と、前年同期比で2倍以上の水準となっています。

四半期連結貸借対照表について

高砂熱学工業の2023年12月末の四半期連結貸借対照表では、総資産が3192億4400万円と前期末比で58億5200万円増加しています。これは主に受取手形・完成工事未収入金及び契約資産が増加したことによるものです。一方、負債合計は1624億9100万円と前期末から37億3500万円減少しています。

資産の部

流動資産は2353億7200万円、固定資産は838億7100万円となっています。流動資産の増加は受取手形・完成工事未収入金及び契約資産の増加によるものです。固定資産では投資有価証券が増加しています。

負債の部

流動負債は1375億1700万円、固定負債は249億7300万円となっています。流動負債の減少は主に支払手形・工事未払金等の減少によるものです。

純資産の部

純資産合計は1567億5200万円と前期末から95億8700万円増加しています。これは主に親会社株主に帰属する四半期純利益の計上により利益剰余金が増加したことによるものです。自己資本比率は48.1%となっています。

ROAとROE

高砂熱学工業のROAは過去3年間大きく改善しており、2023年3月期は5.2%となっています。一方、ROEも2023年3月期は12.1%と、高い水準を維持しています。これは収益性の向上と、債務の削減、自己資本の増強により財務体質が強化されている結果といえます。

キャッシュフロー

営業活動によるキャッシュフローは192億9500万円のマイナスとなっています。これは主に売上債権の増加によるものです。投資活動によるキャッシュフローは89億9500万円のマイナスで、有価証券の取得などで資金が流出しています。財務活動によるキャッシュフローは66億6300万円のマイナスで、配当金の支払いなどによるものです。この結果、現金及び現金同等物の残高は359億9100万円となっています。

配当の支払額

高砂熱学工業は、株主への利益還元として中間配当を1株当たり38円を実施しています。前年同期の30円から大幅に増額しており、高い収益力を株主還元に繋げている様子が分かります。

今後の展望

高砂熱学工業は、「環境クリエイター®企業」への転換を目指しており、再生可能エネルギーなどのグリーン分野での受注拡大やデジタル化の推進など、新たな成長の柱を築いていく方針です。また、人材育成に注力し、「企業と人財のトランスフォーメーション」を掲げ、収益基盤の強化と持続的な成長を実現していく考えです。

編集部のまとめ

高砂熱学工業の第3四半期決算は、大幅な増収増益となりました。空調設備工事の受注が好調に推移したことが主因です。同社は環境に配慮した技術力を強みとし、さらなる成長を目指しています。株主への利益還元も充実しており、今後の業績動向に期待が高まります。

高砂熱学工業株式会社の決算日や配当についてまとめました。

高砂熱学工業の決算日は3月31日で、第3四半期決算は12月31日に発表されます。株主への利益還元として、1株当たり38円の中間配当が実施されています。同社は環境配慮型の事業展開を進めており、今後の成長に期待が寄せられています。

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