株式会社エイチワンの第18期第3四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

四半期報告書
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株式会社エイチワンの2023年12月期第3四半期決算報告がリリースされました。同社は自動車部品の製造・販売が主な事業で、国内外の生産拠点を有しています。売上高は前年同期比5.2%増の1,732億40百万円となり、引き続き堅調な業績を維持しています。一方で、中国子会社における減損損失の計上などにより、親会社の所有者に帰属する四半期損失は170億37百万円と大幅な赤字となりました。

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企業情報

企業名: 株式会社エイチワン
証券コード: E02222
決算期: 3月期

株式会社エイチワンの決算日・決算時期(スケジュール)は?

株式会社エイチワンの決算日は3月31日で、通常4月頃に決算発表を行います。また、第2四半期(中間期)の決算発表は11月頃、第4四半期(本決算)の決算発表は6月頃に行われます。

主な事業

株式会社エイチワンは主に自動車部品の製造・販売を手掛けています。日本国内のほか、北米、中国、アジア・大洋州地域にも生産拠点を展開しており、グローバルに事業を展開しています。主力製品は自動車のフレームをはじめとする構造部品で、主要得意先は国内外の大手自動車メーカーとなっています。

今期の業績と利益率は?

2023年12月期第3四半期の業績は、売上高が1,732億40百万円(前年同期比5.2%増)、営業損失が149億21百万円となりました。主力得意先向けの自動車フレームの生産量が増加したことや為替相場の円安などが増収につながりました。一方で、販管費の増加や中国子会社における減損損失の計上などにより、営業損失に転じる厳しい結果となりました。

売上・利益の推移

株式会社エイチワンの売上高は、2022年3月期が2,255億11百万円、2023年3月期第3四半期が1,646億75百万円、2024年3月期第3四半期が1,732億40百万円と堅調に推移しています。一方で、利益面では2022年3月期の税引前損失が97億42百万円、2023年3月期第3四半期の税引前損失が20億76百万円、2024年3月期第3四半期の税引前損失が152億22百万円と赤字が続いている状況です。

四半期連結貸借対照表について

2023年12月末時点の四半期連結貸借対照表では、資産合計は1,802億35百万円となっています。前期末から70億80百万円減少しており、現金及び現金同等物の増加などがあった一方で、有形固定資産やその他の流動資産の減少がみられました。負債合計は1,245億34百万円で、前期末から61億38百万円増加しており、借入金やその他の流動負債が増加しています。純資産合計は557億円で、前期末から132億19百万円減少しており、四半期損失の計上などにより利益剰余金が減少しています。

資産の部

資産の部では、現金及び現金同等物が118億11百万円と前期末から13億90百万円増加し、棚卸資産が289億3百万円と前期末から55億40百万円増加しました。一方で、有形固定資産が698億33百万円と前期末から130億18百万円減少しています。

負債の部

負債の部では、借入金が686億58百万円と前期末から27億79百万円増加し、営業債務が289億20百万円と前期末から13億62百万円減少しています。また、その他の流動負債が106億84百万円と前期末から10億80百万円増加しています。

純資産の部

純資産の部では、利益剰余金が223億20百万円と前期末から175億68百万円減少しています。一方で、その他の資本の構成要素が163億36百万円と前期末から45億93百万円増加しています。これらにより、親会社の所有者に帰属する持分比率は30.9%と前期末から5.7ポイント低下しています。

ROAとROE

株式会社エイチワンのROA(総資産利益率)は前期が-3.7%、当第3四半期累計期間が-9.5%と低下傾向にあります。また、ROE(自己資本利益率)は前期が-10.2%、当第3四半期累計期間が-30.6%と大幅に低下しています。これは、中国子会社の減損損失の計上などにより、税引前損失が大きくなったことによるものです。

キャッシュフロー

2023年12月期第3四半期のキャッシュ・フローは、営業活動によるキャッシュ・フローが79億84百万円の収入となっています。これは税引前損失から減価償却費や資産の減損損失を控除した結果です。一方で、投資活動によるキャッシュ・フローが87億53百万円の支出となっており、有形固定資産の取得などが主な要因です。財務活動によるキャッシュ・フローは16億89百万円の収入となっています。

配当の支払額

株式会社エイチワンは、2023年6月28日の定時株主総会決議および2023年11月14日の取締役会決議に基づき、1株当たり7円、12円の配当を行っています。この結果、当第3四半期累計期間の配当金総額は5億38百万円となりました。

今後の展望

株式会社エイチワンは、引き続き国内外の生産拠点の強化や、新製品開発などに取り組み、収益力の向上を目指しています。一方で、中国におけるコロナ禍の影響や、金融引締めに伴う世界経済の減速リスクなどが懸念材料となっています。今後の業績回復には時間を要するものと見られますが、中長期的な成長に向けた施策が重要となります。

編集部のまとめ

株式会社エイチワンの2023年12月期第3四半期決算は、売上高は増加したものの、中国子会社における減損損失の計上などにより大幅な赤字に転じる結果となりました。短期的には厳しい業績が続く見通しですが、国内外の生産体制強化や新製品開発など、中長期的な成長に向けた取り組みに期待がかかっています。同社株の今後の動向には注目が集まっているといえるでしょう。

株式会社エイチワンの決算日や配当についてまとめました。

株式会社エイチワンの決算日は3月31日で、通常4月頃に決算発表を行います。また、第2四半期(中間期)の決算発表は11月頃、第4四半期(本決算)の決算発表は6月頃に行われます。配当については、2023年6月と11月に1株当たり7円、12円の配当を実施し、当第3四半期累計期間の配当金総額は5億38百万円となりました。今後も経営方針に沿った安定的な配当の実施が期待されます。

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