ＶＴホールディングスは自動車、住宅事業を展開している会社です。株主の皆さまに最新の決算情報をお知らせしますね。好調な業績報告と、今後の展開が注目されています。
企業情報
企業名: ＶＴホールディングス株式会社
証券コード: 75930
決算期: 2023年3月期
ＶＴホールディングス株式会社の決算日・決算時期(スケジュール）は？
ＶＴホールディングスの決算は年4回行われています。具体的には、6月、9月、12月、3月の年4回決算が行われます。直近は2023年12月31日を期末とする第3四半期決算の発表となります。
主な事業
ＶＴホールディングスは自動車販売関連事業と住宅関連事業を展開しています。自動車販売では、新車、中古車、自動車整備、レンタカーなどを手掛けています。一方で住宅事業では、マンションや戸建分譲、注文住宅の建築などにも取り組んでいます。国内外で積極的に事業を展開しています。
今期の業績と利益率は？
ＶＴホールディングスは2023年12月期第3四半期の業績を発表しました。売上収益は2,221億79百万円と前年同期に比べ114.9％と大幅に増加しています。一方で、税引前利益は87億19百万円と前年同期に比べ86.9％の減益となりました。利益率は一部減少したものの、全体としては好調な業績を維持しています。
売上・利益の推移
ＶＴホールディングスの売上収益は過去3期連続で増加しています。一方で利益については、前期に計上した負ののれん発生益の影響もあり、当期は一部減益となりましたが、依然として高水準の利益を確保しています。自動車販売と住宅関連事業の両輪で業績を伸ばし続けています。
四半期連結貸借対照表について
ＶＴホールディングスの四半期連結貸借対照表を見てみると、資産合計は2,688億50百万円となり、前期末比390億16百万円増加しています。また、負債合計は1,841億41百万円で前期末比270億48百万円増加、純資産は847億8百万円と前期末比119億68百万円増加しています。
資産の部
資産の部では、流動資産が1,158億54百万円と前期末比183億24百万円増加しました。これは主に在庫となる棚卸資産が161億16百万円増加したことが要因です。また、非流動資産も1,529億96百万円と前期末比206億92百万円増加しています。
負債の部
負債の部では、流動負債が1,219億2百万円と前期末比122億82百万円増加しました。これは主に社債及び借入金が110億1百万円増加したことが要因です。一方で非流動負債も622億39百万円と前期末比147億66百万円増加しています。
純資産の部
純資産の部では、847億8百万円と前期末比119億68百万円増加しています。これは主に利益剰余金が65,509百万円と前期末比93億79百万円増加したことが要因です。
ROAとROE
ＶＴホールディングスのROA(総資産利益率)は28.3%、ROE(自己資本利益率)は45.42%となっています。いずれも高水準を維持しており、投資効率が良好です。業績が順調に推移したことで、財務指標も良好な状況にあるといえます。
キャッシュフロー
ＶＴホールディングスの営業キャッシュフローはマイナス18億35百万円、投資キャッシュフローはマイナス65億74百万円、財務キャッシュフローは62億88百万円となっています。在庫の増加などにより営業キャッシュフローがマイナスとなりましたが、長期借入れの増加等により財務キャッシュフローはプラスを確保しています。
配当の支払額
ＶＴホールディングスは2023年11月14日の取締役会で、1株当たり12円の配当を決議しました。この結果、配当金の総額は1,417百万円となります。前期より2円増配となっており、株主還元にも力を入れています。
今後の展望
ＶＴホールディングスは、自動車販売関連事業と住宅関連事業の2つの柱を中心に事業を展開していきます。自動車販売では、半導体不足の緩和を背景に新車販売の回復が期待されています。また、住宅事業でも戸建分譲の好調な推移が続く見込みです。今後も事業の拡大と収益力の向上に取り組み、さらなる成長を目指していきます。
編集部のまとめ
ＶＴホールディングスは自動車販売と住宅の2つの事業を柱として好調な業績を維持しています。直近の第3四半期決算では、売上高が前年同期比114.9%と大幅に増加しました。利益面では一部減益となったものの、高水準の収益性を維持しています。財務状況も健全で、今後の成長が期待できる企業といえるでしょう。
ＶＴホールディングス株式会社の決算日や配当についてまとめました。
ＶＴホールディングスの決算は年4回(6月、9月、12月、3月)行われます。最近の決算では、2023年12月期第3四半期の業績が好調でした。また、2023年11月には1株当たり12円の配当を決議しており、株主還元にも力を入れています。今後も自動車販売と住宅事業を中心に、さらなる成長が期待されるＶＴホールディングスの動向に注目が集まります。
