こんにちは! 今回は、株式会社交換できるくんの2023年度第3四半期決算について詳しく見ていきましょう。
この企業はキッチン、トイレ、洗面室など、住宅設備機器のインターネットを通じた交換サービスを提供しています。
第3四半期は、売上高が5,282,524千円(前年同期比17.9%増)と好調な結果となっています。
企業情報
企業名: 株式会社交換できるくん
証券コード: E35766
決算期: 3月31日
株式会社交換できるくんの決算日・決算時期(スケジュール)は?
この企業の決算日は3月31日です。決算は年4回行っており、第1四半期は6月、第2四半期は9月、第3四半期は12月、そして本決算が3月となります。
主な事業
株式会社交換できるくんは、リフォーム市場における住宅設備機器のeコマース事業を展開しています。キッチン、トイレ、洗面台、浴室など、お客様の日々の生活に欠かせない住宅設備機器の交換工事をWebサイト上で受託しています。
特に、Webマーケティングに強みを持ち、検索エンジン最適化(SEO)や動画広告、SNSなどを活用しながら、「交換できるくん」ブランドの認知度向上に取り組んでいます。
今期の業績と利益率は?
当第3四半期の業績は、売上高が5,282,524千円と前年同期比で17.9%の増加となりました。一方、営業利益は181,343千円(前年同期比26.2%減)と減少しています。
利益率の面では、営業利益率は3.4%となっており、前年同期の4.7%から低下しています。これは広告宣伝費の増加などにより販管費が増加したことが影響しています。
売上・利益の推移
売上高は、2023年3月期第3四半期5,282,524千円と前年同期から大幅に増加しています。一方、利益面では営業利益が181,343千円(前年同期比26.2%減)と減少しています。
これは、広告宣伝費の増加などにより販管費が増加したことが主な要因です。今後は、事業の生産性向上や効率化に取り組んで利益率の改善が期待されます。
四半期連結貸借対照表について
株式会社交換できるくんの総資産は2,371,222千円となり、前期末から157,164千円増加しています。これは主に、基幹システムの開発投資などにより無形固定資産が大幅に増加したことが要因です。
一方、負債合計は1,205,756千円で、前期末から39,178千円増加しています。これは主に、繁忙期に向けた商材確保により買掛金が増加したことなどが影響しています。
資産の部
資産の部では、流動資産が1,841,755千円と前期末から25,080千円減少しています。これは主に現金及び預金が減少したことによるものです。
一方、固定資産は529,467千円と前期末から182,244千円増加しています。これはシステム開発投資などにより無形固定資産が大幅に増加したことが要因です。
負債の部
負債の部では、流動負債が1,061,344千円と前期末から46,792千円増加しています。これは主に、繁忙期に向けた商材確保により買掛金が増加したことによるものです。
一方、固定負債は144,412千円と前期末から7,614千円減少しています。これは主に、借入金の返済によるものです。
純資産の部
純資産の部では、純資産合計が1,165,465千円と前期末から117,984千円増加しています。これは主に、親会社株主に帰属する四半期純利益の計上により利益剰余金が増加したことによるものです。
ROAとROE
株式会社交換できるくんは、ROA(総資産経常利益率)が7.7%、ROE(自己資本利益率)が10.4%となっています。
これらの指標は前年同期から低下しているものの、依然として高水準を維持しています。今後は、事業の拡大と収益性の向上に取り組み、更なる指標の改善が期待されます。
キャッシュフロー
当第3四半期連結累計期間のキャッシュ・フローの状況については、四半期連結キャッシュ・フロー計算書を作成していないため開示されていません。
しかし、保有する現金及び預金が前期末から79,770千円減少していることから、営業活動によるキャッシュ・フローはプラスである一方で、設備投資などの投資活動によるキャッシュ・フローがマイナスとなっていると推測されます。
配当の支払額
株式会社交換できるくんは、当第3四半期連結累計期間において、配当金の支払いは行っていません。
同社は創業間もない企業であり、積極的な事業投資と成長に注力しているため、現段階では配当は実施していないようです。今後の経営成績や事業の成熟度に応じて、株主還元策の検討が期待されます。
今後の展望
株式会社交換できるくんは、今後も「交換できるくん」ブランドの向上とサービスの品質向上に注力していく方針です。
特に、基幹システムの刷新などを通じて業務の効率化を図り、収益性の向上につなげていきたいと考えています。
また、最近では企業買収も実施しており、Webマーケティングと連携したITソリューション事業への展開にも意欲的です。
今後の更なる事業拡大と収益力強化が期待されます。
編集部のまとめ
株式会社交換できるくんは、日用品の中でも重要な住宅設備機器のeコマース事業を展開しており、特にWebマーケティングに強みを発揮しています。
第3四半期の決算では、売上高が大幅に増加しており、業績は堅調に推移しています。一方で、広告宣伝費の増加により利益率が低下している点も課題です。
今後は、基幹システムの強化やM&Aなどを通じて、更なる成長と収益力の向上が期待されます。
同社の今後の動向に注目が集まりそうです。
株式会社交換できるくんの決算日や配当についてまとめました。
株式会社交換できるくんの決算日は3月31日で、年4回の四半期決算を行っています。
また、当第3四半期では配当金の支払いは行っていませんが、今後の事業の成熟度に応じて、株主還元策の検討が期待されます。