株式会社エンバイオ・ホールディングスの2023年12月期第3四半期の決算報告書が公開されました!売上高は6,986,182千円と前年同期比で3.2%の増収となりました。経常利益は546,223千円で前年同期比60.1%の減少となりましたが、引き続きグループ全体で好調な業績を残しています。
企業情報
企業名: 株式会社エンバイオ・ホールディングス
証券コード: E30445
決算期: 3月期
株式会社エンバイオ・ホールディングスの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社エンバイオ・ホールディングスの決算期は3月期です。具体的な決算日は毎年3月31日となっています。四半期決算は6月30日、9月30日、12月31日に行われ、四半期報告書の提出期限は決算日から45日以内となっています。
主な事業
株式会社エンバイオ・ホールディングスは土壌汚染対策事業、ブラウンフィールド活用事業、自然エネルギー事業の3つを主要な事業として展開しています。
土壌汚染対策事業では、土壌の調査・分析から浄化対策の提案、工事の実施まで一貫したサービスを提供しています。
ブラウンフィールド活用事業では、土壌汚染などの問題を抱えた土地を適切に浄化・管理し、その土地を有効活用するプロジェクトを展開しています。
自然エネルギー事業では、太陽光発電所の開発や、工場やホームセンターなどへのPPA(電力購入契約)モデルの提案などに取り組んでいます。
今期の業績と利益率は?
当第3四半期の業績は、売上高6,986,182千円、経常利益546,223千円と前年同期比で売上高は3.2%増、経常利益は60.1%減となりました。
利益率については、売上高経常利益率は7.8%となり、前年同期の20.2%から大幅に低下しています。これは主に、土壌汚染対策事業や自然エネルギー事業の利益率が前年同期より悪化したことが原因です。
売上・利益の推移
2023年3月期第3四半期の売上高は6,986,182千円となり、前年同期の6,771,957千円から3.2%の増収となりました。一方で、経常利益は546,223千円と前年同期の1,368,190千円から60.1%の大幅減益となりました。
この背景には、主力の土壌汚染対策事業の利益率低下や自然エネルギー事業の設備故障による利益圧迫などが挙げられます。今後は工事原価管理の徹底などで収益性の改善に取り組んでいく方針です。
四半期連結貸借対照表について
株式会社エンバイオ・ホールディングスの2023年12月31日時点の四半期連結貸借対照表を見ると、総資産は18,691,305千円となり、前連結会計年度末から1,341,350千円増加しています。
資産の部
流動資産は7,547,085千円で、現金及び預金が3,243,333千円、受取手形、売掛金及び契約資産が1,199,936千円となっています。
固定資産は11,144,220千円で、有形固定資産が8,061,354千円、投資その他の資産が2,598,695千円となっています。
負債の部
流動負債は3,795,427千円で、短期借入金が1,336,000千円、1年内返済予定の長期借入金が1,265,159千円となっています。
固定負債は6,472,925千円で、長期借入金が6,140,547千円となっています。
純資産の部
純資産は8,422,952千円となり、前連結会計年度末から1,565,711千円増加しています。これは主に第三者割当増資により資本金と資本剰余金が各528,000千円ずつ増加したことによるものです。
ROAとROE
株式会社エンバイオ・ホールディングスのROA(総資産経常利益率)は、前年同期の20.2%から当期は2.9%に大幅に低下しています。これは主に経常利益が減少したことが要因です。
一方、ROE(自己資本当期純利益率)は前年同期の12.4%から当期は4.1%に減少しています。こちらも経常利益の減少に加え、第三者割当増資により自己資本が増加したことが影響しています。
キャッシュフロー
株式会社エンバイオ・ホールディングスの当第3四半期連結累計期間のキャッシュ・フローは開示されていませんが、連結貸借対照表から現金及び預金が2,828,655千円から3,243,333千円に増加していることがわかります。
これは主に、第三者割当増資による資金調達や、土地や機械装置などの有形固定資産の取得などによるものと考えられます。今後の設備投資やM&A等にこの資金が活用されるものと期待されます。
配当の支払額
株式会社エンバイオ・ホールディングスは、2023年6月27日の定時株主総会で1株当たり8円の期末配当を決議しました。前期の配当額と同額となっており、配当性向は6.5%となっています。
今後も、安定配当の維持を目指しつつ、成長分野への投資にも積極的に取り組んでいく方針だと考えられます。
今後の展望
株式会社エンバイオ・ホールディングスは、土壌汚染対策事業や自然エネルギー事業で引き続き成長が期待できる一方で、経済環境の悪化による業績への影響も懸念されます。
今後は、工事原価管理の徹底やDXの推進、海外展開の強化などで収益性の改善に注力し、持続的な成長を目指していくと考えられます。
また、ESG経営にも積極的に取り組み、社会的責任を果たしつつ、企業価値の向上につなげていくことが重要になってくるでしょう。
編集部のまとめ
株式会社エンバイオ・ホールディングスの2023年12月期第3四半期決算は、売上高は前年同期比増収となったものの、経常利益は大幅減益となりました。
この背景には、主力の土壌汚染対策事業の利益率低下や自然エネルギー事業の設備故障による利益圧迫などが影響しています。
今後は、工事原価管理の徹底やDX、海外展開の強化など、収益性の改善に向けた取り組みに注力していく方針です。
また、ESG経営にも積極的に取り組み、社会的責任を果たしつつ、企業価値の向上を目指していくことが期待されます。
株式会社エンバイオ・ホールディングスの決算日や配当についてまとめました。
株式会社エンバイオ・ホールディングスの決算期は3月期で、具体的な決算日は毎年3月31日となっています。
四半期決算は6月30日、9月30日、12月31日に行われ、四半期報告書の提出期限は決算日から45日以内となっています。
また、同社は2023年6月27日の定時株主総会で1株当たり8円の期末配当を決議しており、配当性向は6.5%となっています。今後も安定配当の維持を目指しつつ、成長分野への投資にも注力していくようです。